すべてのおすすめ
家に泥棒が入って 大黒柱にタイマー付きの爆弾を
何ヵ所も日時をずらして 仕掛けて逃げた

百二十年続いた掟や道徳心や慣わしまでも
少しずつ破壊していく
傾き始めた家の 頭は白蟻に食い ....
夕方に
高層ビルの向こうに
違う言葉がとんでいる
まるで違う言葉がとんでいる、

少年が好きな色と
少女が好きな色は違うから
文学のように染めて下さい
せめて文学のように染めて下さい
 ....
傷心の時
人は季節を忘れる
今がいつなのか
ここが何処なのか
茫然として
うわの空

それでも季節は巡る

新しい風が吹いて
花々が咲き
陽の光は注ぐ
あなたの肩越しに
滔々 ....
もう一度寝る水色の桜ばかり あれはメジロやめたタバコに火 私はトマトじゃないのに
さかさまにしても私だ

栄養も毒もあるよ
たぶん

あなたの1日も
私の1日も
同じ長さなのに
たぶん
長かったな 今日

また夜がきた
今日も死にま ....
俺が人間というものに寄せる
激しいおもいは何なんだ
人間の醜さといとおしさ
その振幅の激しさに
頭がおかしくなってしまいそうだ
最早俺は
自分を愛しているのか
人間を愛しているのか
わ ....
またしても
寄り道
君のところに
行く前に
まるで
はぐれた
カモメのように
旋回して
後悔して
花言葉信じて
合言葉忘れて
桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。

今年も桜の木の下で
散りゆく花弁ひらひらと

桜並木の真ん中を
足早にすぎる風一陣

見上げる花は真っ盛り
目も眩むばかりの ....
私はむずかしくないことをむずかしくなくいいたい
朝毎に届くはずのすべてが今朝は来なかった
、理由を得たので取扱説明書を紐解く
こんなに立派に手続きも踏んで
(かぞえてごらん
と そっと風から ....
 
つぼみの中で育まれ

花びらが連れてくる

それが春、出会いの春



 
怪獣の足跡でメダカ育てている 太陽の海を泳がせてやろうか 華々しく出航したはずの
船の羅針盤は
いつの間にか壊れて

勿体つけて差し出された
六つ折の海図は
ほとんどが嘘っぱちで

最初は威勢が良かった
スクリューには
得体の知れない ....
その男は 
幾つも電球を並べた灯りの下で
ぼくの胸を切り開き不機嫌な心臓を取り出した
心臓の中に豚を入れ調子よく動かそうというのだ
更に男は心臓のあった空洞を覗き込み
ぼくさえ知らない潜み物 ....
【龍人】
滑らかに曲がって
緩やかに曲がって
何時までも曲がって
何処までも曲がって

掌の記憶の球体
見覚えのある顔
球体を眺める
目の奥が笑う

掌の人の形
見覚えのある顔 ....
さっき買ったばかりの
ペチュニアの苗にあった
つぼみが
うらうらとした
ひなたの中で
もう咲きかけている

そうやって
ほどけ始めた
濃紫のはなびらは
見せかけより何倍も
ふくら ....
正午とは絶対的な停止の時刻だ
全てのものは太陽の鑿に彫刻されるため
輪郭を顕わにしてじっと耐えねばならぬ
痛みもまた停止して焼き付けられ
まぶしい空は地上を忌避し続ける

昼は ....
明日も
私をきらいな人が
たくさんいてほしいと願う夜
あなたの詩には
共感なんてできないし
空行で破裂する
思わせぶりな言葉なんて
雑すぎて
丁寧すぎて
何も生まれないし何も死なない ....
ライオンがほえている
わたしは古いつめを捨てて
たてがみをなでてやる

わたしたちはもう
遠くへは行かれないのだ
望んではいないから

いつだったか
夜のふりをした朝が
あなた ....
カーテンの隙間から
忍び込んだ昼前の光
掴もうとして手を伸ばすけど
手の甲に乗っかって

歩行器に跨がり足を伸ばす
まだ歩き方を知らないから
教えてあげたいけれど
何て言えばいいのかな ....
 モシモシ オカアサン
 ワタシ・・・・
長い待っていたひと言
鬱々の闇は晴れる
営々と続いた生命の
未来に続く扉は開いて
愛の儀式に黄金の光が溢れ

