すべてのおすすめ
横断歩道
鳩は
せんべい状

始祖鳥になって
羽毛だけ立体化
車の風に揺れている

つまむ男の子
スゴイと言われたい年ごろ

スゴイにも何種類かあって
君のスゴイは
毀損する ....
真夏
焼け焦げた鉄板は
室外機の上
目玉焼きを太陽光で焼いて
洗濯物の
フレーバー
ケチャップよりも塩派だから

夜の残りのお酒が回っていて
視界は良い気持ち
ゴディバをくれた先輩 ....
まだ悲しみから 逃れられない
古い歌を聴いて 涙を流したりして
帰っていく 記憶の彼方にある
そこにあったはずの 別の世界に


きみが去った後も 同じように
山は煙を流し 村は雪に埋も ....
何も無い
スッカラカンのがらんどう

曖昧なもの
あやふやなもの
不安定なもの
あるんだかないんだか

それがあいなんだ
言い聞かせるように
まじないのように
定義付けるように
 ....
墓場の運動会でアキレス腱を切った およそ文芸である以上読者がいて、個人的な人生あるいは社会的になんらかの影響力をもつもの、あるいは芸術としての愉悦を読者に与えるものでなければならない。

詩として

C42 サンフランシスコブ ....
やそ ここのそ 
ふたほ みほ
灯が消えるたび現われる
花を数える花の声


晴れた夜に飛び交う羽
影は枝 影は茎
すりぬけてはひとり
水たまりの径


食 ....
            |           
            |
           ごく、
         近視眼的思考で
      詩のようなものを書いたなら
     ....
ほとんど同じ
服しか着ないのに
ストレスが溜まると
服の買物へとはしる
ぺんぎんがいる
広い海には百貨店があって
青空を飛べないぺんぎんは
翼を使って海を泳いでいく
飛べないことを
 ....
もう
桜は散るしかないんです
うまれたら
生きるしかないように

ひとは必ず
上をみるんです
花びらを踏みつけながら

あしのうらに
はりついた花たちは
なにもいわずついてくるん ....
目の痒み 天に蔓延(はびこ)る春霞

イヤイヤ 踊り
ヒソヒソ 話し
ハラハラ 散るらむ

花びらたちは地面に広がり、お喋りを始めている。人間達にジロジロ見られるのも、愛想笑いをするのも、 ....
毎日の夢の終わりに旗を振っている人達がいる
あれは何だったか分からない

勢い良く脇を通り過ぎる獣の
ひとつひとつに名前をつけるわけにはいかない
本当にあれは何だったか分からない

押し ....
春に、ついていく、少女に、
ひとひら、ひとひら、
名を、羽織らせる、
少女に、ついていく、
少女も、また、
春に、ついていく、のなら、



「くだらない」



嘔吐で隠ぺ ....
笑うのが下手で僕だけ信号につかまったまま 誰かに飲み干された君は
埃っぽい街をぼんやり透かして
仄かな緑色で薄笑いしていた
濁り切れずに立ち尽くしていた

可憐ながらんどうの君は
微かにアップルタイザーの匂いがして
僕は言葉 ....
【夜景】
月明かりが柔らかに肩を撫で
こんな夜は振り返ると良い

視界と記憶を超えて
永遠の束縛にうごめき
点々と小さく弱々しく
くっきりと何処までも続くのは

あれは夜光虫ではない ....
世界に雨が降ることは予定されていて
辺境のここは狭く
すでに飽和状態であったから
昨日の水を
留め置くことなく
昨日の水、を
手放している

どこへ向かうのか
誰も知らない
ゆくえ ....
強くはないと
自覚していても
強い人になりたくて
強がりばかり言っているから
その分余計に痛い目にあう


優しい人にはなれないと
解っているのに
優しい人の振りをするから
その分 ....
飛沫が顔に当たる
水着姿の凛子が
ビニールプールではしゃいでいる

煙草をくゆらす
真っさらな空気に
白い煙が立ち上る

ふぅ

太鼓の音頭
暗がりの眼玉
狐のお面

「紫 ....
  白い歌をうたう
  わたしは悲しくない
  わたしはあなたを愛していない
  疲れた笑みのような夕暮れの町
  静かな木板に穿たれる曲がった釘
  汚されたシャツのために
   ....
古本屋をぶらぶらしていると
キーホルダーのついた
鍵が落ちていたので
拾ってレジの人に渡した

