すべてのおすすめ
わたしは
あなたが削りとられていくというのに
二酸化炭素のういた水をのんでわらっている

この海はどこにも
繋がらない海です

生活に名前を縫いつけましょう
自殺者百万人
 ....
会うことのないひとたちの声
こころの輪郭(かたち)の外がわから
(空腹と眠気とにさいなまれながら
物をたたく乾いた風の音と
建物をきしませる低い空がおおう

ここから離れた場所
見知らぬ ....
空は青い
血は赤い
月は黄色い

どんな
プロパガンダを
見させられたのかな

私たちは
あらゆるところに
鍵をかけているから
空を飛べない
なんて言える
人を
好きか ....
仙台のお米
漬物
ずんだあん 餅は自分で焼けと
自家製イチジク干し柿
でっかい梅干しと活用法
牛タン
LOOKチョコレートのずんだ味 お!何だこれは!

そして手紙
小学校からの ....
細胞を解剖してみたら
電子の奥に宇宙を観た
巨大な世界の果てを知り
微細な宇宙を知ったいま
ぼくは永遠の生命体に慄き
摩訶不思議に埋没する

果てしない命を奪いながら
生きている矛盾に ....
紅茶をテイスティングするあの男性の、指先にとまるシルバーのリング
ティーカップに注いだ海がどんどんぬくもりを帯びていくという嘘の話
男性の指に抱かれたいとおもう夕べに私の海はどんどんし ....
空から落ちた
無数の楽器が
土の上で砕けたまま
鳴らそうとした音を鳴らしつづける


顔を撫でては去ってゆく
浜辺に打ち上げられた
硝子片に満ちた死骸から
熱は羽のように ....
           151210
青い青い海
これ以上の青さは無い
深度30メートル
これ以上の青さが無い
暁時の空
群青色に染めた僕のTシャツ
焼き物の世界に入り込んだ痴れ者をぶん殴 ....
小さな街を歩く
通勤快速や急行は止まらないような街。

偶然賃貸住宅のサイトで見つけた。

駅前はこの前グーグルアースで見て回ったけれど。
名前すら知らなかったような、
そんなそんな ....
黒く透明な魔物にとりつかれた指は、
もう止まらない、
もうもどらない、
指が進む先は、
まっすぐ なようでかなり
曲がりくねっている。
指には耳がある。
かなりたくさんの耳だ。
無数の ....
ことばを欲しがる指先が、
熱を帯ながら、
水面をぴしゃりはねる。
指先の熱が水を伝って、
水面に映りこむ私の唇に話しかける。
熱は針のように鋭い薔薇の棘になって、
私の唇を抉じ開け、
舌 ....
そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ....
忙中閑あり
終末は妻とアイナメを釣りに
銚子へ行こう
ほんとは電車を乗り継いで
銚子電鉄に乗りたいところだが
荷物がかさばるので
車で行くしかない

その昔、
一年間を独りで暮らした ....
書きたくないねえ
なんだか 自分の死を待つようで

あんたが死んだ後の片付けだと
どうすりゃいいか分からんってか
死んでから見張っていられるでもなし
とやかく言うたかて

訃報を出すと ....
東海は 渥美半島の 砂山から
    真昼の渚に 乱舞する
  海鳥たちを ながめるとき
     太平洋を覆いつくす
    「悠久」のふた文字が
       こころにしみて 
    ....
愛 と云うとき
世界がこんなにも憎しみに曇るなら
重い靴をはいて
そしてもう二度と 愛さない

それは ゆるやかなひとつの堕落
最後の刻を待てずに
底なしの憎しみの拳をふりあげたあなた
 ....
沸騰する憂鬱を、
跳ね返すことばが、
さかなになって脳裏を横切っていく。
それを掴もうと、
手を握ったり開いたりしてみても、
私は海底に沈む難破船になって
視線を落とす。

