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クーが死んで



クーが死んで
クーが住んでいた所に花を置いた
そしてTVを置き
カーテンをつけた

クーのいない日々に
じわじわと慣れていく

これが「生活」 ....
仰向けに憩い柔らかな漂う空気が降りる

爪を研ぎながら清水の滝から醸し出す口づけを貰う


小癪な煩いを植えさせない 穏やかなる囁きを歩く


間接照明の声さえ聴こえてくる 遥かなる温 ....
夏のくもり空は ぽぽち
雀のほっぺほどの ぽぽち
何だか眠くて ぽぽちぴ
鼻奥がのーのー詰まって来る

太陽も今日はカンバン
食器棚のおちゃわんの高台の中
ぐっすり眠ってるんじゃない?
 ....
水曜日よりもやさしく頬杖をつく
その右手に嘘を書き連ねて
一生かなわない横顔の
うつくしいものだけを蒐集する
水に濡れてふやけても
するどい視線を有する縞模様
ながい脚に液化した永遠を垂ら ....
夕方の細い夜に逃げ出した心が帰らない

大したことはおこらない
丸い窓を持ち上げて

少し空気を入れ替えるような当たり前のこと

感慨深く、目を閉じているわけでもない
警戒が服を着たわ ....
夏も盛りの暑い午後、私は一人途方に暮れる。
港の見える公園で黄色い薔薇が咲いている。
私の瞳に映るその薔薇を見つめる人はいないので、
薔薇は私がこの場から立ち去る事を許さない。

かつて ....
ブーゲンビリア 七変化ほどのパレットもないけれど

信号機ほど単細胞でもない

久しくあの風景を思い出したよ どこにでもあった

ブーゲンビリア 県花ではないけれど どこにでも咲いていた
 ....
      あつい雲に夜空は覆われ
      月の光がとどきません
      それでも夜空をみあげ
      かすかな光を探すのです
      愛を謡う千の夜がありました
    ....
ガードレールに捲きついた
細い蔓植物が雨にたたかれ揺れている
雨はそれほど強く降っていた
たぶん汗なのだろう、額から頬にかけて液体が流れ落ちている
さらに背中は液体で飽和され
まるで別の ....
女性がやる心理テストだったのか 俺が死ぬと生態系が崩れる わたしをAと見たて踊らせるのは
おそろしいことにちがいなかったが
おかげで血はとまった

うすばかげろう、
知らない言葉を育てることで
知らない自分を見捨てることができた
(辞書はよ ....
蝉の話を
してあげよう
焦がされるまで
力のかぎり

蝉の話を
してあげよう
身体をふるわせ
夏を生きる

きみを
やさしく包みこむ
ていねいな
風通しのよい
午後の産着の ....
幼い子供達とはあまり遊んだことがなかった 家のローンがのしかかっていた

人生でもっとも不要なもののために 一番大切なものをないがしろにしていた

時代の風は遥か家族の上空を吹き過ぎて行ったさ ....
ほほえむ
いつも
ああして
けれど
しあわせよ、という
そらをみて
つむる
孤独がからまって底に沈んでいる 夏の葉がそのままの

あめあがりのみどりに

あたたかく包まれながら

夜の遊歩道をたどる

いい匂い

みぎめのほうが

いい匂い

柔らかくしかさわれなかった

ぬ ....
 {引用=松田聖子との同時代はもはや左腕の種痘痕のみである。
                     哲学者 猿田川愕膳}
  具足の季節
          作詞:三浦徳子
        ....
【現象学】


それが親切なのか、意地悪なのか、世の常なのか、わからない

存在と時間
わたしにとって、治療をすすめるということは
意識的な時間を増やしていくということ
無意識で動くこ ....
年寄り病気の金魚をドブへ流した
最後ぐらい川で自由にと母は言った
反論したけど決定事項、せめて幼い弟が気付かないよう
油の浮いた黒い水に沈むのを黙って見ていた

