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お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター

クローバーをむしゃむしゃ食べた

タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって

 ....
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ

市街を抜け、15分も走ると左手に ....
いつか星のきれいな夜にきみと東のそらをながめていた
銀河のはしっこから星がもれおちてきて山の斜面に
まるでとつぜん咲いた花のように青く白くちりこぼれた

星のかけらを幾片かぼくらはポケットに ....
全体の形が カッチリしているので 
スイカも お行儀の 良い形で 
君臨して いるのでしょう

今 流行の 
四角スイカを 
堅苦しい瞳で 眺める
真夏のサンタクロース 

雪のよう ....
読んだ人間が
不幸になるだなんてことを
書かれた手紙ほど
不幸なものがあるか

あの娘に
告白した手紙は
あの娘と
あの娘の周辺に群がる
ドブス集団によって
無惨にも
お笑いの対 ....
口裂け女の胸を揉んで逃げた こんなに苦しい思いはしたくなかった
軽快に、爽快に生きていたかった

すべてはきみと出会ってから変わった
僕の心は押しつぶされて
呼吸も出来ないほど

きみが他の誰かのものになるのを
 ....
  銀紙のいたみが残っている
  なにをつつんでいたのだろう
  じょじょに
  曲がりくねり ながら
  朝になって夜になって
  夜になって
  夜になって
  言葉はみじか ....
消えてしまいたい と
わたしの心は嘘をつく。

死んでしまいたい と
わたしの表象に刻みつける。

心はわたしに嘘をつく
世界はわたしに嘘をつかない。

わたしの四肢が 動きを求める ....
今日も
緊急車輌の
サイレンひびく


街中の
かげろうたちが
立ちのぼる


ビルの谷間で
落っことしたもの
探してる


巣食った暗黒の
深いところで
救 ....
信じるということは黙っていること
だからかな
月はいつも無口だ

ひたひたと夜に歩いていると
しらずしらずに素直になる

だれもがなにも言わないで
暗い夜に白くなり
明日がこっそり訪 ....
王女の名を持って生まれ
運命のいたずら
雑草の間に
根を下ろすことを余儀なくされても
小公女のように気高く
品位を忘れぬ立ち居振る舞い
汚れない肌
たとえ
嵐になぎ倒され
獣に踏みに ....
 石ころのように
 蹴飛ばされた
 君の命が

 川の流れに
 ぼしゃりと飛び込み
 揺らめく水の底を
 ゆっくりと転がって

 手の届かない
 透明な棺桶の奥から
 空を見上げ ....
いつもすでに記憶だった夏の日に
俺は裸体を晒した少年少女達と
沖合を鳥が群がる海を見たかったが
だれひとり気付かぬうちに
海原を舐めて広がる火の言葉に焼かれた
熱気だけが渦巻く無音の嵐に ....
一人旅は
化粧をして理想の自分になれる
いや一人旅は
化粧を落とした素の自分になれる
いやいや、一人旅は
化粧を探して新たな自分になれる
夏ゆく渦中の生が他生を殺して
何の声もきこえない台所
コルクを外し
のぞきこんだ硝子壜の帆船
幼い汗を嗅いだ

子供のおこがましさのまま
巨星に打ち捨てられる
過去の魂に対峙して
そ ....
わずかに赤を含んだ
初秋のねこじゃらしが
風にそよぐ
そよがれて
よみがえってくる
植物ではなくて
あいつらのしっぽだった記憶が

猫が
ねこじゃらしの横を
素通りできないわけは
 ....
履歴書にはポジティブシンキングと書いた ため息ひとつ、に
ざわりと肌が蒼くなる

胸のあたり
寄り添っていたものは
事も無げに剥がされて

冬晴れに干された
枯葉みたいに宙を舞う


振り返って見えるもの
そ ....
 
雨にとけてしまいそうなウチ

それでも傘に入れてくれるん?

