すべてのおすすめ
嘘か猫のようであろうとして
そのどちらにも失敗してしまった
こうなってしまってはもう
人さらいになるしかないと
人さらいの家に教えを請いに来たのだが
玄関から庭まですうすうと
透明な空気が ....
やたらちゃんとしたカンノーロにかぶりつく角度

はみ出すクリーム
路上の応用
血糖
挙動
殺伐とした
ローカル
モード
トウキョウの服の強度
ファット
眠気とインスリンの尻尾 ....
あなたは秋の空だといい
だれかは今日も暑いという

あめに苦しむときも
風におびえるときも
同じ秋の空の下にいる

足りないものをうめるように
文字にしたくなる心を
あなたは読んでく ....
言葉をのせた彼女の声とか
言葉にならない彼の声とか
全部まだ誰かの耳をすり抜けて
誰かの真ん中まで届く予定のある
そこは人間の、あたたかい、血なまぐさい

飛び交う声はほぼそこへおさま ....
糸杉の並んだ道
夏のただ中だった
一歩歩くごとに
汗は蒸発していき
肌に残されたものは
べとつくだけの塩辛さだった

暑さのあまり
蝉の声さえ途絶えた
世界には
わたしとあなたしか ....
自販機で水を買う
百円の小ぶりのペットボトル
冷房の効いた車輌を待ちながら
冷たい水を飲む
汗が額から頬へ伝い
顎で雫となって
滴る
あたたかい風が吹き抜ける
ホームの日陰で
私は息 ....
すこしだけ雨が降ったあとの

しずかな午さがり

横たわる身体を

ゆるい風が吹いてゆく

窓の遠くに

白くうすい月

……

目を閉じると

わたしは岸辺になる
 ....
ロックンロールを
丁寧に
パンクシーンを
敬虔に

空なるソウルに
爆発を
沈むリズムに
上昇を

あえてピンチに
挑まない
きたるチャンスに
奢らない

ダンス ....
          160830

大風で住宅の屋根が剥がれたり
100年に一度の豪雨に流れる橋
北海道には無いはずの物が出現したり
これも、シン・ゴジラ現象だと
水木しげる発明のブリ ....
(声がきこえますか)

白い壁に凭れて、
暫く目を閉じていたら、
誰かの声を聴いた。

(声がきこえますか)

空耳だと思い、
壁をはなれて歩きだしても、
声はついてくる。

 ....
夏の間中じっくり眠り込んでいたものたちが
大地をぬぐうように冷たい夢を放ち始める
夢とうつつとが激しくこすれ合う中
秋の虫たちは生まれ秋の草たちは伸びる
夢が散り散りになって燃え果てていく ....
考え事に埋め尽くされて
頭が体を超えて行くとき

私はスニーカーを履いて
ドアから飛び出す

目的地なんて関係ない
ただ走る為だ

町を抜けて
川沿いを疾走し
理由も無く走り続け ....
水と油が
分離するように

時折
私はゆらゆらと分裂する

それは
焦点がずれた映像のように
バスの窓から景色を見ている

光の帯が
賑やかな街に伸びて
ひとりの私を過去にして ....
街はガラスに囲まれている
反射する さまざまな夢は
灰色に熱くなったアスファルトに
焦がされて 揮発する

空調の快適な 何もない部屋で
ただ死ぬのを待っている 暇つぶし
ガラスの表 ....
一枚の紙に、今から100年分のカレンダーが載っている。

想像できるだろう。

このカレンダーのとある日に、きみは死ぬ。

想像できるだろう。

なにもしなくてもきみは死ぬ。

想 ....
運命を呪うというのは
自らの遺伝子を呪うということ
運命を愛するというのは
自らの環境を愛するということ

私は地球の申し子であり
あなたの息子である
あなたの息子と同時に
独立した個 ....
失われた時を還せ
死んだ夢を呼び覚ませ
きみのうなじの産毛が好きだから
僕の名前を風に聞いてくれ

最期の銅鑼が鳴り僕たちのバンドは退いてゆく
黄昏の中へ精緻な夜へと官能をつなぎとめる
 ....
真っ白い炎が
咲き乱れて
花ちるさと
凍えるような涙で
殺菌する、
浴衣の模様を
黒地の頬を落ちる涙、
昔、
夏祭りに出かけて
一緒に金魚を網ですくった思い出がある
うちのお父 ....
私が水の娘だった時
その人が私に望んだのは
夕暮れの淡い光に満たされた
一枚の
黄色い風景画となること
郷愁のような安らぎをもたらす
穏やかなさみしい静止画像