*

 ....
あなたの面影は
白い石鹸の匂いと
サイダーの匂いがした

おかあさん

何処に往ったのですか

ぼくはいま
武蔵野の林を歩いています
あなたを探しながら

足跡は何処にもみえな ....
私を抱いて クレチマス
くるくる・くるる 描く唄

鉄塔の下 踊り出す
ひらひら・ひらら 風も揺れ

見上げる度に 笑います
見上げる旅に 出掛けます

*

妖艶な迄に ....
梅雨明けの少し前、雨粒が入る家と入らない家の違いが分からなくて、屋根をじっと見ていたら失明した。雷の音だけが聞こえて、白かった。

人間が(つまりあなたのことが)見えなくなってしまったから百日紅の ....
風が文句を言う。だから僕は頷く。若しくは日常語だけを話し、沈黙を忘れる。太陽は感情を曲げないで一直線に走る。だから僕は座る。若しくは歩みを止めて、目的地を捨てる。雨は時刻を知らせる。一秒毎に100粒の .... 落ちては掃く
落ち葉の

落としては掃く
落ち葉の
だれでもない
わたし

日暮れの
空の
落とされては掃く
落ち葉の

だれでもない
わたし

だれかが
どこかで
 ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
それは突然に来る 音がする
ヒタヒタと迫りくる
晴天が急に曇り、突然降る

人は剥き出しだ 傘もささずに

12月の初めの風 南に向かって
匂う道 曲がる季節

今日の天気 晴れのち ....
    遠くで鴉が騒いでいる
近くでキジバトがうなっている
    そして 里山の林には
    小雀たちが戯れている
  深閑を讃美するかのように

 カラオケのさざなみをたてて
   ....
私が昔
吐いて捨てた言葉に
躓いて転ぶ今の私を
腐った道が笑っている

はじめから途方に暮れていて
今では
どう感じれば良いのかもわからないのだ
 

ゆけなかった

ひび割れた空のかけら
拾い集めて
黒曜をながした月光
あなたのような
静謐
いだかれながら
緩やかに枯れてゆく
水底の
片羽根なくした
蝶を

想っ ....
できの悪い推理小説のプロット
夢の死に絶えたファンタージェン

造物主のいない創世記  
すべての夢がわずかな因果の隙間に託されるなら
いつもつまずいている僕はニッチな日雇い漂流生活者

 ....
ちからなく たちつくす
たちつくすと きになる
きになると えだわかれ
えだには はが のぞむ

はっぱは かぜをうける
いきたいのか ちぎれても
いきたくないのか くちても

ねが ....
狐につままれておもえらく
十中八九発作なのだが 今すぐ要所に駆け込めば
まだしもマシに収まるのだが 今ちょっと手が離せなくて
したい事溜まってる気がしてたのだが よく見ると業者に借りたでっち ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二酸化炭素- はるな自由詩515-12-11
ひとの声- 光冨郁埜自由詩10*15-12-11
プロパガンダ- 瑞海自由詩8*15-12-11
熨斗のない御歳暮- 朝焼彩茜 ...自由詩1015-12-11
人体宇宙- レタス自由詩715-12-11
- かんな自由詩8*15-12-11
夜のかけら- 木立 悟自由詩815-12-11
- あおば自由詩7*15-12-10
知らない街- 自由詩7*15-12-10
- あおい満 ...自由詩9*15-12-10
シーツ- あおい満 ...自由詩615-12-10
乾いた雪- もっぷ自由詩915-12-10
銚子- レタス自由詩215-12-10
遺書?- イナエ自由詩11*15-12-10
光のまつげ_(七)- 信天翁自由詩815-12-10
良心- 伊藤 大 ...自由詩215-12-9
- あおい満 ...自由詩11*15-12-9
夕映え- レタス自由詩515-12-9
クレマチス- 藤鈴呼自由詩2*15-12-9
沐浴- マチネ自由詩515-12-9
風景画- 鷲田自由詩515-12-8
オルガン- たま自由詩1515-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1415-12-8
- 鷲田自由詩415-12-7
風の舌(七)- 信天翁自由詩215-12-7
▪︎- はるな自由詩315-12-7
うつほ- レモン自由詩29*15-12-7
季節はずれの蜃気楼- 梅昆布茶自由詩1515-12-7
くものうえの_いき- 砂木自由詩11*15-12-6
発作- なけま、 ...自由詩1*15-12-6

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