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今朝 世界樹が目覚めた
満開となって白い花粉を散らした
世界は彼の逞しい腕に抱かれて白く霞んだ

雪は地面に着床するまでの暫くの間
授かった命に感謝し舞い踊った

雪は大地を受胎させ
 ....
              小石は沈む
              一瞬の音をたて

              ふかく
              しずかに
    ....
           十六夜の月の下、夜の庭に釣り糸をさげ
           きみと並んで話をしよう
           安い焼酎をいつものように飲みながら
            ....
深夜の海で独り船に乗っていた 
やがて風は強まり、波はざわめき 
震える両手をあわせ、必死に祈った 

遠い暗闇からひかりの人が 
こちらへ、歩いてくる 
ずっと昔から私をみつめる目が 
 ....
フフフンノフン〜
ジャバジャバダバダ〜
ムチャ〜チャシソレ〜

ポケットの中から何やらハミングが聴こえてくる

携帯電話が通話中になっており

お爺さんらしき人がそれはたぶんお風呂に違 ....
中学生は残酷だ
高校生ほどのためらいもなく
小学生ほどの無邪気さもなく
言いにくいことをズバリと言う

中学生は恐ろしい
高校生よりももっと鋭敏で
小学生よりも知恵があり
とたんに嘘を ....
どこか、遠い、ある日に作られた柔らかな言語で
その柔らかさよりずっと柔らかく、けれど反響する言葉で
夕立が襲う屋根の下の静寂のように
あるいは待ちわびるスピーカーのざわめき、そのよ ....
君の美しさを写真に収めようと思ったけど
解像度が足りなくてあきらめた

だから
心のフィルムに焼き付けたよ

一番奥の

一番深いところに


だれの目にも
触れないように
 ....
花街 色街 女街
一夜の愛があればこそ
男は魅せられ
短き夢を見るために
財をはたいて客となる

その財に見向きもせぬと思わせて
春売る女は骨の髄までしゃぶろうと
手練手管の床上手
 ....
灰と水と 光と音が
道の行方を消してゆく
午後のむこうには何もない
午後のむこうには何もない


蜘蛛の巣をたばねた
冬の雨の日
むらさきと黒の目の
水たまりを見 ....
               ――D.K.へ

訃報を受けた次の日、近場にある温泉宿へと自転車で行った帰り道、途中にある長い坂を登りながら、私に不意に訪れるものがあった。あなたの位牌の前で深々と頭 ....
生きる、

ただひとつ、でも
ただひとり、でも

わたしを生きた、
命のために

わたしと生きた、
命のために

わたしに生きた、
命のために

過ちかも知れなくて ....
人は
手から他人になる

あなたがあなたの顔を
隠すためにその手を使う時が
私たちのはじまり/他人への

ますます遠くなる
あなたの声のでる場所を
凝視しなくなった私は

それよ ....
少女が恋した相手は{ルビ舟人=ふなびと}だった
{ルビ陸=おか}で生きてはいけない
それが舟人

祖先をたどれば
互いに 海で生まれた小さな泡同志だが
海を捨てたものたちは{ルビ陸人=おか ....
    とても緩やかな速度だった
    晴れた日の湖を思い出せるほど
    まぶたに溢れていた
    そこから声を投ずることもできないほど
    咽は休息していた
 ....
わたしはことばを剥離する
わたしはわたしを剥離する
バナナの皮を剥くように
するんと裂けて  ....
目をつむると火花が散る
切なさで肺がつぶれる
わたしは、ただの人間で
恋をするとレモンのような理想を夢見る

あの人の、浮遊感が堪らない
彼の影に針をさして標本にしたい
アコースティック ....
人という字は支え合っている
同時に
人という字は依存しあっている
人ゆえに

どちらが
依存する度合いが多いのだろう
右側? 左側?
一見すると だんぜん左側のようであるが
実は
 ....
そのとき彼女は、その文字をすみからすみまで
美しいメロディで埋めつくして
光る吐息にのせることができた

小学校の、材質のよくわからない床を思い出す
まだそこにいるのならわたしは
すべてを ....
君は ポーズをとる
傷ついた純真
夢の紡ぎ手
{ルビ女王=クイーン}
その他 もろもろ

