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太陽が冷たい大気をとおして
八角形にかくばっている
冬の朝
道路は人びとのいとなみに活気づいている
みなの吐くしろい息が揺れている


むこうの馬小屋のひらかれた窓から
茶色 ....
文章の欠片が部屋の隅で笑う
僕の脳内で言葉に白髪が生えてきて
杖のない単語がよく転んで痛がってしまう

今日は元旦
「あ」から始める餅つき
「け」「ま」りで祝う祈願成就と健康第一
「 ....
月が未明に

ひだりしたにだけ

亀裂を走らせ

音もなく

ざわつき

かがやき

それとは関係なく

オリオンは南天から北の裏側に


(天体とはそういうものだ) ....
痛む目頭を押さえ
溢れそうな感情を抑えている

救いは目に入らない
意識が捕らえたがるのは


  真面目に選ぶ事も無い悲しみや焦り


何故?
どうして、
繰り返され ....
糸をつむぐ
それはかつて
繭だったものたち
それを産んだものは蚕という虫
それを育んだものは桑の葉
それを繁らせたものは桑の木

ふるさとを発つ時
小さなかばんに
宮沢賢治の詩集と
 ....
洗濯物の張り番をしながら
びしょびしょの灰色がかったそこで雪の降る夢をみた
バラと塩の匂いをさせて
それは夜風に舞った
どれもが冷たく優雅に
その場かぎりに花ひらく冬をかじった
ク ....
曇天の
暗い空の下
巨大な
双曲線が
空に食い込んでいる

領域は
黒く塗りつぶされている
漸近線は隠されている

  漸近線の
  その下に
  ゆっくりとおろされた
   ....
貴方の夢に触れてしまえば
貴方の全てが見えてしまって
それを知って優しさに気付くのも
多分耐えられないのでしょうが
それでも触れずにはいられないので
どうかその頬を撫ぜている間だけ
眼を覚 ....
時おり止まり
時おり流れる時間の上を
雪と羽はすぎてゆく
星に棘に傷つきながら


雪夜の森に星雲が降り
倒れた霧の塔にまたたき
朝の月 昼の月のふちどりが
消え ....
深くて暗い悲しみに
今日も小雪が降りかかる
集めた辞書に言葉無く
林の奥の細道を
震える肩を抱き絞めて
歩いても
歩いても
たどり着けない場所があり
カラスだけが空を舞う

深くて ....
濡れネズミは
暗い水に止まる蝶をみてた
クッカクッカと

はりつめてた   針 ひりつか
す かすかな
エクスポーズド 、
濃くかたまる 夜露の
小骨

 ....
過ぎていった季節を常夜灯のように思う
わたしは揺り椅子の二つの脚に停留の錨を下ろし
アンテナの代わりに
机のうえの海に花瓶と丈高い花を置いて
自分のなかの未知なる惑星を探りだす
(わたしは丈 ....
冬至を過ぎたとはいえ
まだ夕暮れはとても早い
午後と思ってでかけたが
歩き出してほどなく
雲は彩られ
見る間に
黒い塊として
光の名残に縁取られていく

これが
最後の日没だろう ....
三日月の横に
ちょこんとほくろみたいで
セクシーね星

正月の仕事帰りの私
つまらない気持ちを
もてあます

月と星の関係に
あこがれてひとり
人の手に触れたら最後は下僕
雨から身を守る為に濡れて
風に飛ばされても探して貰えず
骨が折れたなら拾って欲しい
売れ残ったビニール傘は怯える
まだ生きている

夥しい数の幽霊たちが街をゆきかう

様々な商業施設へ殺到する

贅沢な食事を提供する店に行列ができる

そしてあの世からの噂が

たちまち幽霊たちを不安 ....
背景は青い空
振りかざした銀の刃が
鈍く輝く

血飛沫が舞うことはなく
舌舐めずりする猫が忍び寄る
鳴き声を漏らしもせず

実に無様な冬の真昼
風が冷たく吹き荒ぶ
太陽の欠片は覗き ....
庭の柴木の陰に
たくさんの夜がこぼれていた

薄い産毛の生えたまだ若い夜から
硬く曲がった血と血の夜から
とりどりの夜が
折れて重なる か細い枝の隙間に
埋まっていた

空の低いとこ ....
おれの詩は 親離れがはやい
大事にしていたつもりだが
ここぞ、という夜
彼は 彼女は もういない
残された
余白だらけの置き手紙
不良だ。
つけた名前が
気に食わなかったのか
 ....
光の柱に指を寄せ
確かめながら触れてゆく
光でも水でもあるかたちまで
幾度も幾度も確かめながら


