すべてのおすすめ
いくつにも分かれた小さな窓から 朝の光が迷い込み 
吹き抜けの天井に
響き合う

力の入らない魂が 誘いだされては
光の霧の中を 浮遊している

BGMのピアノの音が 
まだ一つに ....
寝息が
夜のカーテンを揺らす
いつくしみという
どこかに潜む母性が呼吸をはじめる
白い肌のわが子の
すーっと通る鼻すじに口づける
溶ける音がした気がした
抱きしめるものがある ....
えぬ・てぃー・てぃー の 
てぃー が少し足りない
なんて
てれふぉにっく・てれふぉにか
てぃー・と てぃー・の
やさしく媒介されて 
夜のぽえむの はじま ....
島の西側には 人は住まない

西方浄土に開かれた島

穢れのない 輝く砂浜が 所々に小さく開かれて
海からの精霊たちが 少しの間休むための 青の洞窟

島を縁取るガジュマルの分厚い林が  ....
光りのあしたが私たちの歌を聴いているとしたら
あしたも必ず光りのあしただ
、冬の梢がうなずく

ミモザからの約束のようにみずうみの漣もほほ笑んでいる、
という日になぜか
胸のどこかしらは強 ....
かすかな音に導かれて

薄暗い防砂林をかき分け 

青い海が 突然開ける

予想もしない光 自分の胸が裂けて 世界が開かれる

幾層もの複雑な青 視界が波に飲み込まれる  
潮風 ....
そろばん屋の戸をくぐる
奥に小さな番台が設けられていて
主人がそろばんを弾いている
わたしがそろばんを見に来た旨を告げると
主人は顔も上げずに
今時そろばんでもないでしょう
とぶっきらぼう ....
自分で思っているよりずっと
いい人じゃない
なのになんで
いい人のふりしてんだ?
まるで新手の詐欺だこりゃ
優しくもない
友達思いでもない
ふいに馴れ合いが耐えられなくなり
見棄てる
 ....
自分へのサディズムから
マゾヒストになった

自信たっぷりが嫌で
卑屈になった

大胆な想像をするから
臆病になって

好きな人には
憎まれ口をきいた


あまりに欲するから ....
薄曇り
灰色のやわらかなシーツの上
鳥たちが矢印で年のゆくえを示す

あなたがじっと見ている
薄緑の瓶の中にオレンジの蝶
と思えば炎

お湯の中に重い身体を沈めたら
ふかふかタオルで ....
赤色巨星が自らの重力に捕らわれ
破綻する

彼はまた生まれ変わり
赤子の啼くような
真っ白なパルスを発し

永遠の命をものにする

苦しみと喜びの中
生きてゆくしかない

この ....
冬を冠した花が
ささやかに咲いて
雪まじりの風を抱くよう
手を広げた
広げるほど薄いひだが
いたむのも厭わず
さあ
揺らしてくれ

そのひとひらは
君に散らされるため
 ....
口から耳を吐き出す。
耳は目になって排水口を流れていく。
目になった耳は明日の壁を踏みしめて
雑踏を突き進む。

耳が吸い込む声は、
いつだって罵倒と嘆きだ。
けれど耳は、
罵倒の皮を ....
男たちよ
ふんどし締めて
大宇宙に挑戦するのだ

女には無い
力を突きつけろ

生きて
生きて当たり前

どうせ死ぬなら

強烈な生命を燃やしてみろ

何でもいい
たった ....
 「未来」「永劫」の概念をわすれて
    四季の移ろいだけにこだわる
           余命わずかの
    卒寿となったおひとりさまは
    つつじが丘のひだにたたずみ
      ....
青暗くて遠い夕方

路地から猫が振り返る

だいぶ遅い因果律

いのちの殻が振り返る


今ごろ順番かあ

これが俺の天罰かあ

からだの不調で

俺は死にそうだった
 ....
 時の歩みに歩幅を合わせると見えてくる現実。
 
 真夜中に息を潜めると聞こえてくる騒音。

 眠りを妨げる得体の知れないものたち。

 そろそろ今年も終わる。

 新たな年には新 ....
この世の吹きだまりには
決まったように列車が走っている
結論ばかりが吹きだまり
主張ばかりが吹きだまり
静寂が一向に吹きだまらない
静寂は余りにも遠い
距離の概念が消えるところに
 ....
冬の空の雲は本当に低くて

