すべてのおすすめ
恋愛評論家になって打席に立てないでいる ひじきを煮付けていて
鍋の中はまっくらやみの夜
手を差し入れればぐいとつかむものがあり
イヤダイヤダと言っているうちに
連れて行かれた海の底で
おまえはうみうしになる
立派なうみうしになれ ....
夜空に
虎たちはみごとな円を描いた
あなたが笑ったので
電波は世界のすみずみを叩いた
たくさんの点で構成されるあなた、
膨大なたんぱく質で構成されるあなた
この世のなにかが
まぼろし ....
夕立は突然やってきて
落雷で鉄道の
運行が遅れている
雨宿りをしながら
駅の改札口で彼女と
待ち合わせをしていて

たくさんの
雨粒のなかには
彼女の残像を映す
きっとひと粒の
 ....
日が暮れるみたいにわらうのね
すばらしい夜と夜明けが待っているみたいに
すばらしい一日が終わっていくみたいに
静かに
きっぱり
わたしのいないところで
     
無期限激務    
うたうたう るるりららりるる うたうたう
意外や意外。  
第千巻完成だ

だいせんかんかんせいだ
いがいやいがい
うたうたう るるり ....
そら
くう
から



変換キィで
世界は変わる

くうですか
くうですね
ひとしくみんなくうになってゆきました

昨晩はよくふりましたなあ ざんざばらん
おかげでからっ ....
涼みを乞う 安寧の片隅に松明の炎 温まってゆく脳内温度
この時代を綿密に計算を弾き出し 宿い 瞳を開けた

何気なく途方も暮れず 穏やかな天性は決意を極めることもなく
どんな川にも流れ方向を拝 ....
それぞれの屋根は真昼の太陽に辟易し白々と病んでいる。
こんな日は思い切って外に出てアカシヤの路でも歩いてみたい。
しかし結局我が倦怠がある魅力を持って私に寄り添い、テラスに出て庭の草花を
見 ....
僕は夢見る人が好きだ 当然僕もその種族だろう

ただ夢を見ながらも 自分と正対できたらいいと思っている

夢を見る自分を受け入れ それでも夢を夢となずける強さがあれば

毎晩暑苦しくて 真 ....
真昼傾き 首も傾き
燃え上がる厚かましい温度 脳の涼みが分泌されない

真昼空にカモフラージュされて泳ぐ満月
昨夜はフラスコの中の液体を気体を 雇ってもいない錬金術師が
徐に首傾げ こっちを ....
絶海の孤島に漂着して
今日で何日目?

生れ落ちた時から
君は遭難者だった

街を歩けば
行きかう人の
顔、顔、顔

彼等は所詮 幻
手の届かない 幻

 ....
ある背景
それはひとつの主題による架空人物を創りあげること
しかし
君を忘れた
時は既に70年近く過ぎ去ろうとしているのに未だ未解決な題材を前にして
【拝啓日本人の皆様へ】いまになっ ....
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い 小学校の新学期のような香り 
ニスの塗っていない木晒しのカウンター 両サイドに詩人

木漏れ日は蝉の亡霊と小春日和 ぬくぬくと光は木霊する

カウンターに座り 両サイドに詩人 語りを始める
 ....
円周率の最後の一桁に出会ったら
宇宙はそのときめきに吸い込まれてしまうだろう
数字とは限らないその解は
きっと愛を語る詩人のように嘘っぽい
輪転機が無限に探すが
解けない問題こそ美しい詩のよ ....
遠く水が閉じるところ
遅い秒針をかきわけ追いやり
夜は夜に身を起こし
剥がれこぼれる光を向く


すべてが昇る夕暮れに
ひとつ落ちる冬の爪
おまえは銀を忘れたという ....
夜へ向かう枯れ野のなか
光のように咲く花もある
だが彼の目はただ
手のひらの淵にそそがれている
朽ちた椅子に腰かけ
うなだれる背と膝を
まだ照らすもののあることに気付く ....
ですから、


ね、
あらゆる、


「わたしから飽和するわたしたちよ、
もうここには語るべきことなどありはしないのです、と
語りはじめる卑怯をおびやかしてください、
かなしいほど ....
ただ頷いて微笑うのはおりこうさん
泣きながら問い詰めるのはおばかさん
ひとつ問題があって
ものわかりのいいひとの粒子は
少しずつ崩壊している


淋しさをこじらせると
言葉すら思い浮か ....
 
