すべてのおすすめ
(星が過多に絡まる布を
ずっ、と引き摺って歩く)

祭りに群がる
こどもらの声

茹だり茹だる旋律の
真中で がぼがぼ溺れている

(乳の道をたどり
誰かが母に辿り着く)

私 ....
魔法なんて信じてなかったのに

苦しくてお呪いに頼ってしまった

始めはルーティンの様なものだったが

でもいつしかそれに依存するようになり 

呪文が身についてしまった

その魔 ....
互いにハシゴをはずしあった

ぼくらはあまりにキズつきすぎた

想像してあげることが愛ならば

愛はもうぼくらのからだにはキツすぎた


アスファルトを低く花びらが渡っていく

 ....
トマト
セロリ
タマネギ
ニンジン
ジャガイモ
インゲン豆
マッシュルーム
鶏モモ肉
ベーコン
ニンニク
ショウガ
パセリ
ローズマリー
タイム

大地の恵みをシチュウ鍋 ....
夜、おしっこに起きたときの
ベランダの外に広がるたぷたぷと波打つ闇や
満員電車でとなりあう
湿った背広のすえた臭いなど

そういうものを
とん、とん、とん、と踏んで

住宅街を俯瞰し
 ....
               

玄関へのアプローチはバリアフリー
歳経ればひび割れるコンクリートより
割れ目を隠すタイルが良いと  
ベージュとエンジの市松模様
両 ....
 淡い太陽とそよ風が流れる五月。
 森を抜けた小高い丘から見渡せる大海原。
 キラキラ光る波間に浮かぶカモメ達。
 沖合には大きな帆船が漂う。

 新しい季節の到来に胸が高鳴る。
 自 ....
何も無いのに
意識をつなぎたがって

真っ白な生地に
絵の具をかけ散らす

とめどない言語フラッシュ

突き止めようとしているのは
もともと正体のない自分

呼吸し
食事し ....
垂直な疑問符を諳んじる水晶体に
「お前は誰か」と問われれば
動揺はあらわな宣誓を開示する
ありふれた病名さえ二重傍線に埋もれ
白いハンカチで覆われれば
ありふれた終末期を万年筆が叩く
その ....
鉛筆で、ノートのページに横線を引く。
上に白い入道雲を描く。
太陽は紙の外側にある。
雲と横線の間にもう一本、水平線。
横線と横線の間にあるのは、青い海で、
白く波打つのは風があったから。
 ....
車の運転はもうしなくてもよい

車が人を乗せて自動で走るからだ

そしてコンピューターという機械も姿を消した

言葉が、写真や絵文字となって

画像は脳へと直接送られる

ほとんど ....
あなたを呼んだ声で誰も振り向かなかった 死を迎えるまで
重圧と責任を全うすることなど誰もできない

ある部分
食を楽しみ
音楽に耳を傾け
美術に見惚れ
様々な香りを精査し
荒唐無稽な朝方の夢をみながら
見えない触覚を巡らせ ....
夜の瓦礫のなかを、
一列になって進むものたちがいる。
彼らは月の足音を合図に、
前へ前へと進む。
彼らには声や息づかいはない。
左右に振られる二本の目が、
彼らの骨であり、生きだ。
彼ら ....
【空】


ねぇエトワール  たんぽぽの君に エトワールって名前をつけたよ
君の 中芯は 中空に在るよ
精一杯 背伸びする風の最果てを
つかめぬものを つかもうとしている

 ....
曇のなかの金属が
鉱と擦れ合い 匂いを放つ
音の波を燃し
輝晶を放つ


光の槍
降るはふたり
ひとりは死びと
ひとりが背負う


左上が白い夜を
けだも ....
 今日という日に新たな風が、吹き荒れている。
 それは喜びであったり悲しみであったりする。
 一つの言動や行動が新たな何かを生んでいる。
 希望や絶望が不可思議に織り込まれている。

  ....
感覚が感覚を呼ぶ、
空気にのせた音というもの、
私の声が、
はらりと涙のように、
紙の上に落ちると、
私の声はさかなになって、
紙の上を泳ぎだす。
そしてひとつの感情を繋げて、
物語を ....
人が疲労する以前に
時間は疲弊し尽くしている
触れようとして伸ばした手の指は
じりじりと焼かれていき
その先には花が咲いている
名前もなく特徴もない
あらゆる花を平均して作られたかのような ....
丘を越える夢を見たい

