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二日酔いに覚めた朝
窓際の水槽が透明度をあげ
虹色の群れは餌を待っている

ぼくは重い肢体をもたげ
パラリ パラパラと顆粒状の餌を撒くと
タナゴたちの歓びは丸くて黒い瞳を輝かせていた

 ....
     朝目覚めると空のコップが
     ひとつ置かれている
     わたしは満たす
     さわやかな空の青さ
     もうすぐ咲くだろう蕾の息遣い
     少し焦げた目玉焼き ....
透明人間になったらさみしくない
あなたの枕元にたったり
耳元でこしょこしょ話したりできるし
そっと服にはりついて会社にいったりもできる

透明人間になったらこわくない
噂話も知らん顔できる ....
山から
猫のひげみたいな藤がでているね
紫いろのつんつんを
みあげて歩く道は
いつもの道

悲しくても
うれしくても歩く
いつもの道
シチリア陶器のにおいが
肺にひやりと触れて
食卓に佇むかすみ草は
ほろほろと崩れだす

心を涼しげにもち
からりと笑え。

重たい熱風に転ばされた
ちいさな天使
痛くとも泣くな。
 ....
内側
蟋蟀みたいな細長い脚で
かりかりと
引っかかれている
そんな感じ
続く
喉の痛み

また咳にうなされるのかと
眠ることに恐怖を覚える

そしてまた疼く
喉の内側
曇り後雨の日に

傘を忘れ

駐車場までの

一時

私は背筋を伸ばし

胸を張って

歩いてみた

降り始めた小雨は

気持ち良いくらいに

私の顔ばかりを打った ....
たとえ私に何ができなくても
一筋だけの光を点滅を残せるだろう
黄金ではなく
それが真鍮であろうと
刹那に眩しい光は放てる

たとえ私に何ができなくても
湖面に映る月の輝きを残せるだろう
 ....
空を見上げる。
 
留まる鱗雲に、ふと時の流れを忘れる。
 
風の櫛が髪をすく。
 
目をつぶって風の匂いを嗅ぐ。
 
夏が近づいている。
 
あの夏を思い出してみる。
 ....
カラン
カタン
コトン

いろいろ集めた オノマトペ
どれが 似合うかなあ

鏡の前の少女に
トンネルを差し出す

暗がりの中
ちょっと 寒いけれど
勇気は あるかい?

 ....
本を読む。(ほんとはいつも数頁でアウトなのだが)

たぶん脳のどこかの
マッサージぐらいには
なるのだろうな

「ヴェニスの商人」
「こころ」
「愛と死」

「二十歳の原点」
「 ....
憎しみが始まる
気づかぬうちに

理由も動機もないまま
操られ

私の敵は
君じゃない
君が憎むのも
私ではない

互いに見えないのだから
気にすることはない
なのに
君の ....
朝起きたら

庭が暗く濡れていた

夜の間に降る雨は

私の代わりに

流された涙の様

その濡れた庭肌を

朝日が少しずつ

乾かしていく
 浅いひびわれができた
ベランダの三和土でみる
       一匹の蟻
   単なる散策なのか
       それとも
  餌を探すためなのか
  まるで卒寿となった
    おひとりさ ....
{引用=ゆれる、ゆれ、たちあがる、あわい、影に、
くるまれた、ままの、「わたし」の、身体は
ゆびさき、から受粉して 髪は緑にながれる

血が赤いという現実を、見捨てて、
血が赤かった ....
(星が過多に絡まる布を
ずっ、と引き摺って歩く)

祭りに群がる
こどもらの声

茹だり茹だる旋律の
真中で がぼがぼ溺れている

(乳の道をたどり
誰かが母に辿り着く)

私 ....
魔法なんて信じてなかったのに

苦しくてお呪いに頼ってしまった

始めはルーティンの様なものだったが

でもいつしかそれに依存するようになり 

呪文が身についてしまった

その魔 ....
互いにハシゴをはずしあった

ぼくらはあまりにキズつきすぎた

想像してあげることが愛ならば

愛はもうぼくらのからだにはキツすぎた


アスファルトを低く花びらが渡っていく

 ....
トマト
セロリ
タマネギ
ニンジン
ジャガイモ
インゲン豆
マッシュルーム
鶏モモ肉
ベーコン
ニンニク
ショウガ
パセリ
ローズマリー
タイム

大地の恵みをシチュウ鍋 ....
夜、おしっこに起きたときの
ベランダの外に広がるたぷたぷと波打つ闇や
満員電車でとなりあう
湿った背広のすえた臭いなど

そういうものを
とん、とん、とん、と踏んで

住宅街を俯瞰し
 ....
               

