すべてのおすすめ
だれにでも好きな位置がある
それは例えば常連のBarの席や
馴染みの喫茶店で座る席

Raceだったそうだ
先頭を走るのが好きなひとも
中段のなかで揉まれるひとも

最高尾から前をいく ....
糸が切れた首飾り

はずむ毬のように真珠たちが転がっていく

この道のむこうに海があることをおまえは何故知っている

宝くじ売り場の横が男の仮住まい

ジングルベルを枕に凍えて眠る
 ....
葱のねっこを捨てずに水に挿しておく

数日のちにその断面からあおい芽が現われて
明日にむかって伸びていく

これは生きている{ルビ証=あかし}
多くのものは要らないという
水と
空気と ....
花のなかの蜘蛛が
雨を見ている
花を踏んでも 花は花のまま
垂直や そうでない水を受け入れている


自制の効かぬ音
道の途中の日時計
色褪せた鍵
水たまりの頬

 ....
僕はだれにもあいたくはなかった
きみいがいのだれにも

僕にはうたさえなかった
でもちんもくにもたえきれずに
ことばをさがしていた

絶望なんてぜいたくななやみだった
くうきょよりはま ....
着かざりの甲殻類の魂が戦車に乗ってゆくところは
街の白いコンクリートのまぶしい場所
未来への憧憬をつめこんだ
尖った踵でポーズをとるおしゃれな街
見た目うつくしく頑丈でかたい貝殻に
隠れるた ....
懐中時計の竜頭をぬくと
(それはウィスキーボトル)
なかから水があふれてくる
振幅のはげしい針のうごきが
ふいに軽くスゥイングして
ひろがる液体に
手をかざす こぼれ落ちる しずくの糸。
 ....
できるなら
現場(そこ)でも祝福の気持ちでいたかった
たとえば
生涯一度の自分の家なら
これに関わるすべての人に
笑顔で労してほしいじゃないか


+ + +


行きの渋滞を避 ....
レースのカーテンを
くるっと頭に巻いて
わたしは花嫁さん

バラの模様のテーブルクロスを
ふわりと羽織ると
わたしはお姫さま

お手伝いようのほうきに
さっとまたがると
わたしは魔 ....
首都高に陽は沈み
滞りのなく済んだきょう
帰り道にも屈託のなく
靴を脱ぎ捨てようなんて思わずに
橋を渡ることができた

今は部屋にくつろいでいる
五畳のわたしの聖域は
しっかりと夜の帳 ....
もう炭酸水を凍らせるのはやめよう 雪の丘に
さびしさの吐息が あまりに
白いから


夜空の星を 一つだけ
拝借いたしました


忘却というそれを 手にすれば、
私の ちいさな家には、
いれものが みつからないの ....
明けきらぬ朝
まだ薄暗い空に
ブーメランのような白い月が落ちている
あれは誰が投げたのであろうか

キミに投げた言葉は
めぐりめぐって
自分に帰ってくる
受け止めて ボクは自分という存 ....
忘れずにふってきた雪の
冷たさ身にしみて

憧れや
理想がすっととけてった
雪もまた

これが現実と
おもう白 真っ白な雪
晴れわたっていなさいね
かなうのならば、
かなう限りは

おまえの空を
喜びなさいね



馳せてゆきなさいね
どこまでも
どこまでも

たやすく
他人を切り捨てぬ ....
火のない部屋のなかに
あなたをさがしている
茶色く終わった時間がころがっている

あの日
海には
六羽の白いからすが
まるく座っていたそうだ

傷口は凍るので
わたしたちはまだ ....
遊女

太夫という名のあるいは
花魁という名の華があった

ほぼ大名や貴族あるいは富商といった上層の遊びであったらしい

歴史的考証は別にして
要するにスナックのねーちゃんだと思ってい ....
凍らせたノイズとけ始めている プリンも寂しがる夜が膝の上 体臭は毛布のようだ
男臭い布団はそれだけで暖かい
男にとっては逆だろう
遠い子宮の記憶を辿り
疲れた胎児は体を丸めて
全てを忘れて眠るのだろうか
女の体の匂いの中で

