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ピンクのコップみたいなチューリップの
花びらはらり

想いが重すぎたんだね

期待ばかりしないで
そんな声がした
少女の後ろ姿に似た花ばかりの庭に
左手首の動脈を
右手の指先でさぐり当てる
脈に触れれば
自然とそれを数えてしまう
まるで
生きていることを
確認するように
えいえんに似たそのリズムを

日が暮れて
血の匂いがする ....
ヒサカキは塩ラーメンの粉末スープの匂い
ウグイスのさえずり
鋭く 、

ハルリンドウみたいな
森ガール、山ガール
シャンプーの香り?


数羽のカワウは巣材をくわえて池を越えてく ....
誰もスペリオル湖の悲哀を知らない。
誰もミシガン湖の慈愛を評価しない。
誰もヒューロン湖の出生に言及せず
誰もエリー湖の瑞々しさに気づかず
誰もオンタリオ湖の覚悟を知らない。

知らないで ....
地上に引き出された私の網膜に
無数の矢が
容赦なく突き刺さる

モグラになって初めて知った
過剰な光は
漆黒の闇よりもさらに凶暴で
瞳を凝らす事を禁じ
見る事を私に許さない

視神 ....
お父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気 いたずら  乱太郎

眠りを知らない時の神
人間の右回りに活動する肉体の細胞核は
騙された睡眠薬だ
無限に生きる術は夢で踊り
永遠の門番から渡された片道切符の切れ端の上で
一喜一憂して果 ....
薔薇にとまった蜻蛉の複眼が
通りすぎる女を見る

巨大な硝子張りのビルディング
窓一枚一枚に映し出される
其れ其れの場面の
姿を、姿に、姿へ、姿が
パイプオルガンのパイプを通り
 ....
指の絆創膏をはがしてみれば
血は止まったものの
いまだ なまめかしく
傷はそこにあった

たった一日
空気を遮断されただけで そこは
色が蒸発したように
あっけらかんと白く
まるで湯 ....
今宵の月は、燃えている
爆発を反復するプロミネンス
立ち上がる火柱に 閉じ込められている一車両の電車が
あらゆる過去と あらゆる未来の間で ゆれている

ゆくえも、ゆきさきも
よく、もえて ....
鴨が水中でエサを探す

大丈夫かな
そう思った頃に顔を出す

すいすい泳ぎ
ついっともぐる

空も川も自在なのか

水の輪が
ひろがるひろがる
私のこころの中にも
小学校の教師は
満州の寒さを語った
近所のおっさんは
突撃の仕方を語った
母親は
配給の乏しさを語った
父親は
出征の誉れを語った

街では
白い軍帽を被った脚のない人が
人通り ....
糸のように細い茎
葉は小さなハート型

切って
水に挿しておくと
傷つきやすい神経のような
白い根がはえ
土に植えると
再生する

そうやって
いくらでも増えるクローン植物
 ....
凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ....
喧嘩した ただ私が勝手に怒っているだけ
あの人は 云えばわかってくれる 

されど 女には お願い解ってという想いが溢れる
特に不安定な時 お腹が大きくなってきている

私は怒っている 
 ....
誰も書き置きを見ていなかった 担がれた神輿から落ちた 地下へと続く階段の脇には
だらり、とぶら下がった黒いコンセント
に結ばれた、赤い糸

地下のさびれたライブハウスでは
音程の狂った歌手が
あの頃のみっともない僕みたいな
コッケイな恋の溢 ....
お水を待ってるの
大きなトラックで
お水をくれるから
ずっと待ってるんだよ

水瓶はこわれちゃったし
鍋はぺちゃんこだから
こんなタライしかないの
ちゃんと持って帰れるか不安

 ....
僕は書く

それは文字による記録ではなく
文学作品でもない
書いているのは

言葉

自分の考えや気持ちを表す言葉
つまり
自分を言葉で表した
自我像

僕は僕のことを誰 ....
 書きたいけど、書けない

 そんな言葉ばかり
 胸の中に渦巻いてる

 木枯らしに弄ばれる
 枯葉の様に
 するり、するり、と
 指の間を抜けていく

 春の陽ざしを
 なみな ....
本当が聞きたい あるものなら今ここで
僕の有限と君の有限の間で 不滅があると信じた
ずっと笑って指差して来たものを 君とだったから信じた

