すべてのおすすめ
生きる意味をもうこれ以上考えずに 生きていたい

荒野に佇む私でいたい 大自然の一部を身に染み込ませたい

文明の方向を確かめたのか 進化を時間任せにしていないか
電波たちが各々の魂を操ろう ....
放浪

電車賃

五百円

それを残して


あてどなく


恨み辛みは

背中に


とぼとぼと

まちを彷徨う

銭を奴にと

思った事もある

 ....
 駅裏路地の喫茶店 
 奥の席でわたしが
 そっと開く小さなノート

 八月昼下り
 お店の外、炎天下
 陽炎がゆら、ゆらり
 でもここは
 寒すぎない冷房
 照明は月明かりの夜みた ....
重苦しさは蒸発しない空気のせいだろう
冷めた首筋の脈を促す気配に、昼と夜の違いなんて在りもしない
「凶器を手にしたまま祈る人間は信じない」
彼は地と空へ向けて強く言い放った
引力から ....
 毛が濃い

け‐がこい[怪囲い] 北陸地方に伝わる、悪霊や妖怪のたぐいを封じるまじない。{ルビ紙垂=しで}を連ねたものや消石灰、小麦粉、片栗粉、米粉または春雨、
ビーフンなど、とにかく白っぽい ....
本日をもって閉店させていただきます

うちから徒歩一分の
スーパーマーケットが何十年かの幕を閉じた

棚はがらがら
生鮮食品とお惣菜ぐらいがあるだけなのに
人が溢れてうねりうねって彷徨っ ....
 
知らん間にこわがりになってもうてたわ


しゃぁないやんって、言うてぇや

なぁ、なぁ、言うてぇや



 
担がれる縁起の身にもなってみろ

夏のはじまりの声に
奪われた鼓膜は
透明の
セロファンに覆われた
巻貝の中で浮遊する



白い花びらの波に
さらわれた遠い渚で
掠めとられたくるぶし は
薄暑の縁ど ....
ほとり 泉に 群れ 飛ぶ月の 彼方
行方 揺れる しぶき ふける 風に

釣り込まれる 草葉 影音 臥せ 夜
咲いて 咲いて 残す ひき むろ

小石に かせ 花に かせぬ 夢土


 ....
窓の外の遠くには 
丘に建つ一軒の家があり 
四つの窓が
目鼻のように開いている 


   □ 
     □ □ 
   □ 


あ、窓から子供が顔を出して緑の風に{ルビ靡 ....
ぱたぱたとひるがえるちいさな二足のズック靴
幼稚園への近道で
つないでいた手を離し
走ってもいいよというと
かならず笑い声をあげながら
細い坂道を駆け下りていった
その弾む後ろ姿を
おぼ ....
弟は
私よりも二十センチ身長が高い
弟は
私よりも力持ちで
世の中の大多数の弟のように
すこしばかりデリカシーが足りない

運動はそれなりに
勉強はからっきし

好きなものは漫画
 ....
LEDがかなしい
白熱球がなつかしい
かつては手許の60Wが
わたしの世界の太陽だった

壊れて久しいエスプレッソマシン
夜にはしらふで眠らなくっちゃ
憧れていたジッポーは
あまりに手 ....
思われニシキヘビ 白いアスファルトの上を
やわらかい風が渡り
ときおり小鳥の影がすべる
小川の水がきらきらと光る
草が光を透かしながら揺れ
はだかのどろの木も白く芽吹き
細い枝々が一心に空に手をのばす
私 ....
 運んだ翼の遠く消えゆくを

 ポケットの小銭は知らせる

 後戻りなんかできゃしないぜ

 情けなく雨は降るんだ

 ここが自由の国だと

 降り立ったのだけれど

 雨は冷 ....
新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって

芽吹きの痛みは 遠い記憶

君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け

踏み出した ....
かちかちと歯を鳴らす音で目が覚める

なにか美味しいものを食べていた

食べても食べても太らない

溢れる色の塊

輪郭はおぼろげだが

齧ると硬くて脆いその不思議な感覚が

 ....
なにも 間違えじゃあなかった
自転車とは 自分で ころぶから自転車
自転車の練習をして みごとに こけたのは わざと だよ
わざと 痛い目にあってみただけさ
新しく自転車を買って その ....
バベルの塔の話ばかり考えていた
  {引用=「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。そして、全地に散らされないようにしよう」}

