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ひとつの問いが
私の上に落ちてくる
飛ぶ空を失くした
鳥のように

無数の鳥が
私をめがけて落ちてくる
羽のない
石つぶてのように

私が空へ投げ上げた石
虹色の放物線のむこうか ....
    


      大切にしたいものがありました
      それはひどく不器用で
      武骨ななりをしておりました
      それのどこに惹かれたのか
      ....
どどんがどん タタントタン ガタントトン

レールの継ぎ目が歌うよ

子守唄かもしれない

眠気を誘うのだもの

夜明けに到着を告げる車掌のアナウンス

知らない土地の白銀の風景が ....
雨が降っていると

みんなは傘を差した

だからって、雨は傘を憎んだりはしない

雨はただ、降っているだけ



忙しいサラリーマンはタクシーを降りると

天を見て ....
他者批判と云う毒にも薬にもならないものを

幾重もの儚い言葉で包んでも詮無いと解らず

今日も薄ら暗い厨の隅で包んで喜ぶのだろうか


相対を作り出す意味について

自覚があるのだろ ....
海から陸地へ踏み込んだ

小さな町の橋のたもとに

蟹が一匹蹲っている


蟹が蹲っている


こんな陰気な場所に

遁れてきた蟹に

哀れを感じて

指をやる ....
 
 
豆まきをして鬼を追いかけているうちに
私は鬼に追いかけられていた
どこまで行っても鬼は終わらない
だから私は追いかけて
追いかけられながら
ひとつの時代を走りぬけることにした
 ....
心が干からびる前に
できることはあっただろうか?
言葉を失くしてしまう前に
言うべきことはあっただろうか?

伸ばした手は虚空をつかむ
無数の手が天に伸ばされる
それぞれの手は繋がること ....
  きみはぼくに
  ただ一言の問いかけをした



  夏、
  夕暮れのきつい光が
  少しだけ漏れる部屋で
  きみはぼくに問いかけをした
  どんな手がかりも
   ....
海を知らないのに 波のように
風に這われた雪が空中に駆け上がる

道路から 枝から 積もった雪の壁から
風の爪となり 冬の刃となり

波から眼をそらせば とらわれたハンドルが
凍る道に  ....
 
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた

おや、白いのが一本

ちょっとした目眩をおぼえながらも、また鼻毛を抜くことにした



 
冬も真剣

春も真剣

季節をまっとう出来たなら

勝ち負けなんてどうでも良い


きょうは季節の関ヶ原

天下分け目の大決戦

三寒四温の趨勢だから

春の勝利は分かっ ....
僕たちはなんのためにボブ ディランを
きいてきたのだろう

少なくともこのユダヤ人の歌は
娯楽ではない

でもトークブルースとしては
とても素敵だ

NHKで放映されたドノバンやジョ ....
雨に濡れてるブランコはいつもより空が近くにありますから、楽しいですね。でも、片道切符で乗ってはいけないと書いてあるのは何故でしょう。
風がふくたびシーソーが揺れるので、目に見えない何かを計れるよ ....
風は光にあこがれる
道が光る
海が光る
光が光る

風は光を持たない
風は色を持たない

わたしたちが見ているのは
風ではなく
風の通った跡
風の通り道
風の過去の姿

そ ....
ごぅひゅう ごぅひゅう

街路樹を大きくゆらしている
これはみなみかぜ

天気予報のおねぇさんが言ってたことは
なんだか理科っぽい説明でつまらない

空の気まぐれ地球のため息
季節外 ....
思い出作るために生きてピラルクの赤い鱗 路地裏の朝顔が綺麗なのは
それに丹精を込めた人の息遣いや想いを
一緒に重ねてしまうから

そういった情緒を
たっぷり吸い込んだ花だから

アパートの洗濯物なんかにそれぞれの家族構成やら
 ....
子育ては子どもの頃の復習だ

幼い我が子に
昔の自分を重ねる

ああだったこうだった
言いながら
あの頃見えなかったものが
少しずつ見えてくる

あの頃見えていたものが
少しずつ ....
人は
たくさんの事柄を
忘れながら
生きています

朝起きてみれば
隣の空き地は
白く覆われて
ただひとつの足跡もない
とてつもなくやわらかい
真新しい道に思われました

その ....
       風が匂うは梅見月
       口を閉ざした木々の芽は
       浴びる陽ざし待ちわびて
       うずく枝先たおやかに
       ふくらみ帯びて君を ....
世界はわたしを愛してはくれなかった
わたしの愛は拡散して
ついに世界を愛するようになりました

