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口数の少ない
鳥の姿を探して
見上げれば
冬の朝焼け
冷ややかに燃え
寝起きの木々が
頬を緑に染め
はにかみ
目覚めたばかりの
空に描かれた絵は
またたくまに
太陽に消された
 ....
独りさすらう俺の体を 
降りだした雨が切り刻む 
切り刻まれた俺の体は軽く分裂する 
でも心は切り裂かれないから 
浮いたまま 
雨に打たれても 
俺の心は乾いちまってる 
おまえがいな ....
1月も終わりのとある平日。

かわいらしい小さなカフェに集う人々があった。



カフェに置いてある品々は、その多くが手作りのようで

ペンキ塗りの壁には、楽しげな手書きのイラスト、絵 ....
借りてきた猫 又貸しされてる猫 浮気したら作動する型の悪霊 きみから
ありがとうという言葉を聞いた事がなかった

すみませんという言葉しか出てこなかった
それは感謝の言葉ではないんだ

君からは何ももらわなかった無表情なその平凡な佇まいは
拒絶や ....
川が かろやかに ながれている
人々は みな
黒い衣装を着て
積み重ねてきた色とりどりの思い出が
しずかに ながれていくことに 心を寄せている

美しい心でありたいと焦る日々を埋葬し ....
冬の涙はさらさらで
誰も引き止めるものはない
蜂蜜ほどの粘度があれば
甘く熟成されようが

冬の涙が歩き出す
朝の魔法にうながされ
あなたの窓に
わたしの窓にも
           130131


ホワイトボードと黒板との戦いは
遠方の席からも良く見えるとの
力強いボスの一声で黒板の手が挙がる
漢字の勝利ですと僕は囁くように呟いて
今朝も飛び ....
遠い人は自由だ
理想を語ることができる

見えないから

無垢な心で理論を振りかざす
割り切ることができる

 中空に浮かぶ月が綺麗
 それは遠いから

 月面では人は一時も生き ....
生易しいことも優しくないことも
最後には過ぎ去ってしまいます

人の血や肉は
入れ代わらないから
お医者様が大変です。

代わりましょうか?と葬儀屋


その日、姉が死にかけていた ....
はじまりがあって終わりがある
風が生まれる場所

猫がくしゃみをする
風が生まれる

かもめが羽ばたく
風が生まれる

君がためいきをつく
風が生まれる

彼女がまばたきする
 ....
ささいな言葉を宛てるにも
勇気がいります
愛ならば


企まないで
ほしがらないで
ただ真っすぐに仰げたら

空は
味方につきますか


かぜに誘われて
かぜに残されて ....
自分がグラスだったら

いっぱい注がれているほうがいいだろうか

からっぽのまま光っているほうがいいだろうか

だれかの手に触れているほうがいいだろうか

長い指に巻かれているのも
 ....
冬の先輩が太陽を白く吐く

先輩がもうすぐ卒業する 天道虫の校章をつけて
思い出の扉を瞼で閉じ 積る雪で熟成させる

また冬の先輩に逢う日まで

冬の真ん中の冬の先輩 祭る行事に揺れてい ....
雪ふる悲しみのなか

ひとり海にたたずむ友よ

海はもうなきやんだ

君はどうだ


ハーモニカは錆び

かもめは帰る

雪ふりやまずとも
口があるのなら語り合いましょう
いいえ
口があるのなら舐めあわなきゃ
いいえ、もっと
口があるのなら齧りつかなきゃ
まるで胃袋みたいね
あなたも私も
でも
食べ尽くせないのよ
私もあ ....
君と出会った12月30日、僕の胸には檸檬が埋め込まれた
それは彼の言葉で言えばきっと時限爆弾。
でも僕に言わせればもっとおぞましい何かだよ。
心臓のすぐとなり、拳一つ分のスペースを陣取って、
 ....
幼い日々が
やわらかく在ったのは
いつわりごと、が
易しかったから

不器用な手に
添われていたから


ひとつひとつの横顔は
おぼろ気だけれど
ぬくもる匂いは
きえ去らな ....
  何冊かの本を捲りながら
  目についた語句にマーカーをひく
  燕
  ウクレレ
  信用取引
  太陽と五徳ナイフ
  辛亥革命と水たばこ
  有機ELディスプレイとビート ....
春風待つ 秋風吹く
夏風邪ひく 冬枯れの野を見る

