すべてのおすすめ
      一日の始まりに洗濯をする
      きのうの下着やタオルを
      まっさらにして天日に干す
      暑い暑いといいながら
      熱風のような空気の中で
     ....
春先になると
湧いてくる
おかしなじいさんのこと
ではなくて
もちろん猛暑日で
頭がいかれた野郎の
話でもない
俺が言いたいのは
足にスプリングを着けて
ビョーン、ビョーン跳ねる
 ....
酸欠状態で喘ぐ金魚が
水面を見上げる角度で仰いだ空は
怖いほど明るい色をしていた

アイスクリームよりも呆気なく
溶けて流れ出したフレーズを
おろおろと掬い上げようとしたら
それは舗 ....
冬に放った雪玉は
楡の木立を弾んで踊り
地蔵の額にこつんと当たる
なにかと思った地蔵は手を上げ
叩いた手には血を吸った蚊
閉めきった襖は光を遮り
格子はいつもかくかくと白い
赤いお手玉ぽ ....
水中花は
水がある限り
生き続けます

におい
こえ
てざわり
ある種の予感
見えはしないのに
確かに在ったものたち
次は
何に生まれ変わりますか?

一秒に
『チョモラン ....
【みずのように】


蛇口を くぃと ひねると 水が拡散し 飛び散る
靴裏が もえる じっとしてると 背が暑い
のびをすると 山間の風は 水の匂いがして

いままで 聞いたことの ....
しじみ降っている真夜中 著作権は著作者の死後五十年を経過するまでの間、存続する。
            (著作権法 第五十一条 第二項)






死んでも背負(しょ)って、あるくものだと思ったか
だれ ....
死んだら地面に埋めてくれ








 ....
真夏の青空を
吸い込む
くちびるから
生まれる蝶の
羽根の色は
南太平洋の耀く
海の色よりは
ずっと淡く
抜けるような天空の
青空の色に近い

在りし日の情熱からは
傍らで誰か ....
羊をたくさんたくさん数えたさ 本も一部屋分読んだ 煙草も辺りが煙る程吸ったさ
だけど今夜は眠れない 君の夢ばっか見るんだもの とても切ない夢さ

地球が凍結する本やメンタリズムの本を君は喜ぶ 人 ....
ひまわりが冷たく聞く鐘の音が淋しい 髪の長い 古き艶を残した黒髪のお前
その素肌を包み しなやかな 黒髪もくびれる 
男には 備えられない 弾力に水が弾く 潤い 
控えめな 鈴蘭の香り

女という生き物の魔の魅力に跪く 甲にあ ....
部屋

重い空気圧に押し潰されそうな脳味噌の、裏側に映ずるものは裏返された部屋の壁、その壁は打ちっ放しのコンクリートのざらついた表面が鮮やかな緑で、窓はない。亀裂もない。虫の入り込む余地のない密室 ....
足首ひねり激痛ひろがる青空
君のいえまで後すこし
文学すてて
お祝いしましょう
今日は君のたんじょうび

コンクリートぬらす通り雨
言葉でつくられた虹ひねり潰し
現代詩すてて
お祝い ....
つばめの仲間は待っている
雛たちが飛べるようになるのを
せかすわけでもなく待っている
その羽がそろうのを

みんなで集まってみせている
飛ぶってこんなに素晴らしい
飛ぶってこんなに楽しい ....
吊り橋の真ん中で二人は懐中電灯を消した
月も山の木立に光を隠した

手を延ばせばそこには異性がいた
何時も顔を合わせている相手だったが

不意に訪れた二人だけの世界に戸惑って
互いに黙っ ....
    風の入らぬ蒸し風呂部屋で
    汗を拭きつつもろこし齧る
    年に一度の逢瀬より
    うだる暑さに流されて
    来年こそはエアコンに
    冷たくされたい女の ....
人生は線分上にあるって誰かが言ってた
僕は線分の上で踊るバレリーナ ちょっとすね毛が醜いが歌だって歌えるさ

発酵した愛なんても〜沢山なんだ 純粋な惑星に住みたいんだ ポパイとオリーブみたいにね ....
狂った夜を漂うのは
他ならぬ俺の宿命
致死量を超える血液が
渇いてこびりついたそんな宿命

栄えず、けれど騒がしい
糞みたいな街の声が遠くに聞こえる
眠りたいのに今日 ....
 
