すべてのおすすめ
私の行く先に母がいて
母の行く先に祖母がいる
どうして一方向にしか
すすめないのだろう

幼児のような
おんなのかおになっても

同じ木が
同じ風にふかれて
私たちおんなを
少し ....
ある日、名指揮者は倒れ 
コンサートは(指揮者無し)で行われた 

ヴァイオリンもフルートもホルンも 
それぞれの奏者は皆 
無人の台の上にいる 
まぼろしの指揮者のうごきを見て 
それ ....
つゆ草

道野辺の草花
各々に水晶のような
真珠のごとき
水滴がつく

重なりあい密集して
見事なる小さな草むらを
指さす妻
素晴らしき光景と共に喜ぶ
口笛を吹くように自然に
言葉が流れる
僕はそういうふうに
歌う人になりたい

だけど
思いってやつは
トゲトゲして不恰好で
喉につかえてしまうから
僕が歌う様は
血反吐を吐く犬のよ ....
メビウスの輪に惑わされ
DNAの意味するもの
RNAの行く先は
科学では分らない事

それは命と愛
共に与えると増えるもの
科学は与えると減るもの
質量保存の法則

概念が違うのだ ....
すべての水の凶兆に立ち
濡れた緑を見つづけている
静かな悪魔が建てた街


どこまでが幻か
袋の底の底をまさぐる
鳥のような 砂のような


瞳が沈み 昇る真下 ....
湖面の淵に座り
文字で満たされた水面を掬う
誰かの言葉が耳を貫いた
様々な感情が混ざりあった波は
さらさらと湖面を滑る

水面を覗きこんだ
私の白い肌は
言葉に出来なかった思いが赤く滲 ....
狐の嫁入りと言う言葉を聞いたのは中学生の頃


何故か白い狐の面を被った白無垢のお嫁さんを思い描いた


林の中をひっそりと進む行列が雨に濡れて哀しく思えた


何故狐の面な ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
太陽と金星と地球が重なり合う

すれ違うとは重なり合うということなんだ


雨の並木道を散歩しながら

緑の薫りを嗅ぎながら

命や無生物たちが歌を歌う


太陽と金星と地球が ....
{画像=120608223742.jpg}



何もないが降った日に


季節はもう初夏だと言うのに
空から何もないが降ってきた
何もないは初夏の街並みを埋めてしまって
僕は降り ....
つくづく
人の身体とは水で出来ているのだ
と感じる

代謝がいいと
良く水を排し
身体はくびれ
欲し
肌は潤う

水によって
清められ
水に癒される

そうだ
命の源も  ....
ありがとう
僕をむしばんだ
虫たち

ありがとう
僕を愛してくれた
虫たち

僕は旅立つ
君らは僕の
供をするというのだろうか
それともむしろ君らが
僕をいざなうのか

 ....
苦悩の女神が
僕の手を引いて
眠れぬ夜に連れ出した

花は閉じ 草は項垂れ
月は雲の毛布に潜り込んで 高い鼾をかいていた

ブナ林を背にして 裏庭に立つと
女神は両腕を広げ 僕はその中 ....
人形劇の舞台の上で 
おどけた河童の傍らに 
黒子がひっそり、ついていた 

日々の舞台で僕がマイクを手に 
愉快な話をする時、ふいに 
僕を僕にしてくれる 
黒子が背後ですぅと動く 
 ....
蝉のプラモデルを買った
部品をよく確かめながら
組み立て方を見て作った
完成した蝉は
少し違う形の虫だった
説明書に完成したら
ボタン電池を入れ
冷暗所に保管
と書かれてあ ....
今日もあせをかいて老母と
子供たちと彼女のあしたのかてを用意する
支払いが間に合わないことなんてたいしたことじゃないさ

金星はゆうゆうと太陽面を通過して
菊地直子もつかまった
消費税も上 ....
 