お寺の受付に行くと
年季のはいった分厚い
お財布がおいてあったので
受付の人に渡した
 ....
影が
はるかな青を見上げて
さくら色のため息をつくとき
アスファルトに貼りつけられたおれたちは
光となって舞いあがる。

ぽっと頬をそめた月が
なよなよ と
しだれかかってくるのは
 ....
点火した花火が
薄く煙をあげて消えていった

細く輝く
糸で編んだ言葉を
解いてはより分けて
再び編み直す

繰り返して いつか
千切れて燃えていってしまう

手元からたちの ....
豚玉一枚でお腹いっぱいになってしまうのに
どうして君はいろいろ注文してしまうんだ
けっきょく僕が無理して食べることになるんだろう
いつからか僕はなにも頼まなくなってしまった

豚玉、モダン、 ....
低い雲がたなびく
雨空のなかで生まれたばかりの冬猫が
ふんわりと尻尾をまるめながら
きっとこの春のどこかで
ゆったりと昼寝をしているように
彼女はまだ目覚めない

もう夢のなかでは
序 ....
―瑞雪―


季(とき)それて花道に白々と瑞雪
菜の花を潰さぬように撫で落ちて
花風の隙間から敷き桜になるはなびら
ひらりはらりと

散り急いだのは
心根白く多くの支え万物良縁頂けま ....
コサメが降ってきた。波板の上で踊りだしたようで、だんだんうるさくなっていく。
開けていた窓を閉めようとすると踊りがやんだ。どうやら、見られたくないようだ。
大きな風が吹きカーテンを揺らす。たぶんオ ....
ガスマスクをつけて
しっかりとつけて
逃げ出そう このオフィスから 一刻も早く



自動小銃を手にして
しっかりと手にして
逃げ出そう このストリートから 一刻も早く


 ....
てのひらからこぼれるままに
ことばを拾う
忘れていた物の色やかたち
あてはまる隙間のない断片をかかえて歩く
なつかしい風景に返すためにあたためる

星々をめぐる
それは散在する島々のよう ....
生肉のままでは 水分が多くて煮えないからと
腹を裁かれ生血を取り出し 三枚におろされた、肉

塩分があらかじめ多いからと 再度合成調味料を
流し込まれ みりん漬けされる

新鮮な生 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
八の朝- nemaru自由詩4*15-4-14
たべもの。- 沢田萠志自由詩315-4-14
行く春に- 藤原絵理 ...自由詩615-4-13
なにもあい- たいら自由詩115-4-13
墓場の運動会でアキレス腱を切った- 北大路京 ...自由詩615-4-13
自称詩人- ……とあ ...自由詩9*15-4-13
夜と虚像- 木立 悟自由詩615-4-13
ビバ、老眼!- 夏美かを ...自由詩36*15-4-13
ぺんぎんの浪費癖- りゅうの ...自由詩17*15-4-13
花影- 朧月自由詩515-4-12
散桜- とよよん自由詩6*15-4-12
それじゃあ電車に間に合わないから- カマキリ自由詩315-4-12
春について(ホットケーキ)- 竹森自由詩3*15-4-12
笑うのが下手で僕だけ信号につかまったまま- 北大路京 ...自由詩115-4-11
半透明- nonya自由詩19*15-4-11
七つの闇- 宣井龍人自由詩7*15-4-11
鉢植えの土によせて_「創作工房_群青_4月の課題_土_への提 ...- そらの珊 ...自由詩1615-4-11
優しい人になりたくて- Lucy自由詩17+*15-4-11
風に捧ぐ- opus自由詩215-4-11
白い歌- 草野春心自由詩2+15-4-11
こつんと- 灰泥軽茶自由詩715-4-11
空の底- 草野大悟 ...自由詩715-4-11
イグニッション- またたび ...自由詩115-4-10
お好み焼き屋- 北大路京 ...自由詩715-4-10
彼女の午睡- りゅうの ...自由詩5*15-4-10
瑞雪- 黒木アン自由詩6*15-4-10
ハルノコサメ(とよよんさんとの連詩有り)- こひもと ...自由詩6*15-4-10
ガスマスク、自動小銃、四葉のクローバー- komasen333自由詩2*15-4-9
花を敷く- 梅昆布茶自由詩2015-4-9
鍋の中- 為平 澪自由詩8*15-4-8

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