私には子宮より
 ....
  冬になるときみは
  樹下の落葉をひろい集めて
  ぼくの胸のうえに載せ
  火をともしたものだ
  それ以外に
  やり方のないような手つきで



  あのなつかしい ....
  今宵、風の
  滑るような冷気の端に
  一本の象牙が生えていて



  きみは両手で
  そっと包みこむ
  通り雨の過ぎたあと
  かなしさの残る街の片隅
  電 ....
   大通りを一本奥へはいった
   ラーメン屋の先の三叉路の角っこに
   その八百屋はあるんだ
   狭い軒先に段ボールが並べられ
   曲がったキュウリや
   太さも大きさもまち ....
としつきのいとおしさに溺れるまま
カレンダーは残り一枚となった
まるでおらの余命のようだ

老いのうわべと衰えのもとでは 
ターミナルへの興味は傍観に等しい
乗り継ぎ駅には関心がそそがれた ....
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!

たまには向きおうてもええんちゃうん?

こっちゃむいて、ほい!



 
遊びってものをわたしゃ
ほとんど経験ないんだよね、これが
今だって、真面目に
考えようとしてるし

義務じゃなくただ楽しいこと
リアルじゃなく目的がない
ルールがあってもその場限り
有 ....
ひとつ ひとつの
哀しみと

ひとつ ひとつの
喜びを

透明の結晶にして

華のように
星のように

この躯に降り注げ

言葉にならないコトバを
小さく折り畳んで
胸の ....
順調に死にむかって船出する男たちが

道端の赤い花に最敬礼

彼らを見送るのは

むくんだ顔をまっ白く塗って

泣きながら笑っている道化

まっ白い顔に黒い星と涙の模様をえがいて
 ....
     
           

ひどい罵声が飛んでくる
いきなり物が飛んでくる
わたしも避けながら 投げかえそうとする
むこうでは 言葉が渦を巻いていて
次の言葉が 今にも襲い掛か ....
河の岸辺の柔らかき

柳の枝で縛り留め

貴女と私の幸せを

永遠にしたい

ただの一時さえ

繋ぎ止められはしないと

河は歌う

早瀬の石を撫でながら

おお

 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14133)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
位置取り- HAL自由詩4*12-12-12
仮住まい/師走の街角で信号待ちをしている- そらの珊 ...自由詩9*12-12-12
- そらの珊 ...自由詩14*12-12-12
夜と白_Ⅴ- 木立 悟自由詩512-12-12
あいびき- 梅昆布茶自由詩1312-12-12
寄居虫- 鈴置友也自由詩2*12-12-12
プロセス_[フラッシュバック]- 鈴置友也自由詩3*12-12-11
基礎に埋めたぜんまい- 乾 加津 ...自由詩19*12-12-11
じぶんとなにかの境界線- miruki自由詩6*12-12-11
サンクチュアリでの夜の、- もっぷ自由詩1012-12-11
もう炭酸水を凍らせるのはやめよう- 北大路京 ...自由詩412-12-11
星どろぼう- 月乃助自由詩13*12-12-11
帰去来器- そらの珊 ...自由詩7*12-12-11
初雪- 朧月自由詩312-12-10
継ぎうた- 千波 一 ...自由詩9*12-12-10
火のない部屋- はるな自由詩1012-12-10
遊女- 梅昆布茶自由詩812-12-10
凍らせたノイズとけ始めている- 北大路京 ...自由詩312-12-10
プリンも寂しがる夜が膝の上- 北大路京 ...自由詩512-12-10
- salco自由詩11*12-12-10
- 草野春心自由詩812-12-9
象牙- 草野春心自由詩412-12-9
夏八百屋- 石田とわ自由詩12*12-12-9
- 信天翁自由詩112-12-9
あっちゃむいて、ほい!- 殿上 童自由詩20*12-12-9
課題「遊」:真面目なちびまる子ちゃん_- 木原東子自由詩8*12-12-9
【_結晶_】- 泡沫恋歌自由詩10*12-12-9
希望をうたう道化- 高原漣自由詩4*12-12-9
怒鳴る男________寓話的—詩の試みデッサン- 前田ふむ ...自由詩612-12-9
- ドクダミ ...自由詩8*12-12-9

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