玄関へのアプローチはバリアフリー
歳経ればひび割れるコンクリートより
割れ目を隠すタイルが良いと  
ベージュとエンジの市松模様
両 ....
 淡い太陽とそよ風が流れる五月。
 森を抜けた小高い丘から見渡せる大海原。
 キラキラ光る波間に浮かぶカモメ達。
 沖合には大きな帆船が漂う。

 新しい季節の到来に胸が高鳴る。
 自 ....
何も無いのに
意識をつなぎたがって

真っ白な生地に
絵の具をかけ散らす

とめどない言語フラッシュ

突き止めようとしているのは
もともと正体のない自分

呼吸し
食事し ....
鉛筆で、ノートのページに横線を引く。
上に白い入道雲を描く。
太陽は紙の外側にある。
雲と横線の間にもう一本、水平線。
横線と横線の間にあるのは、青い海で、
白く波打つのは風があったから。
 ....
車の運転はもうしなくてもよい

車が人を乗せて自動で走るからだ

そしてコンピューターという機械も姿を消した

言葉が、写真や絵文字となって

画像は脳へと直接送られる

ほとんど ....
あなたを呼んだ声で誰も振り向かなかった 死を迎えるまで
重圧と責任を全うすることなど誰もできない

ある部分
食を楽しみ
音楽に耳を傾け
美術に見惚れ
様々な香りを精査し
荒唐無稽な朝方の夢をみながら
見えない触覚を巡らせ ....
夜の瓦礫のなかを、
一列になって進むものたちがいる。
彼らは月の足音を合図に、
前へ前へと進む。
彼らには声や息づかいはない。
左右に振られる二本の目が、
彼らの骨であり、生きだ。
彼ら ....
【空】


ねぇエトワール  たんぽぽの君に エトワールって名前をつけたよ
君の 中芯は 中空に在るよ
精一杯 背伸びする風の最果てを
つかめぬものを つかもうとしている

 ....
曇のなかの金属が
鉱と擦れ合い 匂いを放つ
音の波を燃し
輝晶を放つ


光の槍
降るはふたり
ひとりは死びと
ひとりが背負う


左上が白い夜を
けだも ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
サティの流れる朝- レタス自由詩4+16-4-29
日常- 石田とわ自由詩7*16-4-29
透明人間- 朧月自由詩316-4-29
紫のひげ- 朧月自由詩516-4-29
かろい夏をわらう- 印あかり自由詩5*16-4-29
ほんのり赤い- 坂本瞳子自由詩3*16-4-29
傘を忘れて顔を上げ- しょだま ...自由詩316-4-28
金銀銅- レタス自由詩4+*16-4-28
消えていった詩を思う。- 元親 ミ ...自由詩416-4-28
鏡前の少女- 藤鈴呼自由詩2*16-4-28
それではまた。。。(上海蟹のうた)- 梅昆布茶自由詩2*16-4-27
所属- Lucy自由詩13*16-4-27
夜降る雨- しょだま ...自由詩4*16-4-24
早春賦- 信天翁自由詩416-4-24
五月病- 為平 澪自由詩516-4-24
カンパネルラ。- 印あかり自由詩4*16-4-24
福音- 星丘涙自由詩4*16-4-24
ぼくらのからだ- 吉岡ペペ ...自由詩616-4-24
晩祷- レタス自由詩6+16-4-23
もう怖くなくなった- 平井容子自由詩816-4-23
タイルに段差があるなんて_歳と取るとはこういうことか⒗- イナエ自由詩5*16-4-23
五月~憧れ- ヒヤシン ...自由詩3*16-4-23
LAMIA- ガト自由詩2*16-4-23
ひとりでスケッチ- 光冨郁埜自由詩17*16-4-22
(@_@;)_- atsuchan69自由詩5*16-4-22
あなたを呼んだ声で誰も振り向かなかった- 北大路京 ...自由詩316-4-20
雑感- レタス自由詩216-4-20
砂時計- あおい満 ...自由詩216-4-20
喰う寝るトコロに住むトコロ- るるりら自由詩10*16-4-20
みどり_うたかた_Ⅲ- 木立 悟自由詩316-4-20

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