風は雲を押し流す
雲の願いは
移動すること
あるいは変異

低い雲は
厚く
光を遮って

高度を増すにつれ
透けて
かすれて


雲は迷いだろうか
それとも
願い なの ....
あした多分死なない

多分の確率は活断層みたいなもんだ

そこで地震が起こったことがないから

活断層じゃなくて

たんなる断層なんだというだけの確率だ

きょう訓練を受けてあらためて後悔した

俺は ....
 そよいでみるか

 みどりのさくら

 みじかいはるに

 もやしてみるか

 みえないものの

 たゆたうながれ

 みえるようにと

 そよいでみるか

 そ ....
ゆくすえは
どこまで見まもることが
できるのだろう

吃音のことで
それほど悩んでいたなんて
知らなかったけれど
親は子の悩みを
まるごと肩代わりすることはできないし
してあげたいけ ....
   
生まれてからぼくは
姿のあるものに名札をつけてきた

手に触れるものや 目に見えるもの
目に見えない小さなものにも
ぼくの周りの森羅 ....
ストーカーじゃない あれはFBI 雨が車窓をたたいています

だから明日そちらは雨でしょう

月曜の深い夜のさびしさに

ぼくは子供の頃を思い出します

てるてる坊主ゆれています

灰の心が雨にたたかれています
 ....
わたしはピクニックがしたかった

母にきくと
いいよと言った
ためておいたおやつを
バスケットに入れて
母が貸してくれたゴザを持ち
野原に行った
靴を脱いで
ゴザの上に座った
飴を ....
私は孤独を愛する
静けさに 怯えながら

私は世界を愛する
この手で 汚しながら

私は自分を愛する
鏡に 閉じ込めながら

私は友を愛する
その富を 妬みながら
 ....
{引用=
目をさます
{ルビ灯火=ともしび}に光りをともす
夜の帳をとく
忘れれば 万物の命を病めさせる


部屋に家具ひとつなく
静寂に そこは
音という概念すらありもぜず

 ....
以下の方がこの文書を良いと認めました

-大豆
-ウォルス
-詩人F
宇宙人の好物がお好み焼きとは
知りませんでした。
-ドメガザウルス
-レントゲン太郎
私も学生時代に ....
身体のなかにわだかまっているものたちが心を刺す
なんだかチクチクして気色悪いのだが我慢する
もういいさ年貢の納め時だと何かが言ういや違うと別な声もする
人間はこうやってせめぎ合いながら生きてゆく ....
ちょっと暑いので

ちょっとだけ窓を開ける

そよそよ風が入ってくる

肌を撫でなんとも心地良く

ひんやり身体と

心を落ち着かせてくれる

そうちょっとだけでもいいんだから ....
私は私の言葉に触れて

あなたはあなたの言葉に触れる

世界は世界の言葉を造る

それで、この現実は回っていく


     ※

ありきたりの言葉

傷ついた言葉

 ....
なんだか知らないけど子供四人と嫁さんがくるみたいだ
自分の子供ほどの歳だがまあいいか
なんとなくずるずると付き合っていた
あんまり恋愛感情も無かったしただ子供達が懐いてくれただけさ

まあい ....
あおい穂がよそぐ水の表を
        (それは音楽)
ちいさな円が浮いては消える
        (それは音楽)
見えない命がそこにある
        (それは音楽)
おたまじゃくし ....
よく晴れた朝の林道を妻と歩く。
緑の香りに包まれて、小川のせせらぎに心が浮立ち、道端に咲く花たちは愛しい。
妻と二人、今にも心から溢れ出そうな幸せを静かに抑えて、少し離れてゆっくり歩く。
小 ....
天の川見上げて泳ぐ真夜中のプールの底は銀河の途中 子に差しのべた腕からは
女の斬られた両腕からは
水が滴った
血でなく間断なく水が
滴り落ちた

