すべてのおすすめ
開いた頁に散りばめられた 
無数の文字の裏側に 
薄っすら浮かぶ誰かの顔が 
あなたに何か云おうと、口を開く 

机の上に置かれた本は 
いつでもじっと待っている 

本を開いたあなた ....
どうして私はすぐに 
一つの道から 
足を踏み外してしまうのだろう 

怒れば人と、ぎくしゃくする。 
しょげれば言葉の槍が、飛んでくる。 

強さと弱さの狭間で私は一体 
どんな姿で ....
もう起きる時間だろう
眠りの中で身体のどこかがそう告げていた
案の定 暫らく経って携帯が鳴る
わかっているよ でももう少し寝ていたい
「いいんじゃない このままで」誘惑者が甘い声で囁く
 ....
冬のすばらしく美しい月を
蛍光灯のようだと例える
私のさびしい語彙たち

宇宙に電気を通せば
きっとあのように輝くのだろう

文明に毒された私の脳
雲の間から少しだけ見える空
その琵琶のような形と水色が湖を想わせる

昨日は雲の勢いに圧されて湖が埋め立てられそうだった
わずかに開いた隙間から射してくる一筋の光に紫煙が渦を巻いて立ち昇る
 ....
手のひらの水路は
かつては
とうとうと水を運び
小舟の上では
とれたての魚が 飛び跳ねていた

みどりの髪の豊かにして
甘やかな香りに
包まれて
たわわに果実の実る季節
口を寄せれ ....
存在しなかった者達よ

今更嘆いても仕方あるまい

世界はとうに終ってしまったのだ

君達が出てきたところで

どうにもならなかったことは必至の受け合いだ

存在しなかった者達よ
 ....
梅雨の晴れ間に射す陽光は、いかにも目に眩しい。この図書館の処々にはステンドグラスのはめ込み式の窓がある。陽が射さない日には、くすみ、精細を欠くその窓も、今日は冴々と色を発色させて美しい。ステンドグラ .... 疲れたと目が言い
動かないと指が言う
痛いと足が言い
暇だと口が言う
きれいでしょと胸が言い
いつ使うのと子宮が言う
明日は雨だと腰が言い
嫌になるわと髪の毛が言う
空気が悪いと肺が言 ....
自分さえよければいいのか?



同感である



この朽ち果てた なすび!

腐った アボガド!




思いやりのように風化していく野菜たち 恋人たち 老婆たち
 ....
横たわるその人には目を合わせることをせず、
ただルーチンワークで人々は流れていく。
季節に合わせた花、とりわけ白い花が多く飾られている光景も、
愛でるでもなくただ通りすぎていく。

その人の ....
川辺の光の
光のあやとり
すぎるものたちが
映り映らず
すぎてゆく


生きものは生きもののまま
在るものも無いものもつながってゆく
降る会話 巡る会話
水紋ではな ....
主よ、私は凡人ゆえに 
敵を愛することができません 

私の内側にいる(もうひとりの人)が 
棘ついた人の心さえ、まぼろしの両手で
そっと包みますように―― 

私は自らを信じられぬ、夜 ....
みずのうえにすっくりとたつ
ちいさなきいろのはなになりたい
そのうてなにつゆをみたして
なみだにくれるひとにさしだしたい


あまりにもすべをもたないから
あまりにもなにもできな ....
この手がどう生成され、
動かせるまでに至ったかを
僕は知らない。

この脳がどう出来て
発達し
僕専用になったかを
僕は知らない。


なにもわからない中で
唯一確かなことは
 ....
温もりを思い出して
物憂げに眺めているワケじゃないの

空が、空がね
涙を流しそうで

理由を、理由をね
聞き出そうとしているの

笑顔を思い出して
物憂げに眺めているワケじゃない ....
常に集団でいる者よ

世界には君たち以外にも人は暮らしているんだよ
もちろんよくご存知だね でもうざいから無視しとけですか
そんなことより大事なのは仲間と仲良くすること
一人だけ目立たないよ ....
その海は
私の海とつながっている
嵐がくれば
たちまちぷつりと切れてしまいかねない
一本の麻のロープの
あやうさで
私の心とつながっている

