さようならと
言うひとの心はいつも
決着がついている

置いて行かれたくなくて
あせるのかな
わたし
遅れるのがいやです

みんな でいれば安心だなんて
そんなことないよね
いつ ....
おまえに会いたい

誰よりもまず
おまえに会いたい

おまえのあどけない
頬に触れたい

おまえに触れてしまえば
若い女の誘いの言葉も
金銭目的の悪魔の囁きだと
綺麗サッパリ振り ....
危篤の知らせ聴く握手会へ向かう途中 どうしたものか
会話の平行線

結論が見えないので
この辺で
補助線を引こうか

取りあえず
二等辺三角形にしてみると

やっぱり
相似形だったね
私の領域の中の
私の恋人という役割は
苦も無く他の誰かが務めるのでしょう

けれど私の領域の中に
あなたが消えたことで生まれた空白は
なんと埋まり得ないものでしょう

あの人でも
 ....
五時間半のパートも毎日つづくと
腕も、足も、腰も痛くなって
お風呂上がりにはからだじゅうに 
星を貼って、寝ます
星は、
ツボとよばれるからだの黒点に貼るから
いくつか貼ると
わたしのか ....
この話内緒よ
あの人から聞いたのここだけの話よ
あなた秘密守れるでしょ だからこっそり教えるけど

それは秘密のまま人々の間をまわり

その話聞いたけど秘密なんでしょ
あなたも聞いた ....
取り違えられて人生が狂ったというひとに

病院側は3800万円の賠償金を支払わなくてはならないらしい

取り違えられたのは60年前

取り違えられていなければ中卒後働かなくてもよかったのだ ....
ちょっとおっちゃんの話聞いたってやぁ
つまらん呟きやけどな

資格ってあるやろ
あれはなんのためにあるんやろうな?

会社のため?
自分のため?

実務にそぐわへん知識や
 ....
よろしかったら めしあがってください

食堂で 派遣社員のおばちゃんが
らっきょうを振る舞ってくれた

とてもおいしい

そういえば
近頃
食べ物でおいしいと意識したことがなかったな ....
冷たい夜の匂い

波にゆれる月

夜風が髪をすくいとり
遊びながらさよならを言う

空と海の隙間

扉はいつ開くのだろうか

月が映るのを確かめるように
何度もあなたの体温を奪 ....
       生まれたね
       やさしい手で研がれ
       水をたっぷり
       ふっくらつやつやと
       今日は卵にしようか
       それとも納豆 ....
箱を眺めると ポークカレーと銘打っており
何やら 有名なシェフも 映り込んで いる

ふむふむ、普段は ビーフが 定番なのかは 知らないが
アタシは 肉じゃがも 豚肉が 定番で ....
後悔ばかりの走馬灯が見える 焚き火のように
広がる秋景色
心温まり

乾いた空気
喉潤した紅茶と
ティーカップ

底に描かれてる
カラタチ一輪
懐かしい故郷の匂い

左胸に手をあて
確かな音と海感じて
 ....
  きみは自分が誰かしっているのか
  湯で卵のはいったカレーパンを口にほおばり
  買ったばかりの黒い手帳に夢中になっているとき
  見境のない冬の風が 昨日のきみといまのきみを重ね合 ....
過ぎ去ったものの影を追わないで

思い出の名前を口にしないで

あの日を小瓶に閉じ込めないで


銀の魚は
網の目をくぐって
すべるように消えるもの


手から手へと渡ってゆく ....
わずかな
気配でゆれる

小さく熱い炎

雑にふれると
ススで怒り

熱くなると
溶けた涙をよく流す

でも

もう少し我慢してくれ

線香に火を点すまで
急に想い立つ

何かに会いに行く

仕事も休む
飯も食わない
小便もしない

手土産は
モンテカルロ法で算出した
独自の円周率
3.20833333333333333333333 ....
今さら遅いと思います。

最後の話は

富ヶ谷の空
まぁるく描かれた
ジェットの雲
五色の輪のことでした

その話をした刹那

一〇歳の僕は
テレビから飛び出して
庭に駆け下 ....
コンクリート色の空
水面(みなも)のように
揺れる現実(いま)

