すべてのおすすめ
あなたには、
打たれた記憶しかなかった。
言葉の手のひらで、
私の頬や背中や足を、
あなたは何度も打ってきた。  ....
西瓜の産地が
北上していく

夏が通り過ぎるのを
毎年スーパーで見かける

多分、今年最後の
西瓜を食べながら
高校野球の
決勝を見ていた

季節というのは
うまく出来ていて
 ....
肉にめり込み
脳髄に沈み刻まれる
鋼のビート
反復も新たに
冬の鳥は踊り出す
声無き音響の時空を


可憐に哀しく我を忘れ
冷酷に愛しく飛び跳ね
自然に苦しく姿を消し


肉 ....
ありがとうを封印してた、
こわさに飲みこまれて
いなくなるばかり考えて

からまったトンネルに吸い込まれていく
からまったとんねるにすいこまれていく
先の細いトンネル
出口までは ....
いろんな感覚が錆びて
緩やかに死んでく

街に出れば疲れて
ヤキがまわった、なんて
ぼんやり思う

頭に魔法の欠片が残ってて
誰かに秘密を教えたくなるが

その呪文はおそらく
言 ....
世界のはずれの藁葺きのコテッジで
遠く草原にかかる月をのぞむ
( かつてこの月をめでた青年達が不毛なたたかいで旅立ったことも )

フィヨルドと火山を巡り
カレワラの世界にあそび
シベリウ ....
世界には
無数のルールがあって
その
ルールの狭間で
私たちは生きている

お愛想、お願いします
そういったら
友人にたしなめられた

それは違うらしいよ
お愛想は 
お店の人 ....
落とし物が入った箱をあさる
あたしがどこにもいなくて探しているんです
みんなが帰っていく雑踏
夏祭りの終わり

あたし達は
もうおしまいだね
みんなどこにいってしまったんだろう
光がな ....
バスに揺られて教会に着いた

教会のそばに咲くタンポポに

虫の影が

まぼろしの縁取りのように過ぎていった


駅舎で見知らぬひとと待ち合わせるようにバスを待った

髭を生やし ....
超現代詩は 聞かせるようにつぶやけば出来ます
下手に表現技法とか 文法とかにこだわると
情(こころ)がそがれます

超現代…
はて 現代を超えると何時の時代になるのでしょう
近頃 宇宙 ....
 心はいつも籠の中。
 苦しさ紛れの言葉遊び。
 朝方の霧雨に煙る旅情。
 夜はまだ先。

 渓流の流れに似たひと時。
 我が腰の辺りを啄ばむ猛禽。
 湖でもがく 浮上の兆し。
  ....
君を守って
傷つく獣でありたい

愛されるかどうかなど
考えない獣でいたい

たまに毛並みをなでられ
一生愛を信じるような

たまに風に吹かれ
一生幸せ感じるような

自由で無 ....
     150819

落車して
頭抱えて
高低差を
恨むとき
近代の花
制限無し
ゴールよ
おまえの
出臍がね
ぽちぽた
4文字の
制限速度
100粁
自動車の
自 ....
切々になった階段が私を呼ぶ。
たった一粒の錠剤が
彼女の声と記憶を切り刻んでしまう。
切りぎざまれた彼女の声と記憶は、
ビニールテープになって、  ....
 空には 常に 空の顔付がある
    雲にも 雲の顔色がある
      そして・・・人にも
    その人の 顔立ちがある

     緑陰は いまが盛りと
       そよいでいる ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
しれっとしてあなたは澄ましている
いつもそんなことだ

まあいいか
べとべとのおんなよりは

もとかののファイルを
おとこは名前をつけて保存する

もとかれのファイルを
おんなは迷 ....
街路樹の緑が色濃くなる刻
敷き詰められた赤い煉瓦に
バイオレットの紗が降りる

黒いヒールがコッコッと音を立て
街路に照らし出されて
白いコントラバスが歩いて行く

コントラバスから延 ....
動かない川の水
淡い陽光に照らされ
タールと銀の陰影混交
濃密に静止して
対岸の雑木林
そよとも揺れず
木々の隙間から
白い空間 奥まり覗く

