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夏の髪は濡れている


わたしの髪が揺れている
遠浅の海はそのなかで年老いていく
形態が機能に従い
それぞれの行為が所定の位置に置かれていく


気晴らしのような裁断の美しさ ....
{引用=コトバだけで世界をつないでいく、そんな嘘くさい指切りをして
あなたの色つきの夢の先に、私はいない。

コトバだけで生きる人は 骨の分量の重さを 世界と言い、
あなたは、夕陽を溺れ ....
恣意的にはなす術も無いがときに僕のマックが代弁してくれるだろう
僕のOSは古すぎてもうあたらしい言葉を紡げないから

内緒話しを夜通ししてみたいんだ       ケ ....
砂漠のど真ん中 ラクダで進む
蜃気楼ユラリリ 西に向かって
砂塵で視界ゼロ サソリが笑う

へそ曲がりのローレンス 井戸水は何処だい
ありがちなナチュラルムーン オアシスを照らして

の ....
幼い頃に頭を撫でてくれた手のひらたちは
引っ繰り返され 
彼女を叩たり、指さした

(公園で、一人、少女が濡れている)

常識の文字を見つけると丁寧に赤丸で囲みながら
恐る恐る ....
クレーンの星空にのぼる窓にちりばめられた
いくつかの人影に、僕はいつも奥へ奥へと手を引かれていく
人々の隙間に傷を負った無数のショルダーバッグが
日々を通り抜けて、朝日に焼かれ
サウンドマシン ....
おそらくそこは岩がちでやや閉鎖的な地形をしていて
そこに人物が配置されている
周囲には緑豊かな扇状の低地がひろがりその先には森が形成されていて、遠くに暗青色の山が連なり、冷たい尾根には白い ....
                           160724


カタンカタンカタンカタンカタン、快いリズムの風に乗り
お母さんは西瓜を半月形に切ってから4等分する
電車もご機嫌 ....
ベランダを覆いつくすケヤキの枝に
キジバトの巣がある
朝六時
キジバトの鳴き声で眼が醒める

ジュウイチジニキテクダサイ
ジュウイチジニキテクダサイ

十一時に?
どこへ?

夢 ....
浅い息の淵をたぐって、人混みのほどけた場所へ、同じハッピに同じサンダル、出場の順番を待って、盆踊りの夜は凍える。アルコールの傾斜を滑り、秩序や光が失われる場所へ、根源的な連帯が訪れる瞬間へと、 .... 砂浜の太陽は燃え上がり
空気の密度が上がって
我々を押し潰そうとする

一心不乱に水をかく
不細工に水面を蹴りつける
魂を少しでも前に押し出さなくちゃいけない
燃える炎を眺めていると
この瞳が燃えてしまうのではないかと
そんなことを想像してしまう

目蓋に感じる炎の熱は
愛惜しく
覚めないで
消えないで
と願う

この目の中に
その炎を ....
 自動販売機

 500円玉が手からこぼれる

 行くつく先は暗がりの中

 蹴りたい気持ちを抑える悲しさ

 転がる 転がる

 お金も 人も 人の心も

 行くつく先は ....
窓を閉じる音
主人の居ない蜘蛛の巣の夏
自ら内を選んだ羽
硝子のそばから離れない


骨の寺院
どこか低いところから来る雪
小さな本をめくる
風の夢の終わり


 ....
夏になると
私の中の情熱が少年のかたちになって
駆け出す
迸る光と熱のただ中へと

緑かがやく丘の上で
積乱雲の巨塔を見あげ
四方から降りそそぐ蝉の声を
またそれらがふと止んだときの静 ....
万年筆の血液が乾いてしまったようだ
無理もない
数年うっかりと放っておいたのだから
いちにち、はとても長いくせに
すうねん、は
あっという間に感じるのはなぜだろう
風、が通り過ぎていく
 ....
愛くるしい笑顔を振りまいて
罪の意識の欠片もなく
多くの人を虜にする