いっしょに流されてくれるん?





 
遠い日
私をすこやかに育てなおしてくれた人よ

あなたの真似事をしています



背負ってしまった陰を呑み込んで
人知れず水鳥の如く足掻きながら
あなたは
微笑むことを忘れません ....
中指の折れた手でグー 言葉って、抱きしめられない
口づけたり、切りつけたりできない

だけど、君に会いたい

針先ほどの穴に
空が吸い込まれていく
風も太陽も巻き込んで

言葉って、食べられない
 ....
なんだ、オラッ!
集団的自営権は拡大解釈だあ?
訳わかんねえこと言ってんじゃねえぞ、てめえ
シャッター商店街が一丸となって
巨大スーパーに対抗しようと頑張ってんのに
冷水浴びせるようなことぬ ....
会社の帰りがけに車を左折させる
道から少し離れてある実家の林檎畑が見えてくる
減反した田んぼに育てた林檎の木
今はこの世にいないはずだが 父の幻がいる
畑が物陰になり見えなくなると
右側の田 ....
  

      あなたが泣くのなら
      そのとなりで
      わたしも
      黙って泣こう 
             
      そう思わずに
      い ....
   
     
       いろんな恋の末に
       じゃがいもが
       えらんだ相手は
       いつも隣りにいた
       にんじんで
        ....
      去年のあなたの誕生日に贈ったのは
      らくだ色の毛布でした
      なににしようかさんざん迷ったすえに
      一日の大半を布団のなかで過ごすあなたに
     ....
上諏訪のひんやりとした
澄んだ朝の空気に
俺って少し
思い上がっていたんじゃないかと
自分を見つめ直した
代官山のカリスマ美容師(無免許)
これが下諏訪だったら
こうはならなかったと思う ....
肖像画の視線にパリの焦燥と倦怠を感じる。
日々の疲れが重くのしかかるように絵画の中の瞼がその眼光を弱めてゆく。
彼女の視線の先に映っているであろう私の顔はいつしか歪み、
誰に語る訳でもなしに ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ダンデライオン- Lucy自由詩19*13-9-25
Tシャツでは少し寒い- アラガイ ...自由詩13*13-9-25
星をひろう- 梅昆布茶自由詩17*13-9-24
雪氷- 藤鈴呼自由詩3*13-9-24
不幸な手紙- 花形新次自由詩413-9-24
口裂け女の胸を揉んで逃げた- 北大路京 ...自由詩913-9-24
カレーまん- 花形新次自由詩513-9-24
銀紙- 草野春心自由詩713-9-24
わたしの心は嘘をつく- euyih自由詩513-9-23
- シホ.N自由詩213-9-23
無口な月- 朧月自由詩413-9-23
孤島の白い髪飾り- Lucy自由詩20+*13-9-23
石の星座- まーつん自由詩8*13-9-23
プロミネンス- 壮佑自由詩25*13-9-23
旅化粧- イオン自由詩2*13-9-23
Sink_into_the_Sin- 神山自由詩113-9-23
ねこをじゃらす- そらの珊 ...自由詩19*13-9-23
履歴書にはポジティブシンキングと書いた- 北大路京 ...自由詩813-9-23
剥離- 祥希いつ ...自由詩4*13-9-23
それでも- 殿上 童自由詩18*13-9-23
水蜜桃- 伊織自由詩12*13-9-22
中指の折れた手でグー- 北大路京 ...自由詩313-9-22
言葉の人形たち- まーつん自由詩8*13-9-22
集団的自営権- 花形新次自由詩513-9-22
名月の下で- 砂木自由詩12+*13-9-22
思わずにいられない- 石田とわ自由詩11*13-9-22
- 石田とわ自由詩13*13-9-22
抱きしめて眠るものたち- 石田とわ自由詩9*13-9-22
上諏訪美容師- 花形新次自由詩813-9-22
狂騒- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-21

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