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絶対的と言う言葉は無いと

あろうことか

児童を守るはずの職員が

暴力と共に吐いた

考えて欲しい

板張りの床に算盤

そこに正座させたり

ケツバットを教育だとする ....
ドヤと言う言葉を
君はご存知だろうか

横浜と言う
首都の隣の
港町

もうドヤドヤと
酒場を賑やかする
声は無い

季節労働者は
簡易宿で
死ぬを待つ

南区役所に行け ....
欲しい
記憶媒体として
テープと言っても
樹脂に鉄粉を仕込んだ
アレじゃない
金属のリボンと言えば
正しいであろう
とても高価
磁気記録装置の
最高峰である
シーケンシャルにしか
 ....
愛は儚い

愛は尊い

愛は

愛は

美しい

真昼に見る夢の様だ

一輪の野の花を

撫でる少女の指先に似ている

どんなに形容出来るだろう

愛を

愛は ....
わたしたち
どうぶつの
さいぼう

しょくぶつとちがい
よわいまく
さいぼうへきをうらやむ

みとこんどりあさんと
きょうせいしたけれど
かたくはなれませんでした

たいようと ....
あまざけをあげようか

ひさめふるよるだから

こごえてつらいだろうから

うっすらあまいだけだけれども

えいようはありますよ

そう言って五平は
すり鉢でつぶして作った餅と
 ....
蛇は
足も
手も

肉体がそのもの

彼等は自己防衛の為に
牙を発達させた

噛まれた人間は
一方的に忌まわしいと

なんと言う身勝手だろう

そっとしておいてください
 ....
皆様に「あけましておめでとうございます」と
新たな年でございますから私も進歩せねばと
だけれどもそうなのだけれど少しも変わらないと
明日には変われるかもしれないとの希望を抱き
ギラギラとめんた ....
一つ歳を重ねる
一つおかずを作る
一膳のメシを喰う
一筆を絵に加える

一つしか出来ません
一つで良いのです
私は不器用ですし
多くを望んでいませんし

重ね重ね生きて来ました
 ....
寒いのにご苦労様
「神の国は近づいた」らしい
罪も咎もあっさり流されて
永遠の幸せが来ると言う

盲信とは言いたくないが
実質的な行いをする方を信じます

救いの御手は神とは無縁
神 ....
ブリのアラあら安いじゃないか
ずっと南の鹿児島の海で泳いでいたらしい

立派な大根白々の太くて素敵
もしも女性の御御足ならば
私は抱きしめたい

米を研ぐ
すなわち白い研ぎ汁得たり
 ....
晴れた朝は寒いよ
抱いた膝さえも
もっとどんよりと
できれば空から
私に呼び掛ける様に
何かが降れば良いのに

何も無い自由と
そんな呼び方
良くはないけれど
そう思う

独り ....
四歳くらいだった
目覚まし時計を
何を思ったか
分解バラバラに
親に殴られ
組み立てを試みた
ちゃんと
組み立てられたかの
記憶はありません
どうやら
私の癖らしい

そう言え ....
環状じゃない国道を
旅は若い私の
それは始まった

日光詣でだよ
特に意味は無い

一万円でどこまで行けるか
下らない賭けだった

アメリカの様な宿泊施設は無い
其の代わり食堂が ....
やさしくなければにんげんじゃない
私は優しいだろうか

決して優しくは無いと
自己認識した瞬間に
人間としての私が崩壊する

だからと言って
自死を選びはしない

「それって自分に ....
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ....
およそ六年間
父親だった男が
土曜の深夜
死んだ

涙は出なかったが
哀れだとは思う

涙の出ない目を
えぐり出して
記憶の眼窩の底
かつて投影された
倒立画像を探す
淡い白 ....
透明人間です
見てもらえないのです
居ない事になっています
ねえ
透明でしょう

散歩の途中
犬が興味を示して
ぶんぶん尻尾を振っても
振り返っても
わたしは見えないのです
居な ....
篠津く雨
傘も差さずに
初冬と言う季節を
味わう為に
落ち葉を踏みながら
とぼとぼと
もう冬なんだと
ピラカンサスの真紅
枝撓むほどの柿の実の朱色
山茶花の葉は雨を受けて艷やか
短 ....
眠れないのは少し良い
電灯も点けず薄暗い
六畳間にカラカラと
回し車の音がするのは

