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パンが食べたい


結婚して子供をもうけたが
三十過ぎに発覚した病が原因で離婚
その後は親もとで闘病生活の女性を担当している
駅前のマクドナルドで聞いた
きみの近況

脳下垂体の異常 ....
物質の贈り物 物に罪はない



センスの悪さを隠せない包装の隙間

から

得体の心得ない損得もしない



もみあげくらいの重さの不愉快さが耳にかかる

 気持ちだ ....
たのしかったことを
思いだして
はずかしくひかっている
夜になるともう少しつよくひかるから
待っていてほしい

待っていてほしい
それを
なんと言うのかわからないでいる
結んだらもう
ひらけない
清廉でも潔白でもない身を
はずかしく引きずっている

少い言葉をならべかえてあそんでいる
でも角がとれて
すこし
それは
きれいだった
41年
生きてきてわかったことは
時は流れるということ
だから焦らなくていい
焦らなくていいよ
どんな失敗も
やがて笑い話にかわる

41年
生きてきてわかったことは
忍耐強く生き ....
けらけらと笑うみんな

それを見て 真似をする

1人ぽつりと 取り残され

私は今日も真似をする

けらけらと上手に笑う
夕べの蛇の
白い鱗
花が咲く毎に
風に引かれては消える線


枝に散る雨
水に立つ曇
湿地を分ける径
片方のうた


川の源を見つめる目
暮れの水辺に増えてゆ ....
電車の窓ガラスに映る
何か忘れ物をしたような顔は
別の世界にいる自分を夢見ている
手に入れたものと失ったものを 秤に載せて


手の中にあった 虹色の玉は
守ろうと握り締めた瞬間に  ....
父と過ごす最後の時まで
離れまいと決めた早朝。

冷えきった畳部屋であぐらをかき
ゆっくりと茶をすする父がいると
何気なく思う。

眠ったままの父をみつめ
正座を崩してそこに座れば
 ....
蝋燭の灯りが消えてゆくように
真っ暗闇になるのだと
そんなふうに
誰に教わったわけでもないが
そんなふうに
思い込んでいたもので
真っ暗闇に包まれて
何も見えなくなることは
なんとなく ....
疲れた顔で見舞いに来ないでほしい

わたしの看護のために
あなたを育てたのでは無い

あなたはあなたの生き方で
社会の仕事を果たさねばならない
それがあなたの人生

わたしの看護が加 ....
あら、あなたも?
実は私もなのよ
事務員の女性と
思いがけず話が弾んだのだ
深海魚を
飼っているという
全く気付かなかった
日ごろ仕事のやり取りをしていると
明朗快活で、そんな様子を感 ....
足の裏をみたら無愛想だった
私自身あまり話しかけたこともない
思ったより冷たいやつだとおもった
彼もまた

固くて冷たい彼に触れるうち
いろんなものを踏みつけてきた昨日をおもった

ど ....
新緑の木漏れ日
雨上がりの朝
ひとの気配を飲む森
まぐわうように
愛をからませて吐く息
命の匂いに満ち満ちて止まない
そんな五月のように私たちが求めて止まないころ
得ようとしていたもの
 ....
 
赤い糸

ほっとくとだんだん透きとおって見えんようになります

そやからときどき紅を差します



 
亀裂から伸びる欠片の先端から昨夜の雨が祈るように滴っている廃屋の雨樋
海からの風が雲のどてっ腹をぶち抜いたみたいな紺碧の下で
いまだ同じ場所で彷徨い続ける俺の脳髄は一瞬
開か ....
ながれる息はチューブを駆け巡る

空が季節の階下を滑り墜ちる度に

遠く、
、近く、
と、眼窩をさまよう信号の波

放物線と消えた夜の足音

ひそやかな星の輝き

死なせて ....
来る日も来る日も
あなたの永遠は
鳥籠の止まり木につかまって
言葉をまき散らした
毎日まいにち
わたしの永遠は
もそもそと床を這って
散らばった言葉を食べつづけた
あなたは時々
 ....
 