凝視されている気配

確かにアカ ....
 時代を超えて鳴り響く鐘の音よ。
 この夏の盛りにやって来る荘厳の響き。
 この身を何度委ねたか分からない魔性の響きよ。
 乳飲み子の眠りを妨げるのはやめておくれ。

 閑散とした町の中 ....
 静かな平日の図書館に人の気配はない。
 幾千幾万の蕾たちが花開くのを今か今かと待ち望んでいる。
 私の手の中で花開いた詩集は遠い昔の魂の叫びだ。
 私は今日もまた本の森へと足を運ぶ。

 ....
ラッキーカラーを切って大爆発 靡く風鈴のように美しく鳴くのは
蟋蟀でしょうか?
鈴虫でしょうか?
僕が知らない他の虫でしょうか?

雨上がりの朝は
木々を濡らす水の滴りと
小鳥の他愛ない会話と
秋の奏者達の ....
公園で自殺した

つぎのつぎの日には

痛快なくらい子供たちがそこで遊んでいた

夕暮れ

子供たちはそれぞれの明かりに戻っていった

喧騒のわだちを残して公園はしんとしていた
 ....
            150817

私たちが全米一位のミュージシャンです
ちんどんちんどんまことに淑やかシャナリと鳴らす
全米とはお米のことではあるまいか
疑り深い私たちが鎮問屋を問い詰 ....
唇が口笛が造形する
音響銀河
銀のヒビキ
波紋広げ渦巻く渦巻き

疼く身体
降りしきる雨に
疲労し尽くしながら
既に放擲された己
絡みつく白腕払いのけ
欲望を
情熱を
衝動を ....
夏の暑い日差しの中に佇む古いビル群
道路の照り返すビルの窓硝子の中
子供たちの笑い声が蝉の音とともに響き渡る
外には溶けかかったコンクリートの街並み
蝉の音を抱え込んだ街路樹
呟きが聞こえる ....
こがねいろの扉が
花にふさがれている
ここは何処なのかと
首をかしげている


くゆる くゆる
くゆ るく ゆる
白湯のなかを
ゆるく ゆるく
午後は廻る


 ....
 
せみの大合唱

だるい

こんな日はお空にとけるねん



 
おろかな祈りから一つの美しい行為が生まれるなら
それは時のなかにいつまでも溶けていく宝石
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
場所- あおい満 ...自由詩11*15-8-22
西瓜- ガト自由詩16*15-8-22
愛娘との訣別- たけし自由詩315-8-21
えんでぃんぐ・すぱいらる- 唐草フウ自由詩8*15-8-21
Rusty- ガト自由詩9*15-8-21
世界のはずれのコテッジで- 梅昆布茶自由詩1615-8-21
横断歩道を斜めに渡る_- umineko自由詩15*15-8-21
花火には恥ずかしい名前をつけてよ- ユッカ自由詩1015-8-21
教会のタンポポ- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-21
超…- イナエ自由詩12*15-8-20
怯える心- ヒヤシン ...自由詩10*15-8-20
ネガイ- ガト自由詩13*15-8-20
近代史- あおば自由詩8*15-8-19
黄金虫- あおい満 ...自由詩8*15-8-19
緑門(一)- 信天翁自由詩115-8-19
尊厳- たけし自由詩1015-8-19
しれっと- 梅昆布茶自由詩1115-8-19
札幌煉瓦通りにて- イナエ自由詩10*15-8-18
反復される・光景夢- たけし自由詩5*15-8-18
貴方へ- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
街中の森- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
ラッキーカラーを切って大爆発- 北大路京 ...自由詩615-8-18
ひぐらしよりせつない- 凍月自由詩4*15-8-18
GHOST_IN_THE_PARK- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-18
全米1位- あおば自由詩4*15-8-17
内なる宇宙〇無私の意識- たけし自由詩5*15-8-17
たそがれどき- ……とあ ...自由詩6*15-8-17
庭めぐる庭- 木立 悟自由詩315-8-17
夏の日- 殿上 童自由詩10*15-8-17
存在様式- ハァモニ ...自由詩2*15-8-17

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