愛苦しい想いを人の心に育み
自らは微塵も苦しむことなく
魅惑の眼差しを投げかける

愛狂おしいほどに
堕ちてゆ ....
つかみそこねた声の粒が
まるで赤い宝石のように
風に舞って堕ちていく
はらはらと

ぬるっとした感情を持て余して
動けなくなった

なんで手に入らないんだろう
時空の歪みに心を寄 ....
足が痛くて歩けない母を
海に連れて行くと
楽しそうに泳ぎ出した

それは
細胞のすべてに刻まれた記憶

海辺の田舎町で育ったこの人は
町では暮らせない人魚なんだと知った
困ってしまうんだ
生き物としてやるべきことはやったし…
残りはニンゲンとしてか

生き物でないニンゲンとして
やるべきことなどあるのかな

有るような…
無いような…

こう言 ....
きみへの愛は痙攣的な近親相姦、あるいはバスの中で音読する官能小説/ジンジャーエール片手に危なげに海の背中を泳ぎきり、思いっきりジャンプする、遠くの方へ、できるかぎりの軽快さで/各駅停車の青空/二度と聴 .... 等速運動をつづけているうちに鳥は羽根をもがれて
上腕二頭筋と三頭筋間のしがらみに別れをつげる

慣れない歌をうたいつづけて喉が嗄れたよるは
冷蔵庫のかたちをした夢をみる

B♭ないちにちの ....
         僕の日記に焼き付けられたきみの刻印
空は犯罪的に青い

    あたりには哀しみの歌が満ち溢れ    
  天使の微笑み             ....
   太陽の匂いが漂うんです
   懐かしいあの土手沿いの道の一画に


   両手から
   はみだしてしまう大きさの
   おおきな亀裂のあるトマト
   とうさんが  ....
言の葉を意味も無く
黙々と繋いでゆく作業は辛い
肩を落とし
改札口を出るとほどなく家は近い

商店街を彷徨いながら
肉屋の前に佇み
揚げられるかたまりを眺めた
一個100円のコロッケを ....
後進国の造船所で

死しかない取引をした

墓場の樹のしたで

人質は解放された

血だらけのワイシャツ

乾かない赤い染み


錆びだらけの波止場で寝転んでいたら

日 ....
きえねばならない思いをかかえて
心の溝を覗くとき

淵に足をすくわれそうな闇を前にして
問うてみる
闇は誰のため
誰の物でもない
とてつもなく広がる
だれそれのたそが ....
  午後の壁で
  冷たい粉を拭う
  わたしではなく、
  あなただけが白い
  子供になっていく海
  無色透明な硬いさそりのようだ
  一回きりの
  嚏
埃っぽい一日が暮れかける
ゆくあてもない想いが影といっしょに夕闇に溶けて行く

ちっぽけな哀しみを手のひらで転がして
ため息にも似たつぶやきを繰り返す

幼い頃母に背を押されるようにして嫌 ....
今朝、サボテンを
ちょんと切って食べてみた
泣き腫らした目の下の
やわらかい、にくのあじがした

乳白色の空を
アラーム音が貫いた
悪魔が穏やかな寝息を立てている
レースの影が頬を泳い ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
切って縫う- DFW 自由詩4*16-7-27
生きた亡者- 為平 澪自由詩816-7-26
Hey__Joe- 梅昆布茶自由詩916-7-26
冷たい水を一杯下さい- 星丘涙自由詩2*16-7-25
ブロンズ少女- 為平 澪自由詩316-7-25
夏を塗れ- 天才詩人自由詩216-7-25
ランドスケープ- DFW 自由詩4*16-7-24
西瓜- あおば自由詩4*16-7-24
七月の忘れ物- たま自由詩15*16-7-24
表裏- 葉leaf自由詩316-7-24
海辺- 藤山 誠自由詩116-7-23
巡りて- 坂本瞳子自由詩1*16-7-23
転がる- 佐白光自由詩2*16-7-22
白と底(夜と昼)- 木立 悟自由詩516-7-21
夏の日々- 塔野夏子自由詩6*16-7-21
ふたたびの夏- そらの珊 ...自由詩13+*16-7-21
ロリータ- 坂本瞳子自由詩1*16-7-20
声の粒- もずず自由詩416-7-20
人魚- ガト自由詩4*16-7-20
何故生きているかと聞かれても…- イナエ自由詩3*16-7-19
ペシミストのために街は青く光る- 伊藤 大 ...自由詩216-7-19
卑文- 梅昆布茶自由詩416-7-18
命の歌。。。(一発芸シリーズその1)- 梅昆布茶自由詩3*16-7-18
真赤な太陽- るるりら自由詩18*16-7-18
帰路- レタス自由詩716-7-17
錆びだらけの波止場- 吉岡ペペ ...自由詩316-7-17
消える- るるりら自由詩7*16-7-17
- 草野春心自由詩3*16-7-16
夕暮れ2- 梅昆布茶自由詩816-7-16
おはよう- 印あかり自由詩3*16-7-16

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