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素足で夏を渡るよ
片足立ちの小石の上で足を擦る
渡り切れない小川の真ん中
一匹
木漏れ日をぬけて
羽根を濡らして 染めて
谷を越える
うなり始めた風
光に濡れながら
....
大輪の薔薇の下で咲く雑草に語りかける者のはいるのか
せいいっばいに花の姿を真似て見ても
日陰に生きる陰湿な風貌にふさわしい飾りからの残酷な香りは隠す事は出来ない
ひと葉 ふた言、言ってく ....
両翼を広げて谷間を覆う様に飛んで行く
渓谷に遊べば
すくい上げたのは 6月の空
まだ 冷たいね
あー
ホウノキの葉
何枚の葉が あの子を支えているのだろ
....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった
開け放なたれた部屋の小窓
文字 ....
新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって
芽吹きの痛みは 遠い記憶
君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け
踏み出した ....
露天の さまし湯に 独り
寒緩む月の右側に 一番星
やがて 一つ二つ
あとは
何を思うわけでもなく
考えるわけでもなく
湯煙と たわむれながら
....
遮光カーテンの向こう側に目を細める
変形した足 破れた皮膚
珈琲一杯
二杯目で手帳を開いた
洗濯機の回る音はリズミカルでB5ノートの白銀を走るペンも軽い、
ペンの走る音は ....
葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた
しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると
風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて
父を軽蔑した
細い葉 ....
この粗末な杖で
渓谷の深さを探りながら
対岸に渡り
平らな岩の上に荷物を置いた
紅葉は始まったばかりで
枝は葉を乗せて
上下に ゆったりと揺れ
葉は揺れながら 左右に小刻 ....
焼酎を4分の1
大きな梅干を一つ
湯気をあげながら湯が
グラスに入れられていく
ひとくち飲む
タバコも 吸う
弟の話は陽気でたのしい
兄貴を面白おかしく
....
ヒマワリが咲いた
この幼き大輪は今日も探している。
自分の振り向く方向を
ヒマワリが咲いた
もうすぐ夏は終わるのだ
こっち、こっちだよ
と私は 東を向いて太陽を指さししてみた。 ....
夏美かをるさんのぎへいじさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
キャンプサイト
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ぎへいじ
自由詩
14*
13-7-15
修治(しゅうち)
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ぎへいじ
自由詩
18*
13-6-16
ホウノキ(朴木)の花が咲く頃
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ぎへいじ
自由詩
18*
13-6-7
ノート
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ぎへいじ
自由詩
18*
13-5-25
新緑
-
ぎへいじ
自由詩
21*
13-5-5
露天風呂
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ぎへいじ
自由詩
17*
13-3-10
三杯の珈琲と靴擦れの老人
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ぎへいじ
自由詩
15*
13-2-23
紅葉
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ぎへいじ
自由詩
18*
12-10-21
落葉
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ぎへいじ
自由詩
15*
12-10-6
兄弟
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ぎへいじ
自由詩
11*
12-9-16
ヒマワリ
-
ぎへいじ
自由詩
5*
12-8-22
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