ああ あなたはお元気ですか
こちらはぼちぼちやっています

あのときの強い気持ちも
過去へ 過去へ 流れて行く
それでも鮮明に思い出 ....
  終着駅まで眠っていた
  雪がこそこそ降っている
  
  
  
  汚い水のなかに
  ゲンゴロウは浮かんでいる
  だが、その正確な形状を
  ちっともしらない私だ
 ....
折れない筈の
芯の上に立ち
折れない筈の
心の平衡感覚を保つ
泰然自若の筈の
聴衆が

右へ左へと
弥次郎兵衛に誘われて
激しく揺れる

鳩が
似合わない声で
咽び泣く

 ....
夜に浮かぶ幻想群

いつも夜の湾岸線を走る度に思うのだ
川崎と木更津を結ぶアクアラインも然りだが

陸上の建造物よりも海上の光のなかに浮かびあがった巨大建造物は
何故か深く心を打つ

 ....
人間がうさぎを喰っていたころ
うさぎたちは月へ逃げた

いま うさぎを喰う人が無くなって
うさぎたちが青い星へ帰ってくる

風の朝 小高い山から眺める海に
浪の上を走る姿が見える
偶然触れてしまった
手と手の間に
青い花火が散ったのを
キミは静電気だと言ったけれど
人と人の間に
ぶつかって発生する電気信号みたいなもんさと
ボクは思った
キミが粒ならボクもありふれた ....
なべなべそこぬけ
そこがぬけたら 
つながれた両手のうちのどちらかを
くぐる
ふたり一組になって遊ぶこともあれば
大人数で輪になって歌いながら
そこがぬけたら そこぬけに笑う  ....
強くなりたいと歌うのも疲れたよ
強いと称えられる人も 結局弱くて
強いと思い込んでいる人は 弱さを知らないだけ

大人になれば 少しは変わると
たしかに 信じた時もあった
いつからか 気づ ....
梅の便りを公園は
おとなこどもに知らせてる
いやいやまだだという冬は
春遠からじと知らないで

そのうち自分のこころとは
うらはら泣いて泣きやめず
どうしてなにがかなしいか
問うても問 ....
誰かが出ていった
後ろ手にドアを閉め
光の紙面に輪郭を焼き付け

誰かが出ていった

窓の外で知らない鳥が鳴き


鍵を開け
重い抑圧から君を逃がし

振り返るこ ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬の朝- ナラ・ケ ...自由詩513-1-31
独りさすらう- たもつ自由詩813-1-31
ピアニスト・シンデレラ。- 元親 ミ ...自由詩1113-1-31
借りてきた猫_又貸しされてる猫- 北大路京 ...自由詩613-1-31
浮気したら作動する型の悪霊- 北大路京 ...自由詩513-1-31
ありがとうの季節- 梅昆布茶自由詩1013-1-31
_白が虹むところ- るるりら自由詩20*13-1-31
- そらの珊 ...自由詩12*13-1-31
白が虹むところ- あおば自由詩8*13-1-31
遠い人- kauz ...自由詩14*13-1-31
幸福論- 月形半分 ...自由詩613-1-31
風の生まれる場所- カワグチ ...自由詩513-1-30
瑠璃- 千波 一 ...自由詩7*13-1-30
海のグラス- 朧月自由詩313-1-30
冬の先輩- 朝焼彩茜 ...自由詩713-1-30
- 月形半分 ...自由詩613-1-30
- 月形半分 ...自由詩413-1-29
ヘイト- ボトルシ ...自由詩213-1-29
千代紙- 千波 一 ...自由詩11*13-1-29
マーカー- 草野春心自由詩713-1-29
季節恋歌(きせつれんか)- 凪 ちひ ...自由詩2*13-1-29
終着駅- 草野春心自由詩14*13-1-29
掌の上の弥次郎兵衛と壊れた鳩時計- subaru★自由詩18*13-1-29
夜に浮かぶ光のように- 梅昆布茶自由詩2413-1-29
月のウサギ幻想- イナエ自由詩8*13-1-29
スクールデイズ- そらの珊 ...自由詩17*13-1-29
_やさしいちえのわ- るるりら自由詩17*13-1-29
強くなりたいと歌うのも疲れたよ- 凪 ちひ ...自由詩8*13-1-29
春遠からじ- もっぷ自由詩513-1-29
誰かが出て行った- Lucy自由詩13*13-1-28

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