その全てに 飽きたとき

君は 煙草をくわえる
春先のプラットホームで
紫煙の中に霞む 擦 ....
眠りの舟は行き先を天に託す
私は知らぬ間に
川のほとりに
抜け殻を置いて

サラサラと流れる小川を
一人 小舟を漕ぎ始めた
春風に押されて

もの欲しげに
小舟を見下ろす
タンポ ....
男が嘘をついた

嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない

男 ....
夢想家のわたしは
月に見惚れて
昼間の太陽に
手を翳し目を瞑る

いろんな型の
夢に囚われて
現実の厳しさに
夢が砕けてしまった

禍々しい月日が
粉々に砕いていった
わたしの ....
三角くじを引いた
三角形の赤い紙が
二枚合せに貼ってあり
それをはがすと
一等
二等
三等とか
なにがしかが書いてあるようだ

スピードくじとも
いうそうな

アナログなスピー ....
僕が勝手にホームだと思ってる店がある

マスターはブルースバンドのギタリスト

髭がかわいい熊ちゃん


カウンターで日本酒呑みながらブルースやロックのDVD観ながら

ぼんやりとい ....
夏の朝
海浜へ続く道
サンダルと
ランニングシャツで歩く
道端に月見草が揺れる

雲が盛り上がっていく
形が何かに似ている


腕がのびて
腰がひろがって
口が開いて
何 ....
満ちては引く波
光陰矢のごとし
なにもいらない
ただあなただけ

花がまた一つ
落ちてゆく
月光に照らされて
雫が落ちる

天から恵みの雨
全てを1から
やり直す
心の中は嵐 ....
それはかつて多くの人々を魅了していたに違いない

それがいまやすっかりおんぼろのおんぼろり

はじっこは剥がれ落ち

赤茶けた錆びが一面に飛び火して

壊れかけた壁の残骸の一部のようで ....
            うず巻くきもち重くなり
            短く髪を切りました
            あなたに背を向け隠しても
            うなじがおもい語ります
  ....
国宝館に展示された 
古の絵巻に描かれた 
松林の青空を 
千鳥の群が 
羽ばたいていった 

国宝館の外に出て、仰いだ 
古の都の青い空にも 
千鳥の群の
後ろ姿は消えていった 
 ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初雪- たにい自由詩312-1-20
沈黙- 石田とわ自由詩6*12-1-20
十六夜の庭- 石田とわ自由詩5*12-1-20
ひかりの人_- 服部 剛自由詩6*12-1-20
ハミング爺さん- 灰泥軽茶自由詩8*12-1-20
中学生- 浩一自由詩212-1-20
相談- 山中 烏 ...自由詩4*12-1-20
ネガティブフィルム- プリクソ ...自由詩112-1-19
花街_色街_女街- HAL自由詩512-1-19
煌徨- 木立 悟自由詩712-1-19
挽詩- 葉leaf自由詩412-1-19
再生- 千波 一 ...自由詩4*12-1-18
正直な手- 朧月自由詩712-1-18
ひなぎく- そらの珊 ...自由詩11*12-1-18
- 理来自由詩512-1-18
『時の剥離』- あおい満 ...自由詩6*12-1-18
枕もとのアバンチュール- モリー自由詩10*12-1-18
共依存- そらの珊 ...自由詩6*12-1-18
空白の文字- ブロッコ ...自由詩112-1-18
春と決別- まーつん自由詩11*12-1-18
午睡- subaru★自由詩27*12-1-17
【_嘘と男と着信メール_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-1-17
【_DREAMER_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-1-17
謎くじ- そらの珊 ...自由詩13*12-1-17
PAZU- 梅昆布茶自由詩12*12-1-17
雲の人- 殿岡秀秋自由詩612-1-17
tide- ペポパン ...自由詩5*12-1-17
看板娘- 灰泥軽茶自由詩7*12-1-17
うなじのおもい- 石田とわ自由詩8*12-1-17
千鳥の群_- 服部 剛自由詩3*12-1-16

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