「山林へ」
いつものように山仕事の準備をし山に入る
ふしだらに刈られた草が山道に寝そべり
そこをあわてて蟷螂がのそのそと逃げてゆく
鎌があるからすばしこくない蟷螂は
俺たちと同じだ
 ....
先にあなたから色芽を結びます

空けないことにはわからないから

柄の選択に迷うことになります

わたしが降りてきて

これでからだからはなれてしまう

味覚をもしも言葉で ....
 先生、私たちの昼間が消えていきます。
カレンダーに休日がひとつ、足りないのです。
青と赤の隙間に、数字のいち、が。
時計は、今、だけを、さしたがる、から、痛い。
数字が昨日と明日を覚え ....
視線の爪を切りながら
空を横切るむらさきの溝
曇にも屋根にも放たれる
音より遅い花火たちの粉


うつろな器の重さに驚き
なかのものをこぼしてしまう
姿の無い痺れを ....
拝啓、冷蔵庫様

長い間ご苦労さま
十六年間、寝食を共にした
おまえが逝ってしまい
わたしはとても寂しいよ

突然のお別れだった
何だか、冷えが悪いと思っていたら
冷凍食品が自然解凍 ....
いついつまでに、なになにを

どこどこいって、だれだれと

なぜなぜときき、どうしても

 いつもこうやって生まれる
  いつもこうやって生まれてくる

いついつまでに、なになに ....
壊れたラジオぶら下げて
鼻唄まじりに歩いてく
壊れたラジオは聴こえない
修理もたぶんやってない

探してまわるよ
電波入る場所
見つけたいね
電波入る場所

ノイズ交じりで鼻唄歌え ....
真昼のビルディング!
光があかるく暴くすべてのものを熱として放射し
時刻がリズミカルに告げる難問をその構成で反駁し
太陽の地上への君臨をその巨きさの中に摂り込み
青空が拡散していく ....
先へのばすか
 後にまわすか
  日々の暮らしの行列にあって
他愛のない愚問で
   脳細胞の弛緩をもてあそぶ

遠くで一一九が唸っている
 近くでチンが吠えたてている
  中空からは ....
まだ若い老人であったころ
同僚と紅葉の山麓へドライブ旅行にでかけた
秋空のもと 静かな集落を抜けるとき
前方遙かに 背をかがめた人が横切るのを見た
同僚はスピードをやや落として言う
「老人は ....
不惑など疾うに過ぎた初老の男にとって
忘れ物に気付いたことは
捜し出すべきものが
茫漠たるサハラやゴビの砂粒の中に埋もれた
小さなダイヤモンドの様に思えた

とりあえず砂漠をイメージしてみ ....
顔(ガン)                流星
                      流血
  直情が滑る              硫酸
   乾いた血球を             流星 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14133)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
食べる_二編- 乾 加津 ...自由詩22*15-5-14
モノ贈り主- 朝焼彩茜 ...自由詩8*15-5-13
待っていてほしい- はるな自由詩515-5-13
- はるな自由詩415-5-13
時は流れる- 渡辺亘自由詩515-5-13
ものまね- じまさん自由詩215-5-13
ふたつ_ふたたび_Ⅱ- 木立 悟自由詩315-5-13
かえり道- 藤原絵理 ...自由詩915-5-12
日常の景色。- 梓ゆい自由詩515-5-12
そんなこと- 花咲風太 ...自由詩415-5-12
娘よ- イナエ自由詩15+*15-5-11
西荻窪深海譚- やまうち ...自由詩315-5-11
足の裏側- 朧月自由詩615-5-11
あなたに終わらない五月を- たちばな ...自由詩30*15-5-11
- 殿上 童自由詩20*15-5-11
真昼のプラネタリウム- ホロウ・ ...自由詩5*15-5-11
使徒- アラガイ ...自由詩10*15-5-10
永遠- アンテ自由詩315-5-9
山林の詩- 山人自由詩7*15-5-9
空箱(格言詩)- アラガイ ...自由詩6*15-5-9
花________陸が海に消えるまで。- 為平 澪自由詩15*15-5-8
夜と重なり- 木立 悟自由詩315-5-7
【_拝啓、冷蔵庫様_】- 泡沫恋歌自由詩20+*15-5-7
いついつまでに、なになにを- クローバ ...自由詩4*15-5-6
radio-man- 捨我自由詩115-5-6
真昼のビルディング- 葉leaf自由詩315-5-6
丘肌の淋巴腺- 信天翁自由詩115-5-5
年を取る取るとはこういうことかー振り返るー- イナエ自由詩11*15-5-5
心まかせに- N.K.自由詩5*15-5-5
A_DEATH_MASK- 乾 加津 ...自由詩5*15-5-4

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