空いた水槽には、父が買ってき ....
土曜日の午後
コーヒーショップに子象が入ろうとしたが
ドアに胴体がはさまって
そのまま動けなくなってしまった
店の外から象使いの少年と通行人が
しっぽを掴んでエイヤッと引っ張っている
 ....
{引用=
文月二十日
 解剖のひつようもなく
 わたしの うちに
 命の 砂時計の残りをたしかめる日


オメデトウ 
 オメデトウ


神々が休むことのないように
 あゆみを ....
蛇口をひねると水が出た

コップから溢れても水は出続けた

いつからかそれが当たり前になり

有り難みも薄まってしまった


母を頼ると愛をくれた

母は無償の愛を与え続けてくれ ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物

それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ

オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく

生命の慈し ....
ぼくの頬を撫でる風は、彼の息吹だ
空に輝く太陽は、彼の瞳だ
向こうにそびえる山並みは、彼の肉体だ

彼は語る

空を震わすあの曲に
ぼくらのこころも震えたならば
彼の歌声を確かに聞いた ....
訊かれてないから答えられない 小学生ぐらいの女の子が下校中一人で

自分に課したルールで遊んでいるのか

罰ゲームか何かなのか

後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている

月面遊泳のようなスローモーションで

ラ ....
胸が裂けた
君のほのあかるい口笛が響く
それを掬う手つきで
詩を書こう

涙が音楽をとじこめている
どこかで聞いたことがあるような
ないような
1?だけ浮き上がる
空を描くように
 ....
アスファルトが
ジリジリ焼ける
額には汗が滲み
前髪が張り付いて
醤油に浸した海苔のようだ
ヨ、コ、ヤ、マ
最後に絞り出した言葉
「ノックの前に髪はナシ」
「ノックは瞳にして」(サミン ....
本を破り捨てたことなんて初めてだった
そんな自分に驚いた
それほどまでにわたしは疲れていたのだ
それほどまでにわたしは一生懸命だったのだ

一歳四ヶ月の息子はまだ歩かない
育児本なんてクソ ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クーが死んで- 田園自由詩513-7-25
仰向けの白檀- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-7-25
ぽぽち- salco自由詩5*13-7-25
今夜も砂漠に雨が降る- 青土よし自由詩313-7-25
夕方ちかくの細い夜に- カマキリ自由詩813-7-25
望郷- ヒヤシン ...自由詩5*13-7-25
ブーゲンビリア_梅の色- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-7-25
月光- 石田とわ自由詩16*13-7-25
amaoto- 山人自由詩5*13-7-25
女性がやる心理テストだったのか- 北大路京 ...自由詩513-7-25
俺が死ぬと生態系が崩れる- 北大路京 ...自由詩1513-7-25
A- はるな自由詩513-7-24
蝉の話をしてあげよう- 佐東自由詩8*13-7-24
家族の肖像- 梅昆布茶自由詩1213-7-24
かなしい花- こしごえ自由詩3+*13-7-24
孤独がからまって底に沈んでいる- 北大路京 ...自由詩713-7-24
あめあがりのみどりに- 吉岡ペペ ...自由詩313-7-23
2013夏_聖子超人伝説- salco自由詩10*13-7-23
現象学- はなもと ...自由詩513-7-23
かわいい金魚- フゥ自由詩3*13-7-23
あんた誰?- 壮佑自由詩25*13-7-23
文月の紙ひこうき- 月乃助自由詩13*13-7-23
母なる湖- 中村 く ...自由詩7*13-7-23
天空の魚- 梅昆布茶自由詩913-7-23
彼は語る- ゆったい ...自由詩513-7-23
訊かれてないから答えられない- 北大路京 ...自由詩613-7-23
うしろ歩き- 灰泥軽茶自由詩1013-7-22
Conductor- うめぜき自由詩513-7-22
熱中時代熱中症編__PARTⅡ- 花形新次自由詩113-7-22
育児本- 小原あき自由詩12*13-7-22

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