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海岸沿いをレンタカーで走った

波しぶきが空にあがってゆくのが見える

それが雲になって風を待ちかまえている


すべての雲が

そんなメカニズムでできている訳ではない

でも二 ....
{画像=120705001029.jpg}



小さい頃の僕は
捜している物はいつも
手の届くところにあって
幸せだった


それが一段背が伸びた頃から
少しづつ遠くなった で ....
向こうの空で飛翔している

麦わら帽子

風に飛ばされているのか

生き物のようだ

溢れ出てくる感情

幼い頃の私は

その優しさは自分を守り

相手を守っているつもりだ ....
春が来るたびに
色が褪せて行った
女はテーブルに きいちのぬりえ を開き
サクラクレパスで塗って行く

夏が来るたびに
心が剥がれて行った
何ひとつ帰り来ぬ家の 何ひとつ得られぬ部屋で
 ....
君の笑顔
柔らかな手
涙に濡れた頬を
君のハンカチが拭う

もう会えなくても
いい
震えている声が
君の胸をえぐる

君は僕の友達
君は詩人
想いのたぎりを
言葉に現そう。
 ....
お得意のハサミで
夜を招きよせる
美容師の笑い声

あはは
あははと
距離を縮めていく

やがて彼は
潮目に沿って
金色の糸を流す

彼女達は
心からは笑わない
ただ彼に
 ....
 遠くのまちまで ゆくの

 家で じっとしてらんなくて

 しらないまちまで ゆくの



 きたないことばを あびながら

 けいさつかんたちの列を抜けて

 海沿いの ....
知らないところで
知らないうちに
知られてゆくのは
狂気の虚構

飛べない羽で
飛べない空を
飛んでゆくのは
強固な郷愁

血の雨
地の底
散りゆく精神

日の影
悲 ....
花の器、言葉の境界をーー
引く一本の線
そこを越えて君は扉へ
扉の中は花畑でーー
君の瞳は色彩に包まれる
包まれたものが開くように
君の言葉は音を立てる
「ようこそ」・・・そう言って
 ....
空想妄想現実逃避。


分かってるんだ。


あの人が私を好きになるなんて


1%の可能性もない事。


でもやめられない。


夜毎あの人を想って泣くんだ。
 ....
バスで海沿いを旅していたら

財布をどこかになくしてしまった

海に財布を探していたら

ひととはぐれてしまった

海の底にはレールが見えた

おおきな白鳥が海面から飛びあがって
 ....
いつも隣には君がいる。
笑顔の君がいる。
悲しい。

僕は泣いた
いつも一人で歩いていた。
優しいのは寂しい。

うなずく君は可愛い。
階段を登ると
太陽が沈んでいた。
向き合った途端、一瞬たじろいでしまった
あまりにも真っ直ぐに見つめられて
ファインダー越しに覗いた
淡いピンクの大輪


千重咲きの奥に守られている花芯は
何か語りた気に
唇をうすくほ ....
盗まれた
海の藍一色
ペン先に浸し
描かれた
白磁に咲く
蘭の花

開き行く茶葉の
馥郁たる芳香が
矢車草摘む
少女の面影を
うつし世に誘う

リフレイン
君にまた会えた
 ....
小川のような楽譜を背泳ぎして
フルートを手にする君
瞳を閉じた音色は
君の夢をまさぐって青い湖に案内する
歌詞はそこで一隻のボート
僕は向かう方向に背を向けて
ひたすら歌いながら漕ぐ
 ....
雨の糸
紡いで布を織る

星の子
風邪を引かぬように

七夕
願い事を書いた短冊

白紙の未来
ペン先がじっとみつめている

願い事
人の数だけあるのだろうけど
根っこのと ....
あなたの立てた泥にとまって 夜に消える羽になる
乾いた風の甘い粒も たまりに落ちた水になる
そこには誰も映らないけれど そこには色も映らぬけども
ひどく美しい闇になる
さよならが
遠いころ知っていた子守唄は
ほがらかにリズミカルだった
時刻も狂わずにいつも傍らにいて
毎日の手入れも不要だし
挨拶は君から
だったね、と
なんでかな子守唄に
こんな歳にな ....
おぼろ月夜の 帰り道
家の鍵束を頭上に放って 銀のきらめきを掴みとる
幸せってやつも こんな風に掴み取れればいいのに
冷ややかな街灯が そんな姿をあざ笑う
屑同然の値札が付けられた 役立たずの ....
眠れない夜は
魂が離散しているのだ