 
豆腐のプラモデルを買った
部品が全部そろっているか確認した
思ったよりもたくさんの部品があった
毎日空いた時間に少しずつ組みたてた
その間に何通かのダイレクトメールと
公共料金の ....
僕はそこに居た
夜が明ける前
朝はまだ遠いところで
僕はその部屋に居た

沢山の人たちが 星みたいに輝いていて
まるで宇宙にいるみたい
彼らのささやき声は 重力みたいにひそやかで
僕に ....
楽屋には雨が降っている
彼は黒い傘をさして
鏡の前に坐っている
これまでに舞台では
幾千もの笑顔を見せてきた彼だが
今はそのどれとも違う笑みを浮かべている
愛する者と共にいるときに
見せ ....
僕の家は
坂道の上にあるので
坂道の下から
生えている木の
てっぺんの部分を
ちょうど
一階の窓から
見ることが出来る

鳥の巣や
枝に突き刺さった
蛇の干物や
デリケートな部 ....
スローモーションに

望む 

測り知れない

されど

測りたい

己の器を

自分史のページは

いつになれば

プロローグに辿り着くのか

王道なしと 

 ....
つるくさは
伸びていく
明日の空へ向かって

つるくさは
伸びていく
しなる鞭のように

つるくさは
伸びていく
答えをつかまえようと

つるくさは
伸びていく
時々誰かに ....
さやつきグリンピースを買う
今年も
豆ごはんを炊こうと
薄緑色の愛らしい洋服ごと買う

冷凍グリンピースは
便利なのだろうけど
買おうとは思うわない
この時期限定で出回る
さやつきグ ....
原発を止めたって
心臓が止まるわけじゃない

嫌ならやめちまえ
生きるのはそもそも
楽な仕事ではなかった

昔から そうさ

原発を止めたって
世界が終るわけじゃない

ただ生 ....
なかなか顔と名前が一致しなくてごめんね
でももう時が来たのだね
なにもかえせなかったのに

君が担いだにもつおもそうだった
かわってあげられないけど許してくれるかな
でも自由を手に入れたん ....
今日は何か落ち着かない

そわそわ

そわそわ

空から漫画のコマが落ちてくるように

ぺらぺら

かくかく

現実感のない風景が広がっていき

何もかもが軽くて壊れてしま ....
地球は今、塵の多いエリアを通過中
その真空地帯に
宇宙塵を食べて生きる
小さな虫がすんでいる

毎年この時期、近づいてくる
惑星の大気と衝突した宇宙塵は
摩擦熱で炎になる
そのあかりを ....
空気が冷えると
葡萄の匂いがする

秋でもないのに
葡萄の実も
成ってないのに

初夏のある日
雷が鳴ると
秋の匂いがした

勘違いした
お天道様が

初夏なの ....
「あなたの愛はどこか角がある」

君が云ったその言葉には刺が・・・
事を丸く治めるために
何も云わずに微笑みかけた

たとえば
愛を敷き詰めてみる

角があると云われた
私の愛は四 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一方向からふく風- 朧月自由詩312-6-10
まぼろしの指揮者_- 服部 剛自由詩712-6-10
つゆ草- 生田 稔自由詩312-6-9
歌う人- 竜門勇気自由詩212-6-9
与えると増えるもの- ペポパン ...自由詩4*12-6-8
ひかり_かさなり- 木立 悟自由詩512-6-8
- ミツバチ自由詩8+*12-6-8
狐の嫁入り- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-8
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
宇宙の歌- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-8
日本橋のイタリアンレストランで_/__2012.05.27- beebee自由詩25*12-6-8
すいぶん- 森の猫自由詩11*12-6-8
旅立つ夜毎のうた- シホ.N自由詩212-6-8
眠れぬ夜に、裏庭で- まーつん自由詩9*12-6-8
黒子- 服部 剛自由詩212-6-7
部品- 小川 葉自由詩4+12-6-7
夕餉- 梅昆布茶自由詩2512-6-7
部品- たもつ自由詩1312-6-7
月よ/月夜- rabbitfighte ...自由詩7*12-6-7
六月の楽屋- 塔野夏子自由詩6*12-6-7
飛ばない鳥の目- 和田カマ ...自由詩4*12-6-7
プロローグのゴール- 朝焼彩茜 ...自由詩7*12-6-7
アラベスク- そらの珊 ...自由詩1112-6-7
豆ごはん- そらの珊 ...自由詩1012-6-7
ある宿題- まーつん自由詩2+*12-6-7
おぼえてる- 梅昆布茶自由詩812-6-7
漫画のような- 灰泥軽茶自由詩10*12-6-7
答え- カワグチ ...自由詩212-6-7
葡萄の匂い- 小川 葉自由詩312-6-7
○愛と□愛- ちゃむ自由詩512-6-7

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