変わっていくことが くやしくて

何もできない自分が なさけなくて

こっそり すねてみた



 
  天窓からの陽射しでカレンダーは
  上のほうだけが日焼けしてしまった
  うんとこしょ、どっこいしょ
  ヤマメが冷たい川の流れを
  いそいそと掻きわけてゆく
  うんとこしょ ....
凪いでる 凪いでる
ここはがらんどうの海
無風世界


石をちりばめる
空にちりばめる
ゆびさきがぬるい
目にしみる涙
んっ んっ
母をよぶみどりの子


宛て先な ....
ロシアでもドイツでも
三人兄弟の末っ子は
けなげでありたくましい

日本の三人姉妹の末っ姫は
異界に嫁いで人間世界を救う

水の不足は命の危機
日照りの続く田の畦を這う小蛇と
交わし ....
その遠くない昔
南に安い島があったよ
熟れないマンゴーの実
渡り鳥も気づかない
それは青い人が見捨てた島だよ
きっとさよならを告げたのは波
※ココニ、オイデ、アル、ココニ、 ....
父の死後 葬式が終わった次の日から
働きに出た私を 奇異の目で見る人もいた
供養が足りないと 言う
しかし 私は働きにでて良かったと思う

泣いてもわめいてもどうにもならないのだ
日常を取 ....
義理でもらうチョコレートの黒さ 爪先で弾く夏
くちびるに影法師
背中のロンド
ラムネ壜に閉じ込めて

水の匂いのする靴音
いいえ あなたの声色
雲間に擬態する日だまり
いいえ あなたの胸元

飛び跳ねた水の中 ....
ダミ声が響き疎らな拍手が起こる
ここはカラオケ酒場 僕の安っぽい人生だ 磨り減った歌詞を磨り減った人間が歌う
僕にはお似合いの場所 ここも例に洩れず高齢化が進んでいるが
今の老人はまあ元気だ  ....
謙虚の柵の向こうに 黒い太陽を浴びた枯葉が闇を止める そのままに
謙虚過ぎる君 君は柵を越えて 何を美徳と履き違えたんだい

俺は謙虚を持たず生まれてきた 
母親のせい
父親のせい
誰の何 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きゅうりと光化学スモッグ注意報- 石田とわ自由詩12*13-7-11
スプリングじいさん- 花形新次自由詩213-7-10
猛暑日- nonya自由詩32*13-7-10
お手玉- 春日線香自由詩413-7-10
ねがえり- そらの珊 ...自由詩11*13-7-10
みずのように- るるりら自由詩21*13-7-10
しじみ降っている真夜中- 北大路京 ...自由詩213-7-10
死んでも背負って、あるく_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩14*13-7-9
死んだら地面に埋めてくれ- TAT自由詩1*13-7-9
蝶はくちびるから生まれる- りゅうの ...自由詩11*13-7-9
今夜は眠れない- 梅昆布茶自由詩1013-7-9
ひまわりが冷たく聞く鐘の音が淋しい- 北大路京 ...自由詩413-7-9
惚れている- 朝焼彩茜 ...自由詩613-7-8
空気圧3頁目- ……とあ ...自由詩5*13-7-8
99年前- 左屋百色自由詩8*13-7-8
つばめになる時- 朧月自由詩213-7-8
淀む- イナエ自由詩7*13-7-8
笹の葉うだる- 石田とわ自由詩17*13-7-8
人生を線に例えると- 梅昆布茶自由詩1613-7-8
リトル・タウンのデタラメな路上- ホロウ・ ...自由詩4*13-7-7
すねてみた- 殿上 童自由詩12*13-7-7
ヤマメが冷たい川の流れを- 草野春心自由詩7*13-7-7
即興、子どもの情景- 橘あまね自由詩1313-7-7
夜叉姫- イナエ自由詩12*13-7-7
オウム- アラガイ ...自由詩9*13-7-7
父さん- 砂木自由詩26*13-7-7
義理でもらうチョコレートの黒さ- 北大路京 ...自由詩313-7-7
mermaid- 佐東自由詩10*13-7-6
ただいまカラオケ中- 梅昆布茶自由詩913-7-6
謙虚過ぎる君- 朝焼彩茜 ...自由詩513-7-6

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