すべてのおすすめ
心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばない ....
くちびるに触れる鈴の粉
遠雷 器
雫と滴が
すれちがう径


ひとつのなかの無は増して
響きはさらに高くなる
窓の鉛 壁の銀
水の淵を照らす粉


分かれる前の ....
もくれんの
白いたまごが
割れると
たちどころに
小鳥が生まれ
空にむかって
さえずりをはじめる
風が吹けば
はばたく真似事もする
翼は
永遠に無垢なまま
飛び立つことをしないま ....
冬が去ったとは言え
霧に覆われ風にさらされる離島礼文
ようやく萌え始めた草の緑に
きりっとしまった白い袋
鎌倉武士の母衣が花開く 

かつては
ニシン漁の男たちが
往来を始める島の ....
街路にいるぼくが
語りかけるとき
胸の塔の
小さな窓があき
風がはいって
搭の中に眠っていた
もうひとりのぼくが
街路をのぞく

去っていくときに
長い髪をゆすって
一度だけ
 ....
よりよき眠りのために

爪を切った

髪をといた

浴槽の端に身を委ね

足先をやわらかく曲げた

かかとの奥にある

まるく硬い骨は かすかに

光を放った
 ....
古本を読む中野さん
手垢の主を想う中野さん
空想する中野さん
罪悪感、既視感、微かな飢餓感と
言葉を失った持ち主の幻影を脳裡に垣間見た中野さん
古本を読む中野さん
何故こんな良本が中古品と ....
もしおなかに

お月さまの赤ちゃんがいたら

おなかはあかあく光るんだろう

もしおなかに

時間がいたら

そこが人類の突端なんだろう

もしおなかに

駅前マッサージが ....
いま麦藁帽子なんて

麦藁でできてんだろうか

あの愛だってなんだって

本気であれば考えもする

麦藁帽子かぶろうよ


ひかりに風に新緑が揺れている

木につかまって揺れ ....
新緑の街道が雨にぬれている

雲からのひかりで

アスファルトが白くなっている

花の色だけが痛い

新緑の街道が雨にぬれている


こころや自然や霊的なものに

アンテナを ....
Kとのみ名乗るおとこがいた
足の下の、10インチ四方のみ
そこにKは立っている
立ったまま眠り
一本のペン
一枚の紙切れ
夢を綴った
そこにのみ意味があるかのように

不本意にもKは ....
気まぐれな嵐は
ときおり吹き荒れて
数え切れないほど
散り始める
桜の花びらが
舞い落ちては
ゆったりと流れる
どこかの運河の水面を
どこまでも薄紅色に
染めるように
この春は過ぎ ....
  公園の桜は葉がそろった
  イモ虫は蛹を破り
  羽根をのばして
  眩しい空の光をめざす


 遠いうしろで電車ごっこの子供たち
 運転手は僕だ!と叫ぶ子に
 皆は、ずるい、ず ....
・0次元/
位置だけの、目に見えない〈点〉
絶対座標の位置だけが明確な〈 〉
ドコニと問えばはっきりとココニと答える
でも、姿は見えぬ
片思いの世界


・二重螺旋/
反平行の真逆な ....
 ―あのね〜、お母さん!
  今日ね、お弁当の時間にね、
  ちーちゃんが一人で笑い出したの。
  だから「どうして笑っているの?」って訊いたら
  「分からない」って。
  それでもちーち ....
パンジーの隣に
スィートアリッサムを植えようとして
移植ごてを手に
しゃがんでいた

視界をよぎる小さなプリズム

見上げれば
空はどこまでも青く

あたたかくなりましたね
本当 ....
花曇りに君という器がない さみしいと言えぬ口が春の歌 喜びはすぐ目の前に広がっているというのに、
いつもその手前で足を挫いている。
先を急ぐばかりに、目の前の数々の小石に躓き、
自ら輝きを彼方に遠ざけてしまう。

若気の至りなどという言葉は ....
  その日 空は折れ曲がっていた
  梯子の上ではくたびれた猫が
  真昼の光を嫌になるほど浴びていたし
  グラスに注いだ麦茶は埃を被りつつあった
  