言葉をかき集めて
ほんの少しの灰を作る

それで暖をとる事も可能だろう
全てが生成と消滅に見舞われている現在では

君は今、言葉を覚えた
詩的 ....
四谷のルノワールの2階で母に会ってから十年がたつ

立派になったわたしを見つめながら珈琲を飲む母が

そのときはたまらなく悲しく寂しく辛かった


今朝からの豪雨がいまは晴れている

 ....
「怒」


怒れ
とりあえず怒れ

開けろ
風穴を開けろ

亀裂でもいい
そこから侵入しろ

浸透でもいい
じっとり考えながら浸透しろ

正義ではない
生活だ

 ....
白いミルクに 足先を浸す
グラスに浮かんだ 臆病な飛行船は
午後の温度に溶けていく

飾りだけの生活や
苦し紛れの性格に
飽き飽きしたころ
夏の気配を感じた

ノートの罫線に陽の光が ....
黒い木陰に巣くう羽根音
砕いた殻墓 添うて鳴く

まみれた草にのけられた
くちばしこもり 膝の上

はばたき とどまり うちふり さえずる
影に塗る 黄緑 黒 音は チチチッ

うま ....
闘いの布石をする
陣地を作るために
白石を置いても
ほころびはでる

黒い石を
囲んだつもりが
逆に囲まれて
陣地が取られそうになる

碁盤の闘いのひとところ
先を読むために重ね ....
この世でいちばん無用なものはなにかというとじぶんなのだが
それでは書き手がいなくなってしまうので
とりあえず駄文を綴れるうちは生かしておこう

いつも思うのだがじぶんを生存的に維持するだけなら ....
なんて
聞いたことが無いけど

情景が思い浮かびます

今 窓の外では
かえるの鳴き声がうるさいくらいに

田んぼに囲まれた土地柄なので
当たり前のことですが

月が見え隠れする ....
階段をあがってゆく

雲への階段を

水色ののぞく階段を

死んだように生きている

生きているはずなのに死んでいる


大海原のいちめんに

ひかりが刺さっている

太 ....
オルガンを
小さくして
香りつけて
戸棚にならべてひとり暮らし


古いノート
描きかけてた
歳とった君
遠くにふざけてトカゲの僕


わかるんだってさ


丸い部屋に
 ....
折り畳み傘の畳み方には コツがあって
器用ではないのに私は そこは 得意で
自慢するほどでもないことが一番素敵で

端麗に畳まれた造花の朝顔を傘だと指差した指が
私の人差し指をちいさ ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海からの雲- 吉岡ペペ ...自由詩1212-7-4
想像の手を伸ばして_/_ _それは繋がって行く- beebee自由詩29*12-7-4
麦わら帽子- 灰泥軽茶自由詩5*12-7-4
ぬり絵する女- salco自由詩12*12-7-3
悲しみ- ペポパン ...自由詩5*12-7-3
アドリアネのブロー- 和田カマ ...自由詩2*12-7-3
かわいいくつが_ほしくって- 鈴木陽一 ...自由詩212-7-3
知らず飛ばず- シホ.N自由詩112-7-3
「ようこそ」- yamadahifumi自由詩212-7-3
空想妄想現実逃避。- 永乃ゆち自由詩4*12-7-3
波しぶき- 吉岡ペペ ...自由詩912-7-2
君は僕の友達- ペポパン ...自由詩5*12-7-2
乙女椿- 渡 ひろ ...自由詩24*12-7-2
アールグレイの邂逅- 和田カマ ...自由詩3*12-7-2
- 乱太郎自由詩24*12-7-2
ささやさや- そらの珊 ...自由詩24*12-7-2
- 十二支蝶自由詩112-7-2
リズミカルなあの子- もっぷ自由詩312-7-1
銀の鍵束- まーつん自由詩5*12-7-1
世界の瞬間- yamadahifumi自由詩312-7-1
ある母と子の境地- 吉岡ペペ ...自由詩412-7-1
刹那的発泡詩_<_2_>- nonya自由詩22*12-7-1
a_ice_air_ship- Akari Chika自由詩5*12-7-1
ヒキナギの唄- 砂木自由詩15*12-7-1
白と黒との闘い- 殿岡秀秋自由詩512-7-1
いきる(脳力)- 梅昆布茶自由詩1412-7-1
古池や蛙飛び込む水の音- ちゃむ自由詩312-7-1
海の階段- 吉岡ペペ ...自由詩212-6-30
サーチライト- kawa自由詩112-6-30
雨上がりに開く傘のおはなし- るるりら自由詩1912-6-30

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