いつかは土に帰る
無かったことになる
五十年 ....
暖かな日差しを受けて
春爛漫の息吹を感じる
子供達の遊ぶ声が届く
大らかな芽吹きの声が
ここに春が来たことを
そよぐ風が告げている

悩み苦しみさえも嘘と
想える程暖かな陽射し
誰も ....
おんなが三人
テーブルを囲んで笑い声を上げていた
おとこは 
二つほどテーブルの間を置いて
ゆったりとコーヒーカップを口に運んでいた

おとこはおんなをこっそり眺めていた
週刊誌を読 ....
高い授業料を払うと思って騙されてください 【まじか】

気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに

もっとまじかに赤を ひきよせて ....
   フルーチェを作った
   冷蔵庫で冷やして
   お風呂上がりに
   娘と二人で食べた
   フルーチェのメロン味が
   美味しいねと娘がいう


     幸せというのは
 ....
桜が散り始めた
昔、誰かがそこに植えたのだ
古びた板壁のペンキが剥げた営舎の
埃っぽい運動場の端に

左旋回だったのは
右利きだからかもしれない

春霞の海は穏やかで
座している私の ....
自炊の道を極めんと
愚娘の助言を聞き入れ
圧力鍋を購入した

やや季節はずれのブリ大根
今日は黒霧島のお湯割

圧力鍋には
なにやらタイマーが付いていて
超絶簡単レピシ本通りで
 ....
 
ひとりでメソメソ オーケー オーケー

ひとりでプンプン グッジョブ グッジョブ

ひとりでゲラゲラ いーんじゃなーい


 
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の庭- 朧月自由詩1+14-4-17
夜の洞窟で- そらの珊 ...自由詩12*14-4-17
なかなかむらむらこない- 末下りょ ...自由詩1*14-4-16
五大湖は闘えと言う- ブルース ...自由詩3*14-4-16
点眼- Lucy自由詩20*14-4-16
_父さんだけがスタンディングオベーションしていて嫌な空気- 北大路京 ...自由詩614-4-16
いたずら+イタ・ヅラ- 乱太郎自由詩15*14-4-16
薔薇の女- 游月 昭自由詩3*14-4-16
溺れる人魚- そらの珊 ...自由詩21*14-4-16
赤い月の電車- るるりら自由詩13*14-4-16
- 朧月自由詩214-4-16
伝言- 山部 佳自由詩814-4-15
ワイヤープランツ- Lucy自由詩13*14-4-15
弾力- 梅昆布茶自由詩2014-4-15
じゃがじゃが- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-4-15
誰も書き置きを見ていなかった- 北大路京 ...自由詩9*14-4-15
担がれた神輿から落ちた- 北大路京 ...自由詩7*14-4-15
新宿の地下室にて__- 服部 剛自由詩1214-4-14
シリアの水- 藤原絵理 ...自由詩10*14-4-14
自我像- ichirou自由詩914-4-14
春だもの- まーつん自由詩11*14-4-14
遠雷- クナリ自由詩21*14-4-14
暖かな日差しに・・・- tamami自由詩1314-4-14
夕暮れのひととき- イナエ自由詩8*14-4-14
高い授業料を払うと思って騙されてください- 北大路京 ...自由詩814-4-14
湧出鬼没__(三篇のオムニバス)- るるりら自由詩15*14-4-14
【_フルーチェ_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-4-14
遠景- 山部 佳自由詩814-4-13
染み込む20分間がこんなに疲れるとは思いませんでした- ichirou自由詩1314-4-13
ひとりでできるもん- 殿上 童自由詩17*14-4-13

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