うちわであおがれひざ枕

これにまさる涼はなし

お礼に西瓜でも切ろうかしら




 
涼それは
沸騰している中身(こころ)を
落ち着ける小さな風鈴(ねいろ)

涼それは
身体を刺すような棘(あつさ)を
癒す青い海(ぬりぐすり)

涼それは
のしかかるような熱風(おもさ ....
どうすれば僕は  
急坂さえも一気にのぼる  
機関車男になれるだろうか?  

この腹に内蔵された  
エンジンの蓋を開けたら  
思いの他にぼうぼうと     
炎は燃えていたのです ....
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく 住む人の居ない
山の墓地

お盆には賑やかに花々が供えられている
生まれ故郷を訪れた人の形跡が
風に揺れる

たった今まで
誰かがそこにいた証拠
ロウソクの炎が
消え残り
線香の ....
こんな晴れた日にはあなたに会いたい。
見えない翼を広げてあなたのもとに飛んでゆきたい。
あなたは驚くでしょう?
私には見えない翼があるってことを。

こんな風の涼しい日には今すぐあなたに ....
昨日がないので今日もない
だから明日も明後日もない
あるのは太陽の昇り沈み
大気の湿りと突然の雨
そして疲労を癒す涼しい風

自分は動物だと思っている
ときには蛇のようにしなやかに
 ....
ほぼ体温と同じくらいに
熱せられた夏が
発火点を探しあぐねて
彷徨いの果て
私の絵の具を溶かしていた

指で透(なぞ)写る
あらかじめ決められていたように
螺旋状に滑り出すその先で捉え ....
看板の電球が歯抜けのように消えた店
街路灯の陰には牙が落ちている
その店にたむろする娘のポケットに
住んでいた鼠の、よくとがれた牙

からかっていただけなんて今更
引き返せないと、思わ ....
創作意欲と背反している創作技術
作りたいのに作りたいものはこれじゃないんです
ディスプレイに打ち込んでいるこの文章も
作りたい訳だけど作りたかった訳じゃないんです

歌いたい歌はここにあ ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋愛評論家になって打席に立てないでいる- 北大路京 ...自由詩513-8-21
夜中の生き物- 春日線香自由詩2*13-8-21
まぼろし- はるな自由詩913-8-21
一瞬と永遠はとても似ている- りゅうの ...自由詩8*13-8-21
日暮れ- はるな自由詩413-8-21
満月の夜、砂時計が逆さに落ちる【回文】- るるりら自由詩14*13-8-21
あおいそら- そらの珊 ...自由詩24*13-8-21
涼みを乞う- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-8-21
真昼の気晴らし- ヒヤシン ...自由詩9*13-8-21
夢見る人- 梅昆布茶自由詩1513-8-20
錬金術一線を吊る- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-8-20
立ち上がる波- まーつん自由詩13*13-8-20
【リンダ】- アラガイ ...自由詩7*13-8-20
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い- 北大路京 ...自由詩1013-8-19
両サイドに詩人- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-19
- 乱太郎自由詩2713-8-19
色と羽- 木立 悟自由詩613-8-19
ノート(リトアニア2010)- 木立 悟自由詩213-8-19
__- 紅月自由詩513-8-19
ひどく簡単な、冴えたやり方- 伊織自由詩11*13-8-19
- 殿上 童自由詩20*13-8-19
熱さとともに- ムウ自由詩713-8-18
機関車男__- 服部 剛自由詩1213-8-18
忘れる人がいるかもしれないふたつ持っていく- 北大路京 ...自由詩613-8-18
お墓参り- Lucy自由詩19*13-8-18
こんなに空が青いのに。- ヒヤシン ...自由詩7*13-8-18
- 葉leaf自由詩213-8-18
デカルコマニー- そらの珊 ...自由詩13*13-8-18
鼠の歯- すみきた ...自由詩213-8-18
駄作(負け惜しみ)- ニワコ自由詩4*13-8-18

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