空に差しのべた腕からは
男の斬られた両腕からは
樹が生えた
蛆でなく際限なく枝葉が
 ....
太陽が沈んだら

星が煌めくでしょう…

君の一番の夢が

消え失せても

違う光が見えるかも…



君の太陽は本当に

太陽だったの

 ....
穏やかな
朝の何処かで
キジバトが鳴いているけれど
耳で
探しかけてすぐやめる

どうでもいいじゃないか
そんなこと

美味しい
朝の何かが
芳ばしい匂いをたてているけれど
 ....
心細いから影がいる
そう思って振り向かない

影が私の
前にきてくれるときがあるから

うつむきかげんで歩いてる
あの子にも教えたい
けしてひとりじゃないんだよ

どんな人だって
 ....
僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
 ....
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ....
幼稚園のそばを通ると
叫ぶような声で子供たちが歌っている

歌っているというよりは
ぼくのわたしの声が一番大きいんだぞと
叫んでいるようで
うるさくてしょうがないんだけれど
楽しくなって ....
時代に迎合したものは
腐食しやすい傾向がある
二十世紀以降は特に足が早い
あなたがガスオーブンを被り
光速ロケットに乗ったあの日から
世界は五十歳ほど老けた
だがあなたの詩は瞳のように ....
かつて 人は 
真夜中に天井裏をばたばた走る音に目覚めても
ネズミだと知れば安心して眠った

 家で餅をついていたころ
 鏡餅を刻んで 部屋に広げた
 子どものおやつを作るために…
 だ ....
電磁波はタイムスリップしているという。

相殺されなかったクォークは未来から電磁波を引っ張ってきて調和しているのだ。

クロノスタシスとそれは似ている。

この原理をつかえばタイムマシンは ....
僕はたぶん君の代わりに生きているんだ
体や心が多少違ったってかつて君は僕で僕は君だったんだもの
僕は君のすべては知らなかった君も僕のすべては知らないだろう
でもいいんだそういう緩い連関でみんな生 ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日

わたしは
なんと答えたのだろう

仮に
みどり、と名づけ ....
夏美かをるさんのおすすめリスト(7676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風に・・- Lucy自由詩8*13-5-29
愛するひとへ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-5-29
素粒詩骨詩- ただのみ ...自由詩15*13-5-29
ゆくすえ- そらの珊 ...自由詩21*13-5-29
消えた名前- イナエ自由詩5*13-5-29
ストーカーじゃない_あれはFBI- 北大路京 ...自由詩613-5-29
明日そちらは- 吉岡ペペ ...自由詩813-5-29
ピクニック_(詩人サークル「群青」五月の課題「緑」から)- Lucy自由詩17*13-5-28
How_To_Love- まーつん自由詩10*13-5-28
月魂—つきしろ—- 月乃助自由詩12*13-5-28
現代詩フィクション- 左屋百色自由詩12*13-5-28
微熱の季節に- 梅昆布茶自由詩1013-5-28
窓をちょっとだけ開ける- 灰泥軽茶自由詩713-5-27
詩人の誓い- yamadahifumi自由詩313-5-27
嫁取り- 梅昆布茶自由詩713-5-27
それは音楽- そらの珊 ...自由詩1013-5-27
夢見る人々に- ヒヤシン ...自由詩1*13-5-27
天の川見上げて泳ぐ真夜中のプールの底は銀河の途中- 北大路京 ...短歌8*13-5-27
再世記- salco自由詩6*13-5-26
太陽と星- 多紀自由詩16*13-5-26
小満_(しょうまん)- nonya自由詩14*13-5-26
- 朧月自由詩313-5-26
風に乗る- 梅昆布茶自由詩1213-5-26
のあざみ- るるりら自由詩13*13-5-25
叫ぶ子供たち- 灰泥軽茶自由詩1013-5-25
プラスのイメージ- ただのみ ...自由詩18*13-5-25
ハツカネズミ- イナエ自由詩6*13-5-25
最近の宇宙論- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-5-25
僕をいかしてきたものたちへ- 梅昆布茶自由詩413-5-25
【仮にみどりと名づけてみる】群青五月のお題、緑から- そらの珊 ...自由詩20*13-5-25

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