ひきちぎられたこころたちが
あきのてんじょうを
およいでいる

うめつくされて
ひしめいている
ちいさないきもののように
おびえながら
むれている

ねてもさめても
どこへにげて ....
文句があるかとムンクが叫ぶ

天狗になるなとコングが応じ

透明ゴングが鳴り響く

ガンガン玩具でやり合って

「レフリー チョークだろチョーク!

「何がジョークだ さっさと絶句 ....
世界は認識の中にある
平面に沿ったGのみの世界
天井が眼下に
床が頭上に
滑り落ちながら
眼下に床が
離れた鉄棒の上から
回転しながら上昇し
そのまま落下する
視点から眺める部屋の風 ....
人渡る綿毛が渡る交差点

秋には秋のバラが咲く

かたらいは満ちることなく月満ちて

人しれず録画の灯火浮かぶ夜

闇の闇の中にも闇のある

イキヅカイ犬の腹午後の怠惰のせ

 ....
朝がくることを待ちこがれるほどではないが
ちょっと陽がさす

古い集合住宅の一階の湿気のこもりがちな
鉄筋コンクリートで仕切られた空間が
僕のすてきな居場所だ

教会の鐘はどこからも聴こ ....
意識の混濁
高熱40度近く
どっさりと抜ける髪

何十袋もの点滴
細い血管
痛み 痛み 痛み

局所麻酔 時間切れ
我慢 我慢 我慢
埋め込まれたポート
カードを渡された

 ....
月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する
 ....
「下を見て暮らしなさい」
下には下が、
その下には下がいるということを
赤いちゃんちゃんこを着た人は
底なし物差しを振りかざす

下を見て暮らしていけば辿り着く
プラスチック ....
突然の地震で硝子戸から こけしや人形のたちが落ちて
首と胴体が切り離されて 頭がどこまでも転がっていった

電子レンジがガガガガと 上手く喋れなくなり
冷蔵庫は大鼾をかいて 安眠した
 ....
新月の夜は
決まって聴く曲がある

深い海に溶けていくような
ピアノの音を
聴きながら
海辺に歩いて
拾い集める
黒の欠片

袋いっぱいに
溜まった黒を
涙と一緒に飲み ....
たったひとしずくの水が
いったいどこからうまれてきたのか
だれもしらない
じぶんというほんしつに
たどりつけないように
しっているのは
ただここに
あるということだけ
それはじゅうぶん ....
君は行ってしまった

一度背中に翼が生えたら
羽ばたかずにはおれない鳥のように
遠い所へと飛び立っていった

きっと、その心は
この地上に縛りつけておくには
余りにも自由すぎたのだろう ....
一匹の青むしが
道路を横断している
ゆっくりと
ゆっくりと
(小さな青虫だから)
這っていく

きっと
道路を渡りきってしまう前に
あの青むしは
車に轢かれてしまうだろう

そ ....
月が綺麗ですね

あまりにも綺麗なので齧ってしまいました

すると口いっぱいに恋の味がひろがりました

あれは月ではなくて檸檬でした

あなたは檸檬を爆弾とおっしゃってましたね

 ....
渡しそびれた手紙が
一冊の本に挟まっている。

「必ず届きますように。」と手を合わせ
何冊かの本と共に
庭の片隅で火にくべた。

燃え残ったページが
秋の風に吹かれ
くるくると ....
鳴き声が障る

テレビの音量が障る

夕方 食事の準備をするか 外の洗濯物を取り込むか
どちらを先に行うか迷う容量空きのない思考が 障る
SDなんて持っていない 機械なんて障れない ....
窓硝子の向こうに
しがみついている一匹の虫
短い発車ベル
いくぶん傾いた駅を電車が出てからも
飛び立つことをせずに
じっとしている

終点を知らされていない線路はゆるやかなカーヴを描き
 ....
爆破された夜の屑が月の縁を滑っている
そこはどうぶつのように
けたたましく吠える滑走路
無限が限界突破するときのエネルギーを
絶対に忘れたくなくて日記をつける
取り込み忘れて風に揺れる洗濯物 ....
      000902

古い写真を見ていたら
君の家が写っていた
緑の屋根に白い窓枠
林の陰にひっそりと
日当たりの良い畑を眺めてる
9月になって陸稲の花が咲き
コスモスの花も揺れ ....
目を開いて感じてください。
同じことばは二度と書けない私の
たったひとつのことばを。
目を閉じて委ねてください。  ....
旅にでよう
おれは空っぽの植木鉢
枯れた川底の石っころ
風の一筆書きなのさ
蜃気楼から現れた古代人が
すべてで触れて 無知のまま
時を違えた恋人を追うように
たった一人 旅をしよう
帰 ....
フェイスブック
ライン
メール
電話も
手紙ですら
もう つながることはない
遠い人

色づくことの葉 散り積もり
掻いて 集めて 徒然に
燃やしてみる その 煙の
立ち振る舞い ....
金属光沢を放つ 一枚の直方体が
荒野に立っている 寒風が吹き抜ける
怒りに任せて 猿人が草食動物の大腿骨を打ち下ろす
粉々に砕けて 寒風に散る頭蓋骨


叫びは 直方体に反響して 増幅 ....
親からもらった名を
30数年飼っているが
これがなかなかなつかない
気づくとどこかに行ってしまうので
私を呼ぶとき
みんな仮の名で呼ぶ
仮の名は20個くらいあって
ずっと傍にいるもの
 ....
創作をやっている人ならば、公募に応募して自分の作品の評価というものを
知りたいと思う人は少なからずいるかもしれない。
そんな方に、なにかの参考になればと、まあ、ならないかもしれないが、記しておきた ....
 木々の隙間を縫って滑り込む木漏れ日に太陽と緑の匂いを嗅ぐ。
 足元の緑はいつしか真っ白な絨毯になる。
 気がつけば木々の葉も色付きはじめている。
 夏は過ぎ去ったのだ。

 秋を想い、 ....
僕は何を怖がって
視線を落とし街を歩くの?
向こう岸へ
向こう岸へ
そんな所に君はいないから

僕は一体何に怯えて
光ある方へ流れるの?
知らない世界が見たいだけ
知らない景 ....
青空を向いた水道の蛇口
ごくりごくり 水は冷たい

鉄棒に持たれながら
ときには逆さまに君を見ていた
あの頃の世界は美しかった

 嘘をついたぶんだけ大人になっていってるのかな
  ....
簡単がいい
すぐにわかるもの
すぐにできるもの
すぐに泣けるはなしがいい

あたまも重くなるよるだから
ほろりととける
お酒のようなはなしがいい
詩がいいとおもう
おだやかな午後を歩くなら
ゆるやかな上り坂がいい

日常の片隅に
忘れ置かれたような
近くて遠い坂道がいい

陽光と、微風と、なつかしい匂い

その再会は
ひとつの約束を果 ....
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