風吹く空に金色の
夕陽に溶ける夢を

穴の中にいる自分
暗がりでなおうつむいて

夢さえ見なくなって
どれだけ経っただろう

開けても閉じても目に
色彩 ....
時々
体の壊れる音がする

それとも
心の壊れる音か

耳鳴りは
永遠に続くかのような蝉時雨

悲しくはない

目を閉じれば
あの夏にいる 
道はつづいてゆく
途切れながらも果てしなく

途次の三叉路で
焼きそばの匂いにさそわれて
この街道に至る

次の五叉路では
上海の娘が待っていて

サイレンのように
髪を偏西風に ....
我が身にはこれからも
あまりゆかりのない言葉

新学期

なぜだかわからないが
断固として幼稚園にも行かず
日々放浪していた僕にあたえられた

小学校という世界の箱庭で
やっと社会 ....
胸の上の微小な斑点は
ほんの少しの
風力だけでその
配置を変えてしまい
圧力は少しずつ逸れていく
本棚は不格好に撓み
空の瓶底が
真新しい壁と同じ色になったら
抽斗を開ける
清潔な
 ....
ボディブローのように
じわじわ効いてくるのは
僕の中にも君が居るから

君の中にも居るらしい僕の片鱗を
君がこよなく憎むように

その嘲りは抗い難い誘惑

拒むにしても
逃げるにし ....
風が風を離れ 人が人を離れ
のぞきこみあう空は 青く

もくもく 雲 かげリいだく

つきとめられ つきつけられ
ほしい ほしくない 
のぞむ のぞまない

組み込まれた祈りも呪いも ....
思念の淵で息をしている、
私の息づかい。
耳から流れ込む、
目の海の水を、
飲み込んでは吐き繰り返しながら。
呼吸が荒くなる。
海になった私の指から、
あふれてくる思いを、
窓硝子に叩 ....
はだしでゆかをあるく
しっとりとつめたい
うすぐもりのふうけい

とても風が強いので
木という木がゆれ
腹黒い雲が急がされる

ガラス一枚越しに見ている
ここはとても安全で
雨も風 ....
  欠ける 夕
  白の 岬……………………(に)
  わたしたちの
  線は  まるく  欠けて
  点も あおく  こわれ
  はずむ あなた 骨の
  陽傘 シャツの ゾッと ....
    あの日を境にわたしの中から
    わたしがいなくなり
    半透明な海月になった
    荒ぶる海流に叩きつけられ
    なす術もなく右へ左へ
    痛みとともに流され続けた ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カンパネルラ。- 印あかり自由詩5*16-4-24
福音- 星丘涙自由詩4*16-4-24
ぼくらのからだ- 吉岡ペペ ...自由詩616-4-24
晩祷- レタス自由詩7+16-4-23
もう怖くなくなった- 平井容子自由詩816-4-23
タイルに段差があるなんて_歳と取るとはこういうことか⒗- イナエ自由詩6*16-4-23
五月~憧れ- ヒヤシン ...自由詩3*16-4-23
LAMIA- ガト自由詩2*16-4-23
◎奇術師- 由木名緒 ...自由詩916-4-23
ひとりでスケッチ- 光冨郁埜自由詩18*16-4-22
(@_@;)_- atsuchan69自由詩5*16-4-22
あなたを呼んだ声で誰も振り向かなかった- 北大路京 ...自由詩316-4-20
雑感- レタス自由詩416-4-20
砂時計- あおい満 ...自由詩216-4-20
喰う寝るトコロに住むトコロ- るるりら自由詩11*16-4-20
みどり_うたかた_Ⅲ- 木立 悟自由詩416-4-20
祈り- ヒヤシン ...自由詩2*16-4-20
ワイン- あおい満 ...自由詩216-4-19
幻花- 葉leaf自由詩216-4-19
バルバロイ- ガト自由詩4*16-4-19
耳鳴り- ガト自由詩5*16-4-19
空へかえるマニュアル1- 梅昆布茶自由詩716-4-19
新学期- 梅昆布茶自由詩816-4-18
無為の輪郭- noman自由詩316-4-17
君が小さな悪意なら- Lucy自由詩12+*16-4-17
ひらく_青- 砂木自由詩10*16-4-17
風景- あおい満 ...自由詩516-4-17
春眠暁を求めず- 木屋 亞 ...自由詩2*16-4-17
misaki- 草野春心自由詩116-4-17
白い月- 石田とわ自由詩9*16-4-17

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