世界はわたしをなぐさめなかった
わたしの中のかなしみは
がらんどうの宇宙にぽっかりと ....
ぶつからないように
ぶつかって


絡まないように
絡ませてしまう


濁らないように
やっぱり濁りの中に浸かり込んだ


傷つかないように
傷つき泣いて
傷つけないよ ....
あまいパンはやわらかい
やわらかい朝は白く
白い夜は夜

いつものように
ばかな嘘を見破って
空へ穴をあけてください

空へ穴をあけて
飛べなかった鳥が
最後の一羽まで
逃げ ....
{画像=130128134754.jpg}



気楽なのです

しょせん死は

一つの潰えです

誰も泣かず

誰も泣かさない

手向けはどうぞ

孤独以外に

 ....
わが子が泣くので
わたしはそっと抱きあげる
生まれたばかりの
からだを包む

そして
なるべく平易な言葉をかけて
わが子の視線の先を見る


ときに
わが子は泣きやまない ....
冷たい布団に潜り込んで
悴んだ体を丸め
膝を抱えて
ゆっくり目を閉じる

呼吸を整え心臓の鼓動に重ねると
間もなく私の意識は解き放たれ
私を形作っている六十兆の細胞の波間を
ゆらゆらと ....
雀の寝床をみつけても
太陽起こしちゃいけないよ
雀はぐっすり夢のなか
お米がいくらも食べ放題

雀を昼間にみかけても
天気は気にしちゃいないから
きょうの糧には何を得た
それだけ案じて ....
二月の鼻先で
くしゃみ
クスンと泣いたのはだあれ
三の日に人がいて
春になるって
知っていたかな
鬼は外
ウグイス豆頬張って
あはは
泣き虫も福笑い
春来る
あなたの手に触れたとたん
恥ずかしくなって文字が滲んでしまったかも
読んでいただけましたか
言葉と言葉の間のためらいと
僕とあなたと間との小さな活断層
信じ合うためには強力な接着剤が必要 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14116)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとつの問いが- Lucy自由詩15*13-2-4
静かな波紋のごとく- 石田とわ自由詩5*13-2-4
- ドクダミ ...自由詩1*13-2-4
2013年の雨- yamadahifumi自由詩313-2-4
オブラートは溶けやすい- ドクダミ ...自由詩3*13-2-4
海の使者- オキ自由詩3*13-2-3
節分- 小川 葉自由詩913-2-3
Hands_Up!- 凪 ちひ ...自由詩7*13-2-3
問いかけ- 草野春心自由詩813-2-3
地吹雪- 砂木自由詩12*13-2-3
鼻毛- 殿上 童自由詩13*13-2-3
節分の戦- 吉岡ペペ ...自由詩1313-2-3
ボブ・ディランの肖像- 梅昆布茶自由詩23*13-2-3
ルーレット- 月形半分 ...自由詩713-2-3
風の通り道- カワグチ ...自由詩313-2-3
「みなみかぜ」- ベンジャ ...自由詩313-2-2
思い出作るために生きてピラルクの赤い鱗- 北大路京 ...自由詩113-2-2
路地裏- 梅昆布茶自由詩19+*13-2-2
子育て- 小原あき自由詩9*13-2-2
残り雪- そらの珊 ...自由詩2913-2-2
待ち人焦がれて- 石田とわ自由詩7*13-2-2
世界- 佐藤伊織自由詩513-2-2
こうなって- 芦沢 恵自由詩24*13-2-2
見やぶる- はるな自由詩613-2-2
美しくは無い花束は- ドクダミ ...自由詩3*13-2-1
たとえちいさな光でも- 千波 一 ...自由詩7*13-2-1
私は私に抱かれて眠る- 夏美かを ...自由詩20*13-2-1
- もっぷ自由詩713-2-1
二月- 乱太郎自由詩16*13-2-1
手紙- 乱太郎自由詩17*13-2-1

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