 モシモシ カアサン
 オ ....
苦しんで苦しんで
顔を上げて前を向いて


冷たく風は吹いて
カラスをカモメが追いかけて


お前は言った
あなたには人の心が分かるじゃない

遠退いて寝床の中で考える
あ ....
何処かに眠っている昨日
さとうきびから生成される明日

個人的に厳しい毎日
会社的に使いやすい存在

安定した自分という誤解
信頼できる友という希望

愛という夢想
性という分離
 ....
泣き寝入りの眠剤二錠 機械に認識されない
音を掻き集めて
波打ち際で放したら
いつか何処かの
誰かに届くかな

潮風に揺れるウェルウィッチア
砂漠に朝露の雫が落ちる

遠くのあなたが
その音の階段を ....
嫉妬は黒ずんでゆく橙である。西の空を焦がしてゆく夕焼けのようにそれは魂に暗闇をもたらすだろう。
喜びはまぶしすぎる黄色い光だ。虫のうちほとんどは目が潰れている。
悲しみはうっすらと青いので、春先に ....
キリ/サク 無気力な朔月
キリ/サク 伐り株に咲く
キリ/サク 錐を交錯させ
キリ/サク 切り傷を裂く

ひとりきりの桜 キリ/サク
葦切が作曲する キリ/サク
麒麟の策略から キリ/サ ....
にぶい金色の肌が
冬の陽だまりを
そっとはねかえしている
アルミニウムの
浅い洗面器のうしろに
整列している
こどもたちの
頬はあかく

順番になれば
みないちように
そこへ温か ....
欲を言えば
あなたの顔を奪ってしまいたい
イコンのように象徴的に
星空の元 飽くなき{ルビ眼=まなこ}で見ていたい

不遇の理想の線上で
私の指は鍵盤を叩くけど
どうしてもあの旋律が紡ぎ ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
腐る、父の見る夢に、腐る家。- 為平 澪自由詩5*15-3-31
おすすめの戦争- 左屋百色自由詩615-3-31
【_季節_】- 泡沫恋歌自由詩21*15-3-31
もう一度寝る水色の桜ばかり- 北大路京 ...自由詩215-3-30
あれはメジロやめたタバコに火- 北大路京 ...自由詩215-3-30
たぶん- 朧月自由詩615-3-30
- 渡辺亘自由詩115-3-30
寄り道- やまうち ...自由詩215-3-30
桜並木の下で- ……とあ ...自由詩6*15-3-30
砂に叫ぶ- もっぷ自由詩615-3-30
- 殿上 童自由詩9*15-3-30
怪獣の足跡でメダカ育てている- 北大路京 ...自由詩515-3-29
太陽の海を泳がせてやろうか- 北大路京 ...自由詩215-3-29
春の航海- nonya自由詩23*15-3-29
開胸手術- イナエ自由詩17*15-3-29
龍人さんへの小詩集- 宣井龍人自由詩13*15-3-29
春告鳥- そらの珊 ...自由詩12*15-3-29
- 葉leaf自由詩215-3-29
あなたの詩がきらいです- 左屋百色自由詩1815-3-28
ライオン- はるな自由詩515-3-27
いっさい- 中村 く ...自由詩415-3-27
親の愛が金になるとき- イナエ自由詩5*15-3-27
屋根の上の月- 奥畑 梨 ...自由詩315-3-27
和解- 梅昆布茶自由詩1015-3-27
泣き寝入りの眠剤二錠- 北大路京 ...自由詩215-3-26
こわいろ- 衣 ミコ自由詩815-3-26
色愛- やまうち ...自由詩215-3-26
お題「キリ/サク」(即興ゴルコンダ(仮)投稿作)- とよよん自由詩4*15-3-26
消毒の時間- そらの珊 ...自由詩15*15-3-26
抒情としてのソラチネ- 由木名緒 ...自由詩415-3-26

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