大陸で、
枯葉をペンキで塗ったような芸術が
砂浜で、
新しい季節を注文するらしいよ
噂では
鈍い犯罪は鮮やかな生姜の味
(意味わかるでしょ?
ひな菊を食べながら
逃亡する無意味が
情 ....
A点からB点へ
車両を移動する

B点にて
柔らかさを失いかけ
固さを含みかけた風が
胸元を刺す
傷口は身震いする

B点からB'点へ
車両を移動する

B'点にて
葉緑素を ....
オレはオートバイで
高速道路を走っていた
岡山県に入ったところで
大型バスの後ろの広告に釘付けになった
赤い文字だけで大きく書いてある
「運は一瞬、縁は一生。」
行き先は出雲
島根県観光 ....
眠れないのは少し良い
電灯も点けず薄暗い
六畳間にカラカラと
回し車の音がするのは

眠れないのは少し良い
苦い過去を吐き戻し
くちゃくちゃと咀嚼
案外甘みもあるのだと

眠れない ....
運気の流れが悪くなると
神社巡りすると決めている

家の周りには
たくさんの神社がある
見慣れた景色で心が落ち着く

神聖なエネルギーが
神社境内に絶え間なく流れて
完全に守られてい ....
女子相手に投げたスライダーが曲がりすぎている 寂しいから綴るのでしょう
私はここに居ますと
何も瓶にお手紙を詰めて
読んで下さいなと祈る事もありません
ひたすらにぼんやりとした
心の内側を吐き出すのです
吐瀉 これは辛いです
すんな ....
注 ここで言う神は特定の宗教をにおける
        神を指すものではない

歩く動作の円滑な筋肉の弛緩収縮
関節を構成する骨の複雑な動き
血液を全身に送る心臓ポンプと酸素供 ....
ミツビシに勤めているのに みつひしと云う父が
三つ菱形があるから、三菱
そんなことを教えてくれたのは、やっぱり
みつひしだったからなんだな

カッターナイフを ぽきん
「これが ひしがた  ....
嫌な予感がして何も起こっていない 知覧の草は、さやさや…{ルビ哂=わら}う
川のせせらぐままに、身を揺らし

昔――ここから近い滑走路で
戦闘機に乗り、飛び立って
眼下に広がるいちめんの
海の彼方へ

 お母さん…!
 ....
薔薇よ
かくも烈しい
おまえの怒りに
一瞬にして触れてしまった
不意をつかれてたじろぐ私の指先の
見えない程小さな
けれど思いのほか深い傷から
みるみる膨れ上がって
指を伝って流れた色 ....
ほんとうの話を 書こうか書くまいか
かくまうのはやめて お書きなさいな
夜空に 月ひとつ
鱗雲に埋もれつつ 虹彩を放つ

大地を踏みしめて
月と私は空を挟んで共にある
驟雨の ....
青春のシュンが、しゅんしゅん音をたてて回り
琉球あさがおの青さのように またたまくに開き
葛藤に締め付けられては 青くほどける蕾の思いは、 この
はちきれんばかりに鼓動している濡れた髪の ....
こころがひとつ
ふねにのり
あてなくひろい
みなもにぽつん

そらとみずとの
さかいなく
おもえるような
あおあおの
しずかなときも
ありました

そらとみずとが
まざりあう ....
サイドミラーに小さな蜘蛛
縁を歩けば一人
面を歩けば二人
奇妙なポーズ    
   虚空と戯れる長い脚
見えないイトで織りなす罠

偶然と必然の色分けは自分
幸福と不幸を計る分度器も ....
耳を澄ませてごらん

ほら雨がポタポタ漏れている
ポタポタポタポタ漏れている
そのうち空も枯れてきて
大きな空が見えるだろう

でも涙もポタポタ漏れている
ポタポタポタポタ ....
すべての望みをかなえることができないように
すべてのいのちをいきることができないように
ぼくたちはあるフレームできりとられた風景を生きる