  忘れ物はのこさ ....
            140427
ありふれた幸運
逆様に見えた世界
ありさまと名づけたい日々の光景
踊り狂う姿は若さの象徴なんて
陳腐な台詞を繰り返し吐く訓練に飽き
モダンな都市の郊外 ....
足を洗った後の石鹸の香り漂うシャワールームで、水色のモザイクタイルが涙した。

清廉潔白なものに憧憬の念を抱いて、祈り続けるけれど、人が愚かで汚いことは百も承知。

これからも、多分同じ。
 ....
貯木場で死んだ友達を思い出した
遊んでいて転落し
浮かんだ材木の下に潜り込んでしまい
溺死したのだ
指の爪がいくつか剥がれていたそうだ

重い材木と材木の隙間を
懸命に広げようとしたのだ ....
私のカルテに猫のような動物 ふるい扉は頑丈で
坂みちをふさいでいる
その手前で三角にすわって
少し音をきいていた

あかぐろい、(でもやさしい)
まるい(でもつよい)、
おおきな、あかるい、時折白い、
響いて ....
愛の言葉は種のようで
堅くて食べられない
と天袋に投げ入れた少年

時を隔てた小さな箱で雨もりに悩むころ
忘れていた、遠い時の種が芽をふく

愛を包んだあのひとはもう居な ....
見上げれば 青い空がある
靴の下 地面の底には また地上があり
私からは見えない 空がある

息できる場所で引力に頼って歩く
いつも踏んでる道のずうっと下は
海かな 河かな 山かな

 ....
なんにもないから
そらはくもをあつめた
じぶんを青くぬった
そしたらみあげる人がいた
そらは青いって
詩をかく人がいた
そらはいった
おいでよ、おいで
でも、その詩 ....
計算尺からこぼれた泥のにおいで
ぼくはいつも寝不足です
よどんだ街灯に殴られた両目を
どうやって隠そうか毎日必死

(ねごとは寝て言えと
(どやされた日はいつも
(近所のどぶ川でカワニナ ....
18歳の君の春は
新しい生活の始まり

知的障害を持ちながらも
厳しい自立を自ら課し
家族と離れ
グループホームで暮らし
工場で働く

そんな君の切実な悩み

そして
性欲
 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
岩手の父に贈る詩- ヒヤシン ...自由詩10*14-5-1
ひとつ_滲夜- 木立 悟自由詩414-5-1
もくれん- そらの珊 ...自由詩1614-5-1
レブンアツモリソウ- イナエ自由詩14*14-5-1
胸にチクリ- 殿岡秀秋自由詩10+14-5-1
よりよき眠りのために- かかり自由詩414-5-1
中野さん- ゴースト ...自由詩4*14-5-1
コントラスト生死- 吉岡ペペ ...自由詩314-4-30
麦藁帽子かぶろうよ- 吉岡ペペ ...自由詩214-4-30
花の色- 吉岡ペペ ...自由詩214-4-30
「群青」課題詩_「嵐に浚われた男」- 木原東子自由詩8*14-4-30
小さな春のタチェット- りゅうの ...自由詩16*14-4-30
境界線まで- 游月 昭自由詩2*14-4-30
存在可能な別セカイ- ハァモニ ...自由詩1*14-4-30
八本のダフォディル- 夏美かを ...自由詩17*14-4-30
シャボン玉- Lucy自由詩13*14-4-29
花曇りに君という器がない- 北大路京 ...自由詩214-4-27
さみしいと言えぬ口が春の歌- 北大路京 ...自由詩614-4-27
自己嫌悪- ヒヤシン ...自由詩5*14-4-27
折れ曲がった空に- 草野春心自由詩414-4-27
考察- あおば自由詩7*14-4-27
ホローキャンディ- 比良末潮 ...自由詩4*14-4-27
沈没- 山部 佳自由詩614-4-26
私のカルテに猫のような動物- 北大路京 ...自由詩7*14-4-26
助走、逆流- はるな自由詩714-4-26
時の花- 游月 昭自由詩2*14-4-26
割る_丸- 砂木自由詩14*14-4-26
そらは青い- 小原あき自由詩12*14-4-26
ねごと- カンノユ ...自由詩514-4-26
トリトマの花- ichirou自由詩11*14-4-26

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