いまでもバベルの塔の話を考える
  {引用=こういう ....
やっと気づいたか
俺の肥満が
そんじょそこいらの
肥満とは
違うってこと
ガチガチの
反戦思想が
生んだ賜物なのよ
デブ&ピースよ
ピースっ!
  嘘を百回繰り返してみても
  それは本当にはならない

  醜い自分を
  美しい言葉で飾ったところで
  鏡に映る本質は変わらない

  皮膚の下に埋まった弾丸を
  取り出して ....
おいらの青い春は五里霧中だった
教育勅語と戦陣訓の読誦で

おらの赤い夏はアワタダシカッタ
説教強盗ひとすじに血迷ったままで

おれの白い秋は酔客となっていた
悔恨と諦観で自虐して

 ....
紋白蝶と
紋黄蝶が
八の字を描いてとんでいる

互いの色など
関係ないよととんでいる

あのひとは嫌いでね
と会話する私たちの上を

白と黄色の蝶は
とんでいった
わらいながら
切れ切れの
ビブラートが
君の内側に吹く
風の形を囁いた

痛みのような
ブレスが
君の内側を巡る
水の温度を呟いた

耳ではなく
皮膚の下の
毛細血管の先端で
僕はそれ ....
娘の担任の先生から突然メールが届く
件名は娘の名前
かすかな心臓の高鳴りを覚えながら
本文を開ける
文字が目に飛び込んでくる
“She had an accident!”
アクシデント!? ....
ほのかに開いた日に
重ね続く事を信じた

風は草をゆらゆらさせて流れ
リズムと色をはずませた

目にも耳にも残らないものが大切だったと思った
笑っても 泣いても同じような
ぽっかり空い ....
土の間に爪が入るうごめきを感じるモーターの音と起動音
からなる空回り空回りと言うべきざわめき、木々でなくて
ぼくはかいつまんでいる、概略であって略歴であってそれ
は食物の腐る早さ、食物の腐る早さ ....
いつでも買いたいけど
フッカフカの少し甘くてオレンジの混ざった焼き立てパン
そうはいかない貧乏生活

いつでも同じ服を着て
雨でも雪でも頑張って仕事してる でもグチは言わない
笑い話で励ま ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14117)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
患う電波- 朝焼彩茜 ...自由詩613-5-7
放浪- ドクダミ ...自由詩113-5-7
殺意の夏- 平瀬たか ...自由詩4*13-5-7
- アラガイ ...自由詩2*13-5-7
毛が濃い・村上春樹- salco自由詩7*13-5-6
さよならスーパーマーケットさん- 灰泥軽茶自由詩10*13-5-6
言うてぇや- 殿上 童自由詩20*13-5-6
担がれる縁起の身にもなってみろ- 北大路京 ...自由詩713-5-6
潮音、遥か- 佐東自由詩6*13-5-6
古土- 砂木自由詩14*13-5-6
家の顔_- 服部 剛自由詩7*13-5-6
坂道をのぼると- Lucy自由詩28*13-5-6
弟は- 若林自由詩413-5-5
みんな夜空の遠いとこ- もっぷ自由詩813-5-5
思われニシキヘビ- 北大路京 ...自由詩513-5-5
晴れの日- Lucy自由詩11*13-5-5
朝の雨- ドクダミ ...自由詩313-5-5
新緑- ぎへいじ自由詩21*13-5-5
かちかち咀嚼- 灰泥軽茶自由詩5*13-5-4
【始】転んだ日__- るるりら自由詩22*13-5-4
純粋言語- N.K.自由詩2*13-5-4
徴兵逃れのために太る- 花形新次自由詩213-5-4
ナイフと、弾丸と- まーつん自由詩6*13-5-4
つぶてのかげ_②- 信天翁自由詩2*13-5-4
八の字の蝶- 朧月自由詩313-5-4
- nonya自由詩15*13-5-4
八重の優しさ- 夏美かを ...自由詩34*13-5-4
居心地- 加藤自由詩313-5-4
しめらない- 自由詩213-5-4
頑張る- マリエ自由詩713-5-3

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