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かぼちゃのスープ
あったかい
しみるねえ
ほんとしみます

垂らしたものが
世界を侵食していく
産み落とされたものが
世界へ踏み出す

僕と別離しない僕
いちばんの他者
今度君 ....

あっちとこっちの
境い目をうとうとしているとき

聞こえてくる鳥たちのさえずりに感情を撫でられる
透き通った優しい手

昨夜の波立ったわたしが嘘のように
帰って来たわたしが
少し ....
千年の恋を織る
記憶の斑
泣いてこんにちは
そして笑い合って
「さようなら」

百年の愛を知る
秒単位の海馬
争い殺し奪ったあとで
守った者たちへ
「ただいま」

ねえ神様
 ....
バスの中はおばあさんだらけだ

おじいさんは何処に行ったのだろうか

小さな小さなおばあさんは飴玉みたいな瞳で

少し高い場所から外を眺めている

歩く人を通り過ごし

自転車の人 ....
空気いれが必要なんだぺしゃんこのぼくのために

君はうしろに乗って流行り歌でも歌ってていいよ

僕もすっかり日暮れてしまったさ

目抜き通りをフラフラ歩く

ぼくは探し物なんてしてない ....
真っ白な空に飛び込むと
記憶がだんだん失われていき
気がつくと白い部屋にいる

外を眺めるとレモン色の月が輝いている
手を伸ばすとすっぽりと明かりが降りてきて包まれる

目をうっすら開け ....
老齢の愛犬のお散歩も

寒さの和らぎで

幾分面倒な気分が薄らいで

そんな私の心持ちなんて構わずに

草花はより色濃く鮮やかで

老齢の愛犬も

いままで入ろうとしなかった
 ....
さっきまで声をはっていた
街角のサンプリングアルバイトの女は
帰りの電車で蝋人形のように固まっている

何かに疲れて
心が怯えている
簡単で
単純で
気兼ねのない言葉で
明日の予定を ....
私は梅雨空の
とある山の稜線に花となって咲いてみる
霧が、風にのって、私の鼻先について
それがおびただしく集まって、やがて
ポトリ、と土の上に落ちるのを見ていた
私はみずからの、芳香に目を綴 ....
 
 
短い枕の中で
魚が溺れている
手紙を
食べ過ぎてしまったから

夏の道路を整備する
乾いた犬の
音が聞こえる
気持ちだけはいつも
敷地みたいに眠たい

ノートの中に
 ....
俺の言うことを
聞かないと
この鍋で
おまえの嫌いな
豚足を
骨まで柔らかくなるぐらい
煮込んでやることになるが
それでもいいのか!
これは脅しではないぞ
やると言ったら
やるから ....
      つるりとした
      おんなでいたい
      煮干しのように出汁がでても
      干からびるにはまだちとはやい
      やっこのように
      醤 ....
つぼめて 槍のように立つ
咲いたら 雪にとらわれ
爪の先 包み乞う 花びら

紫 赤 黄色のスクリュー
破る葉と土 ほどけた傾斜

雪の香りに 身をひめる







 ....
雨がたくさん降って来て
空も窓も塞いでしまうから
わたし達
砂漠の夢を見ていましょうよ 
と女は言い
男と一緒に目を閉じます

でも、雨の音がするね
男が言いました
わたしはもう流砂 ....
粘りついている私

張り付いて剥がれない

経験なんてなんだろう

一回性の事実


誰も愛せなくて

こころ焼き付いて

悲鳴はいまさらあげないが

次のことを思うんだ ....
王様は絵画の中に

閉じ込められた

もうその存在も感情も

何もない




そしてピエロは解放された

ああもう貴方の為に

わたしは

 ....
巫女が綺麗な神社どこですか きみが ハイハイしていたころ
ぼくは ダイナソーだった

ぼくが 家族を守っていたころ
きみは オーロラだった

人の気配が
なーんにもない ここは
ふたりが 初めて であったところ、 ....
知ったふうに語る男は、どこかいつも自慢げだった。

一体何をそんなに威張ってるんだって

よく不思議に思ってた。

尤も、どうでもいい事だったもんだから

さして気にも留めてなかったん ....
一.