額縁に収まり切れない私 ....
耀う光のなか 疎らに枯れだす芝生
なにを疑うでもなく
彼女はそこに寝そべり
湧出する表層にみをあずけて
こちらをおもしろそうにみつめている

薄絹のみなれないスカートを
潮風にさらし
 ....
薬で眠る
父を見舞った

ゆっくりと
眼裂が開き

ゆっくりと
また閉じる

私は
川に立つ
真っ白な鳥を想う

そう
あの鳥と
同じ視線で

父は
私を見る
私 ....
演奏会の時には一番後ろの椅子のままで私は終わりました
初秋の朝、風が窓辺に腰掛けて静かに凪いでいる
この白髪はさぞ目立ったことでしょう
彼の故郷のみずうみは人知れず朝陽に煌く
家族たちはいった ....
人間の空は 何かぶつぶつ言っている

本当は 黙っていたいのかもしれない

心の背中が ちょっとかゆいのかもしれない

もう たまんなくなって

掌を広げてみたんじゃないだろうか

 ....
兄がいもうとをおぶってはしる
空にくるさいごの夜にてらされ
町や人を巻きおおう紅い霧がまう
木と紙の家をすばやい蛇がはう

あけて通りには誰もみとめない
ぬがれた帽子の散らされたかげ
 ....
運命は変えられるの?
アリスは尋ねる

運命なんてありはしないさ
きみが夢のなかで存在するように

偏在する夢が現在という一点に
結ぶ露のようなものが人生らしいんだが

アリスは頷く ....
雨は綺麗だ
ひどくやみ上がった空はうつくしい
衣服が濡れて透ける
心までが裸になるのだ

終わり欠けの虹を見る
どこへいく
どこへいってもスマートフォンは繋がる
恋人からは逃げ ....
【ふたつの音】



毒虫に やられ
全身は はれあがっておりました
つかれきった こころに
毒蛇を漬け込んだ酒をかけると
寝袋の中に身を横たえた私は、
水平さざ波のように 癒えてゆ ....
 真夜中に飲むアールグレイに心は踊る。
 記憶の中のバレリーナのようだ。
 真紅の液体はほんのり苦い。
 記憶の中の初恋のようだ。

 煙草を一本。あの頃の記憶が蘇る。
 あれは横浜の ....
 森の中にひっそりと佇む湖に北風が淡く吹き抜ける。
 初秋の風にやましさはない。
 私は一人湖岸を歩き、秋の訪れを静かに待っている。
 夏が今、去ろうとしている。

 私は自分の心と対峙 ....
新しいばんそうこうを貼って
おもてに出たらば
白いクジラが通り過ぎて
桃も潰れていた

夏休み~
誰もいない家の中
パスタを袋の中で折って
折って折って
折って折って
普通に美味し ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14133)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鏡の中には誰もいない- 春日線香自由詩416-9-3
プレイ- 末下りょ ...自由詩2*16-9-3
手紙- 朧月自由詩416-9-1
- 志田陸自由詩416-9-1
夏のスケッチ- そらの珊 ...自由詩15*16-9-1
天然- Lucy自由詩14*16-9-1
晩夏の岸辺- 塔野夏子自由詩2*16-8-31
螺旋- シホ.N自由詩116-8-31
あえかなきみ- あおば自由詩2*16-8-30
キコエマスカ- あおい満 ...自由詩816-8-30
秋のはじまり- 葉leaf自由詩316-8-29
脱走- ガト自由詩4*16-8-29
ターミナル- ガト自由詩4*16-8-29
夏の断章- 藤原絵理 ...自由詩216-8-27
100年カレンダー- 吉岡ペペ ...自由詩516-8-27
ダンス- 鷲田自由詩216-8-26
四季- 梅昆布茶自由詩1016-8-26
金魚- 百均自由詩7*16-8-26
水溶性- Lucy自由詩8*16-8-24
芝生に- 末下りょ ...自由詩4*16-8-24
俯瞰- umineko自由詩7*16-8-23
みずうみに漣を- もっぷ自由詩3*16-8-22
心の空- 尾瀬の色自由詩116-8-22
きおく- soft_machine自由詩116-8-21
アリスの夢- 梅昆布茶自由詩516-8-20
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ- かんな自由詩10*16-8-20
ふたつの音- るるりら自由詩7*16-8-20
アールグレイ- ヒヤシン ...自由詩3*16-8-20
今を生きる- ヒヤシン ...自由詩1*16-8-20
a_new_wwworld- ふるる自由詩8*16-8-18

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