伯母を見舞った帰り道

北に向かって

車を走れせている

そのフロントガラス越し

遠くの雪かぶるアルプスよりも

先にたどり着いてしまいそうなほ ....
幕開けに
ことばを持たずに臨みたい
髪を切って女という味を色濃くしたなら
フリックで弾いた間奏で涙をながして
愛をいただく年の瀬に助走する
底には濁りがある
ひとさじ掬ってわた ....
贅沢な感覚の増す 時を澄ます窮の弓が張る
移ろい四季は何者に身を委ねたのか

とても暖かい

案ずることを止めないが
四季はいつだって研ぎ澄まされた手先からの仰ぎもので

意志を持って ....
好物のウイスキーを飲み
夜が更けてゆく

何となく腹がへり
あのネギラーメンが食べたくなった
其処までは100㎞

名古屋の味噌煮込みうどんでも良い
其処までは350㎞

あまりに ....
ビーズのように
煌めいてみえるから
私は掬う
その場しのぎの
粗い笊で
泥水みたいな夜のそこ
横切っていく
言葉の川
掬い揚げたら一層輝きをまして
ただの小石が詩のように光る日もあっ ....
卑怯者が来るので座布団を新調した
それからお茶とお菓子、万が一に備えて酒も
しかし指定の時刻を過ぎても現れなくて
もうそろそろ外が暗くなってくる
冬の日は早い
次第に天気も崩れてきて
風に ....
回転しつづける君の夜に
墜落するイカロスのちぎれた翼を貼り付ける

思いつくままに貝殻を並べて手紙を綴る
離島の風景をきみの気を引く為に誇張して淋しげに

風化するものはそのままにまかせた ....
草の下の街
葉の影の底
光の板の重なりの塔から
三つの時間の羽がひろがる


子らは右を駆け
川は左を流れる
原が 水草が
光と光のまばたきを追う


水の ....
夜には私少し慎重になります
だれもが薄い肌着になる
そんな感じがするから

荒々しく
とがった言葉をかけたら
破れてしまうでしょう

みんなそんな薄い
肌着でなんかいるから
寒くて ....
『奇跡』               あおい満月

あなたは私を、
べしゃべしゃになるくらいに
叩き潰した。
私は鏡にそれを全部叩き映した。
あなたはそれを知らないままに
私を思い通りの ....
枯れた枝の先に
いくつもの空が見えた
それらは全て濃い瑠璃色で
星はひとつも無かった
立入禁止の看板のすぐ
隣に
小さな街灯で照らすことのできる分だけの
生活が あり
何かが落ちる音 ....
天気予報が

明日から寒くなると

今年5回目くらいのはったりをかます

もうオオカミ少年みたいになっている

日曜日のお昼どき

町の中華料理屋にはいると和田アキ子が

なに ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の忘れ物- いねむり ...自由詩3*16-1-3
添い寝- かんな自由詩13*16-1-3
夜と_私と_透明と_夜と- ねことら自由詩316-1-3
神の座- いねむり ...自由詩2*16-1-3
ミモザと飛礫- もっぷ自由詩816-1-3
- いねむり ...自由詩1*16-1-3
そろばん屋- 春日線香自由詩416-1-2
友達思い- Lucy自由詩8*16-1-2
アンビバレンスに- シャドウ ...自由詩116-1-2
冬の宿- ふるる自由詩816-1-1
転生- レタス自由詩116-1-1
花に嵐- フユナ自由詩2*15-12-31
すべりだい- あおい満 ...自由詩615-12-31
新世界- レタス自由詩315-12-30
芥子色の北風_七- 信天翁自由詩315-12-30
いのちの殻- 吉岡ペペ ...自由詩1215-12-30
ご挨拶の詩- ヒヤシン ...自由詩9*15-12-30
年の瀬- 葉leaf自由詩215-12-30
低い雲- しょだま ...自由詩515-12-29
詩忘(しわす)- かんな自由詩13*15-12-29
贅沢感覚期- 朝焼彩茜 ...自由詩11*15-12-29
夜想- レタス自由詩815-12-28
ビーズ- Lucy自由詩21*15-12-28
卑怯者- 春日線香自由詩415-12-28
自転周期- 梅昆布茶自由詩1415-12-28
みどり_みずいろ- 木立 悟自由詩515-12-28
温湿布- 朧月自由詩315-12-27
奇跡- あおい満 ...自由詩615-12-27
習慣- noman自由詩315-12-27
来る死を間近に- 吉岡ペペ ...自由詩1115-12-27

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