その海は
もはや この地のどこにもない
 ....
生まれ変わりたい
何度願ってきたことだろう



見つめることをなおざりにして
そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって



どうしようもない現在 ....
愛玩物ではない
友だちでもない
生贄なのだ その金糸雀は

愛くるしい黒い瞳に
健気にも
青い空を映し
そのさえずりは
未来の鈴の音のような かろやかさ
あばら屋に
不似合いな
 ....
午後から晴れるといっていた
天気予報があたらなくて
午後になっても
憂鬱な雨が降り続く

湿った食パンは味気なくて
作りかけのジグソーパズルに
八つ当たり
床中に散らばったピース ....
ジンクス

それは運命学それは

統計学だ

失意の回避と

得意への道筋

ジンクス以外に頼るものがあるとすれば

それは愛だ


ぼくは信号を守る小学生だった

 ....
             あの豆腐屋の
             角をまがったら
             朝がくる
             豆腐屋の朝は早く
            ....
刻限を意識するほど
うまくいかないものだから
晴れ渡る眠りの中で
もう一度あめつち築きます
鍵と塔を
きつねと日々を
川原と月を
陽ざしと雨を
棄てられた女は惨めです。
棄てられたことを知らない女はもっと惨めです。
棄てられたと誤解している女はもっともっと惨めです。

女を捨てた男は醜いものです。
女から捨てたことに気づかない男はも ....
形あるものいつかは壊れる
じゃあ少しずつ変化させましょ
丸いものには角を足し
四角いものにはやすりをかけて
それで続いていくのなら
素敵なことじゃあありませんか

行かないで、希望の贋作 ....
重たい荷物の あれこれは
そこへ
置いて行きましょう
何も持たなくていいのです
宿屋の手配もご無用です

頁<過去>をめくる
しなやかな指を もちましょう

とうに肉体を無くした
 ....
さして間もなく惚れました
そして間もなく晴れました

涙がほんのり滲みました
案外あっさり乾きました

願いはいくらか満ちました
想いはいささか欠けました

新たな痛みを知りました
 ....
いつ墜落するか分からないエレベーター

そのなかにいるのは不安ではない

あふれる愛の受け容れさきがあれば

なーんにも怖がるものなどないのだった


楽しくさえもあった

無防 ....
【 {ルビ凸凹=デコボコ} 】

ちょっとしたことで
ああ、自分はダメな人間だなぁー
と {ルビ凹=へこ}んでしまうことがある

次々によぎっていく
失敗 恥 屈辱の {ルビ凹=負}の記 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
机上の本_- 服部 剛自由詩3*12-1-27
言葉の槍_- 服部 剛自由詩2*12-1-27
朦朧の楽しみ- たにい自由詩312-1-27
- マフラー ...自由詩612-1-26
空の湖- たにい自由詩212-1-26
ロストワールド- そらの珊 ...自由詩4*12-1-26
存在しなかった者達へ- yamadahifumi自由詩312-1-26
金魚(散文詩)- そらの珊 ...自由詩7*12-1-26
うるさいからだ- カチキ自由詩712-1-26
ひとりよがり- 八男(は ...自由詩312-1-25
道端で泣いていた人- 伊織自由詩5*12-1-25
かたわらに_かたわらに- 木立 悟自由詩712-1-25
不思議な手_- 服部 剛自由詩2*12-1-25
コウホネ- はなびー ...自由詩5*12-1-25
題「僕の詩」- 神木♪龍自由詩412-1-25
絵空事- 徘徊メガ ...自由詩5*12-1-25
集団利己主義- たにい自由詩212-1-25
海と海- そらの珊 ...自由詩9*12-1-25
バタフライエフェクト_ポエム- komasen333自由詩5*12-1-25
金糸雀- そらの珊 ...自由詩5*12-1-25
【_Rain_of_June_】- 泡沫恋歌自由詩12*12-1-25
ジンクスと愛- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-25
豆腐屋で朝をみる- 石田とわ自由詩12*12-1-25
刻限- 理来自由詩212-1-24
棄てられた女と詩人の関係- ……とあ ...自由詩11+*12-1-24
メランコリア- faik自由詩9*12-1-24
旅をしましょう- そらの珊 ...自由詩11*12-1-24
悖り狂う- faik自由詩21*12-1-24
幸せ- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-24
【_凸凹__】- 泡沫恋歌自由詩7*12-1-24

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