雨あがりの きみの靴は
つま先が いつも
虹のうまれる方角を ながめている



二.

黄のバイエルを
途中でなげだしてしまった
きみの
メゾピアノで吐く息が
ス ....
 ゛る゛の字の
 足のところって
 くるりと丸まってる

 ギャグマンガ的表現の
 横から見た駆け足みたいで
 なかなか愛らしい

 ゛る゛の字の
 頭のところは
 べったりと ....
雨に濡れた路面が
世界を映し出す
あいまいな
黒い世界
行き交う人々の
足音に表情はない
遠くに延びる
路面の先に
視線をくべる
前途が
黒く輝く
燃え上がる
感情を取り除かれ ....
雨が降っている
傘を持たずに出てみようか

そうして 遠くへ
瞳を閉じる

必需品を持たないということ
あるべきものがないということ

首をもたげて揺れる草
雨粒が重たいんだ

 ....
なにも棄てずに走って来てしまったさて
なにを獲得できたのかな

あいつも去ったこいつも彼女も
だってそれらはぼくのコレクションではないから

すべてを捨てようとも思ったさ
でも無理

 ....
ニューヨークでは足の長い東洋人が
いかにもという感じで空気をからめとる
ナイフとフォークで

時計塔には言葉が残された
毎晩零時ちょうどに人々に配信される
泥となって

書物は芸術 ....
*
国際宇宙ステーションが
きぼうを乗せて
日没の名残を反射しながら
海峡の上空を通過していく

その光を楕円のプールで
滑らかな背中をひねり
口元に笑みを浮かべて
スナメリが見上げ ....
時計の針が動いている

文字盤も長針短針もない

白い壁に

秒針だけが時を刻んでいる

明るい部屋に白いカーテン

外にロケットがいくつも飛んでいくのが見えている

陰のある ....
漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い

砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる

細胞 ....
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏

略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ....
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった

君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り

君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14166)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しみる- 三田九郎自由詩2*13-4-23
起床- 三田九郎自由詩113-4-23
千年春- 村上 和自由詩313-4-23
バスに揺られて- 灰泥軽茶自由詩9*13-4-23
こころのかけら- 梅昆布茶自由詩413-4-23
空白の空- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-22
春風に背中を押されて- しょだま ...自由詩5*13-4-22
SF- うみこ自由詩4*13-4-22
ときには花となって- 山人自由詩5*13-4-22
草むらを走る- たもつ自由詩613-4-22
圧力鍋- 花形新次自由詩113-4-22
つるりとせ- 石田とわ自由詩11*13-4-22
クロッカス- 砂木自由詩13*13-4-21
夢の行方- salco自由詩7*13-4-21
妄執- 梅昆布茶自由詩1613-4-21
王様とピエロ- 多紀自由詩20+*13-4-21
巫女が綺麗な神社どこですか- 北大路京 ...自由詩413-4-21
風を釣る- 草野大悟自由詩4*13-4-21
脊椎動物になる。- 元親 ミ ...自由詩213-4-21
初恋- 佐東自由詩11*13-4-21
゛る_゛の字考- まーつん自由詩7*13-4-21
黒い男- 三田九郎自由詩313-4-21
再確認- 三田九郎自由詩213-4-21
獲得数- 梅昆布茶自由詩613-4-21
罪について/(林檎)- はるな自由詩413-4-20
- カワグチ ...自由詩413-4-20
すこしさき- 灰泥軽茶自由詩4*13-4-20
- 木屋 亞 ...自由詩5*13-4-20
主旋律- 梅昆布茶自由詩813-4-20
僕が飲んでいるもの- nonya自由詩18*13-4-20

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