ことばでそれらをデッサンする
どうやったら頭のなか ....
美味しそうなものに向かうと
全身全霊、前のめりでピンと張る

いつも一緒かと思いきや
左右別々に、動いてもみせる

音を拾います
そこから
ここまでの
世界を知るための複雑な情報であ ....
ほどよいお湯で滝行 片づけておいてね、って 言った
私の責任だとしても
鞄という鞄の ファスナーもホックも全部
ジッパーは下ろされ パックリと口を開けて
私を 逆さまに覗いて笑っていた

自分では見 ....
 妖怪


都会の妖怪は
昼間に出るらしい
夜は明るくて
隠れる場所が無いから

たとえば
人の途絶えた午後
ビルの屋上に出るドアの
前に佇む影

あるいは
休日の事務室に ....
真夜中の
狭い径で
首をまわし
何事かを騙りながら
空の明るさを
隠す四ッ足


日々の渇き
別の轍
水に堕ちて
再び昇る目
静止したものが
見えない目


 ....
いくらの軍艦巻に
乗組員、数十名

生まれることを許されなかった
鮭の卵たち

テレビのニュースに
独裁者

彼を許すまじと
人々はその軍艦巻を
一口にほおばりながら ....
わん、わんわん!おい、そこの!
きさま男か? 嗅いだ事ねえ野郎だな
どこのどいつだ、え?
いっぱしのメンチ切りかよ上等じゃねえの
ここらはぜんぶ俺のショバだからなァハァハァ
そこに小便したら ....
明日を描く筆が折れている 仕事帰りの車の中から
電車が見えた
透き通る電車が
色彩を翻して川を渡る

うなだれて椅子に沈む女が
透けて見えた
腰より低く頭を垂らす女が

線路の遥か向こうに
燃え盛る森の感情 ....
           
    世の中にはあきらめの悪い男や女がいて
    失敗にもめげず研究を重ね
    ときには世間を驚かせるけれど…

昨年 クリスマスに
かがり火を焚いたシクラ ....
戦争跡地や
災害被災地を
訪れようとする観光がある
ダーク・ツーリズム

悲しみは
人を引きつける
死から
人は学ぶのだから、と

パネリストは言う
そうかもしれない

では ....
気を遣わないでと勝手なこと言われても

気を遣わない仲でしょうか

私は気を遣います 故 そちらこそ気を遣って頂きたい
 
空気をそれなりの 温度で読んで頂ければ 幸い

私も幸い
 ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7649)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひずみ- 左屋百色自由詩7+*14-11-8
車両の移動- 小川麻由 ...自由詩3*14-11-8
その答えは走っているうちに解る- イオン自由詩4*14-11-8
少し良い- ドクダミ ...自由詩4*14-11-8
神社巡り- 夏川ゆう自由詩314-11-8
女子相手に投げたスライダーが曲がりすぎている- 北大路京 ...自由詩314-11-8
きっと- ドクダミ ...自由詩7*14-11-7
神よ_あんたそれでも神か…- イナエ自由詩5*14-11-7
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋- るるりら自由詩14*14-11-7
嫌な予感がして何も起こっていない- 北大路京 ...自由詩414-11-6
草ノ声ー知覧にてー- 服部 剛自由詩214-11-6
薔薇よ- Lucy自由詩20*14-11-6
恍惚の魚眼- るるりら自由詩8*14-11-6
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ- るるりら自由詩514-11-6
ひとつぼっち- ドクダミ ...自由詩4*14-11-5
TRICKSTER- ただのみ ...自由詩16*14-11-5
哀しみの音- ……とあ ...自由詩7*14-11-5
素描- 梅昆布茶自由詩1914-11-5
饒舌な耳- そらの珊 ...自由詩1614-11-5
ほどよいお湯で滝行- 北大路京 ...自由詩7*14-11-4
マヌケな家政婦- 為平 澪自由詩10*14-11-4
妖怪- イナエ自由詩15*14-11-4
ひとつ_わざわい- 木立 悟自由詩514-11-4
寿司桶- 小川 葉自由詩514-11-3
ドギーの午後GO- salco自由詩414-11-3
明日を描く筆が折れている- 北大路京 ...自由詩214-11-3
家へ帰る- オイタル自由詩514-11-3
あきらめの悪い男- イナエ自由詩8+*14-11-3
トワイライト・ツーリズム- umineko自由詩12*14-11-3
微笑- 朝焼彩茜 ...自由詩8*14-11-3

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