芯には幼いものたちが居て
はじまりを忘れてははじまってゆく
水と光の ....
インクの香る雨の朝だった
新しく買った文具の手触り
僕はパイロットになった気分で
ボールペンのキャップを外した時
どこへでも飛んで行けると思った
 忘れ去られた思い出を戸棚の中から取り出してじっと見つめる。
 淡い色に変色したノートや書籍。
 どこの国の物か分からない人形。
 出し忘れた葉書。時を刻まなくなった時計。

 遠い記憶 ....
手で
顔を覆って
神に祈りたくなる

Oh my God

私は二人いる

犯して
裁いて

気が狂いそうだ  
 あなたは言った。
「君の返事は何処?」

1/エクストラ・でぃめんしょん。

わからない、わからない、わからない、わからない、
出ない、虹が、部屋から、出てこない、の、メトロノーム、
 ....
いくつになっても
おとぎ話から離れられなくて
きっと
そこに善し悪しは無いのだろうけれど
少しばかり塩辛くて
気づけば周りは海だった
かつて
思い思いの夢たちを見送って
この身 ....
1.
いつから
足りていないものばかりを
指折り数えて呪い

2.
消え入りそうな風のわたしは
どっしりとした海のあなたに安らいで
ゆるり 守られ
はじめて 安息し
ながいながい淡 ....
花と声 空気が奮えてひらく花 花の真ん中からまるでほどかれるようにゆるくゆるみ、たゆみながら、柔らかく、ほころぶ ちゅうしんに堕ちる 水滴のうるみ 太陽がまばゆくとける、髪のうるみにそってながれる、指 .... 生きることは楽しいことだ

生きることは喜びだ

輝く 煌めく

クリスマスに恵みを受け

輝き照らされる

あの汚い馬小屋でお生まれになったイエス様

私の汚れた心にもお生ま ....
分厚い窓に凭れて
曲がりくねった轍に視線を
沿わせていた
共有できるものは多くは
ないがそのほとんど
は朝までに
ゆるやかに
溶けてしまうだろう

彼らが小さな声で話して
いたこと ....
やわらかく肥えた鳥の声

湖はなにも諦めた
うらうらとして風さえ感じない


すると
朽ちた木の声がした
死の森は青空に焦がれていた、と

そうなのか、と応えたかったが
あんなに ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14117)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冬のしっぽ- 本田憲嵩自由詩5*17-1-5
あけまして- 乱太郎自由詩10*17-1-5
亀裂- 吉岡ペペ ...自由詩217-1-4
不器用な縫合- 葉月 祐自由詩12*17-1-4
糸をつむぐ女- そらの珊 ...自由詩21*17-1-4
冬のハリネズミは_、- 末下りょ ...自由詩1*17-1-4
大山- 北村 守 ...自由詩217-1-4
左様なら- 智鶴自由詩117-1-3
鏡振街- 木立 悟自由詩417-1-3
冬の悲しみ- レタス自由詩1117-1-3
冬のハリネズミ- 末下りょ ...自由詩1*17-1-3
星星- 本田憲嵩自由詩517-1-3
心象- Lucy自由詩14*17-1-2
月と星の関係- 朧月自由詩317-1-2
- ミナト ...自由詩217-1-2
幽霊たち_☆- atsuchan69自由詩7*17-1-2
冬景色- 坂本瞳子自由詩1*16-12-29
庭の柴木の陰に- オイタル自由詩11*16-12-29
余白だらけの置き手紙- もり自由詩4*16-12-28
夜鉱街- 木立 悟自由詩416-12-28
夜明け- ミナト ...自由詩316-12-28
見つめる- ヒヤシン ...自由詩12*16-12-28
自己裁判- ガト自由詩5*16-12-28
えくすとら。- 由比良 ...自由詩216-12-28
情けない舟- 千波 一 ...自由詩316-12-27
心象風景三_アカラシマの祈り- 田中修子自由詩5*16-12-27
花と声- 水菜自由詩4*16-12-27
クリスマスプレゼント- 星丘涙自由詩3*16-12-25
戻りたい- noman自由詩416-12-24
死の森(書き直し)- 印あかり自由詩4*16-12-24

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