甘い果実
落ちず止まる瞬間(とき)
脳裏に浮かぶ面影(きみ)

過ぎ行く四季
落ち葉踏みしめ
君のいない冬へ変わ ....
ある冬晴れの日のその空と
同じ色の表紙をした
日記を買った
他に種類はたくさんあったのだが
それはひときわ僕の目を惹いて
一度手に取り
一度戻して
もう一度手に取り買ったのだった

 ....
人間臭い(体臭) 人間臭い(ロボット)   懐中電灯はいつも冷蔵庫の上に置かれていた
  誰からも忘れられ埃ばかりかぶり
  微動することさえ許されず
  あなたの心はただ、白い朧な方形だけを思い浮かべて
  しゅるしゅると ....
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
青や
赤や
白で
例えすぎて
汚れた
それは
指先

すこし
ふれたら
名前がついた
もっと、
最初から
ふれていたら
色なんか
なくて
とうめい

いれたのに ....
何時もあんたは遠くを見てた
あたいなんか
目に入らなかったんだよね
どうしてもあんただけは
振り向いてくれない
そんな事に気付かない
あたいがバカだったよ

どうしてあんたなんか
 ....
     医師はどこにも病気が
     見あたらないというのだがー

汚れた世界をばかりを見続けていた 
とも思えないが 硝子体に埃が溜まって
見つめる視野の中心が霞み 
左目で見る妻に ....
        窓ガラス
        伝いおりる
        雨粒ひとつを
        ゆびで追う

        祈りとは
        この雨のような
        ....
今、僕は、旅先の尾張名古屋名鉄ビル9階の
「矢場とん」で味噌カツ定食を待っている。
景気づけに、豚の横綱がポーズをとっている
絵柄のグラスビールをくいと、飲む。

思えばあれは9年前…独り旅 ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おわり- 朧月自由詩313-11-29
おまえに会いたい- 花形新次自由詩813-11-29
危篤の知らせ聴く握手会へ向かう途中- 北大路京 ...自由詩213-11-29
補助線- ichirou自由詩10*13-11-28
空白と空白の間の空白を- クナリ自由詩6*13-11-28
星座- たま自由詩35*13-11-28
秘密- イナエ自由詩4*13-11-28
人生- 吉岡ペペ ...自由詩513-11-28
おやじの呟き_「資格」- 龍九音自由詩3+*13-11-28
らっきょう- ichirou自由詩5*13-11-28
ゆらぎ- 暗闇れも ...自由詩313-11-28
生まれたての朝- 石田とわ自由詩15*13-11-28
贈り物、届きました- 藤鈴呼自由詩3*13-11-28
後悔ばかりの走馬灯が見える- 北大路京 ...自由詩613-11-28
カラタチ- ムウ自由詩213-11-27
きみはしっているのか- 草野春心自由詩513-11-27
季節- 梅昆布茶自由詩1513-11-27
ろうそく- ichirou自由詩3*13-11-27
何かに会いに行く- ichirou自由詩4*13-11-27
五輪−姉弟おしまい- ……とあ ...自由詩12*13-11-27
ゆれる- ムウ自由詩113-11-27
日記買う- 八布自由詩1213-11-27
人間臭い(体臭)_人間臭い(ロボット)- 北大路京 ...自由詩513-11-27
見捨てられた花瓶- 草野春心自由詩213-11-26
さめるまで- Lucy自由詩24*13-11-26
それは金属音に近い- 左屋百色自由詩10*13-11-26
想い雨- 龍九音自由詩2*13-11-26
年を取るとはこういうことか3- イナエ自由詩10*13-11-26
雨のむこうに- 石田とわ自由詩12*13-11-25
味噌カツを食べた日__- 服部 剛自由詩1013-11-25

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