眠れないのは少し良い
苦い過去を吐き戻し
くちゃくちゃと咀嚼
案外甘みもあるのだと

眠れない ....
寂しいから綴るのでしょう
私はここに居ますと
何も瓶にお手紙を詰めて
読んで下さいなと祈る事もありません
ひたすらにぼんやりとした
心の内側を吐き出すのです
吐瀉 これは辛いです
すんな ....
こころがひとつ
ふねにのり
あてなくひろい
みなもにぽつん

そらとみずとの
さかいなく
おもえるような
あおあおの
しずかなときも
ありました

そらとみずとが
まざりあう ....
招来とか未来とか
先の事は未知だよ
君には解るのかい
例えば一時間先が

その場をこなして
一日の終わりを迎える
すなわち「そのひぐらし」
実に悔しいけれど

だからさあ
私はそ ....
体節はあるんです
あんよは退化したとも
おめめは点でしか無くても
ちゃんと光は解ります
ちゃんと男と女が居て
まるで私達みたい

夏の日照りに干からびたり
梅雨の長雨に溺れたり
だけ ....
乾麺でも手打ち麺でも
いわゆる「パスタ」の
ソースで美味しいのは
トマトソースだよねえ
出汁はチキンと野菜さ
香りが強い野菜が良い
沸騰した湯に鶏ガラを
予めよく洗い少し炙る
ふつふつ ....
ぎゅっと握った二十円
お小遣い帳にお菓子と
日曜日の午後の事です
小高い古墳群頂上から
平野を走る鉄道の線路
市道沿いの駄菓子屋へ
優しいおじいちゃんと
少し怖いばあちゃんが
樽に入っ ....
いわゆる「きのこ」
食用のそれを求めて
山に赴く事もあったが
芝生しか育たない
痩せた土壌の公園などにも
美味しいのが生えるのだった
「駄きのこ」と呼ばれる
だがそのアミノ酸類は
美味 ....
それにしても遠くまで
神田の古本屋街
電車賃を足したらぜんぜん安くない
なるほどねえ
学びの為の資料は安くない
おまけに店主の狡猾さ
ソレに負けない
「どんな本がお入り用かね」
「醸造 ....
かなしげに
ぬれていた
わすれじの
そのひとみ
おもかげも
そうげんの
いまはただ
かぜにまう
いちりんの
はなびらか

たたかいの
ちによりて
そまりたる
ふるさとの
 ....
それがお友達だった
セピア色なんてハイカラじゃあない
リアルな書きにくい紙でしたよ

5bの鉛筆
とっておき
茶色に踊る
鮮やかにね

藁半紙に書いた夢は
遠い昔の夢となった

 ....
夏美かをるさんのドクダミ五十号さんおすすめリスト(67)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
絶対- ドクダミ ...自由詩3*15-5-10
寿- ドクダミ ...自由詩4*15-5-9
テープ・ドライブ- ドクダミ ...自由詩215-5-8
美しい- ドクダミ ...自由詩115-5-6
わたしたち- ドクダミ ...自由詩215-3-22
あまざけを- ドクダミ ...自由詩415-3-16
にょろにょろ- ドクダミ ...自由詩215-1-3
さてと- ドクダミ ...自由詩315-1-1
後4日- ドクダミ ...自由詩214-12-29
街頭にて- ドクダミ ...自由詩214-12-28
ブリ大根- ドクダミ ...自由詩4*14-12-28
冬の朝- ドクダミ ...自由詩314-12-23
分解- ドクダミ ...自由詩314-12-23
国道沿い- ドクダミ ...自由詩4*14-12-9
ちがうのか- ドクダミ ...自由詩114-12-7
そのとき- ドクダミ ...自由詩4*14-12-5
けむり- ドクダミ ...自由詩214-11-21
私は- ドクダミ ...自由詩6*14-11-10
好きな季節- ドクダミ ...自由詩114-11-9
少し良い- ドクダミ ...自由詩4*14-11-8
きっと- ドクダミ ...自由詩7*14-11-7
ひとつぼっち- ドクダミ ...自由詩4*14-11-5
そのひぐらし- ドクダミ ...自由詩314-10-30
みみずちゃん- ドクダミ ...自由詩4*14-10-29
おいしいよ- ドクダミ ...自由詩3*14-10-27
二十円- ドクダミ ...自由詩614-10-26
菌類と私- ドクダミ ...自由詩414-9-20
孤独に学ぶ- ドクダミ ...自由詩514-9-19
ひとみ- ドクダミ ...自由詩314-9-18
藁半紙- ドクダミ ...自由詩4+14-9-11

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