すべてのおすすめ
自らにも問いかけてしまいそうな、
でも 永遠に答えなんて出ないような
不思議な心情のまま 紡いだ言葉を

目玉焼きの中に 閉じこめて
黄味と ふたり ゆら・ゆらら

記憶の海に 沈めたら ....
セピア色の銀板写真に
固定されたあなた
肋骨の浮き出た体で
西瓜を喰っている姿に
戦場の匂いはないとしても

あの夜
炎にあぶられた身体は
反り返り 跳ね返り
決意は ぱちぱち爆 ....
自分で敷いた道がある
凸凹道で思うように進めない
曲がりくねった迷路の道で
迷ってばかりいる

ぬかるんだ道に
足を取られて転んだこともある
途中で立ち止まり
天を仰いで溜息を吐いた
 ....
もう動かない足が歩こうとする 暮れなずむ
誰かの小さな紅葉は
夕焼けに包まれて
橙の肌に
色差す風に
運ばれながら
恋の水面を揺らして

紅葉がはらりと
夜空に舞いながら
寂寞の湖を
くれないに染め
恋は彩 ....
ドラマチックに声をあげながら 静止していくのは
流れるはずの血液 聞こえるはずの心音

足早にそこから立ち去っていきたいのに
抱えた季節を手放せないから 動けない

与えられた名前 ....
ざっくり言えば、海
へ行くつもりはなく
飛び込み
嵐の中で
自己完結する

ざっくり言えば、ビル
から飛び降り海
へ沈む夕日
終わらない創作料理
100人前のデザート
食い散らす ....
下草を踏み 落ち葉を踏み 砂浜を踏み 街路を踏み
怒りをまき散らす
目の前の夾竹桃の葉のふくらみに
髪切虫がとまっている
向こうの山は青空に輪郭ばかり突き出ている
歩けばそこで光は割れて ....
薄明かりの中
今日の一日がはじまる
何のことはない
いつも通りだ
いつも通り目が覚め
いつも通りトイレに行き
いつも通り猫と挨拶をして
いつも通り顔を洗い
いつも通り歯を磨き
いつも ....
生きづらいな
なんて時々生意気にもおもう

ただそれは誰かが対処できていることに
自分なりの対処法をもたないだけだろう

経験値はできれば幅広く多く積みたいものだ
子供達以上にドラクエに ....
雨上がり、

濡れた小草は
雑多な列をなすけれど

それは
だれにも叱られない


わたしは
頭を垂れて

叱られない秩序たちを
踏みつけぬよう
気を配る


雨 ....
十一月六日は
ぼくの革命記念日
書類でできた
書斎の階段状の巣の
撤去を始めたのだ

たちまち
透明な羽根をつけた
兵隊蜂があらわれて
警告を発する

「近づくな」
「何年もこ ....
弄ばれた真黒な林檎を
切り刻んでその口にいれよう
団子虫のように足を包んで眠った夜
夢の胸腔にあなたの手を引き寄せた
不平等さえ飲み込んで
平和の砂漠を幻視する
夏 抜け殻はひとつの印を刻 ....
白い萩の花は 秋雨にうなだれて
庭の隅には 夏蝉の死骸が朽ちて
宛名のない手紙は 燃やされる
薄い紫の煙が 竜胆の花と混ざる


黄金色の思い出に 溺れて沈んだ
綺麗なものしか 見え ....
荘厳な壁
雲間の黒い狭間
轟々とうなる風
体が振動する
ボロボロと
崩れて
灰になり
風に飛ばされて

さよなら右手
さよなら左目
さよなら心臓

木の幹の根元
犬の垂れ下 ....
座礁する音を
わたしはしらない

その
しらずにいる日々が
肯定されうるものか否か
はかり得るすべがない
わたしには


座礁する音を
わたしはしらずにいたい

その ....
悪夢

蚊がれの字に足を上げ
腕に止まり 足に止まり

                れ
   れ れ れ        れ れ 
  れ れ れ れ れ れ れ れ れ れ
    ....
雪を見たいと蝉が鳴いている 遠方に響く地鳴りや砲声は
踊り回る現代に吸収されて
硬化した鼓膜を揺することもなく

指先のおしゃべりが
視神経に五月蠅くつきまとい
裸形の幻想を漂わせる

意欲は
ものぐさな希望に ....
太陽の手に編まれゆく

野山も風も
岩肌も

一気に編まれる日があれば
やすみやすみ
覚えたての音階のように
編まれる日もある

太陽の手に編まれゆく

波間もひかりも
 ....
雨が降れば耳をすまし
雨音に合わせ口笛を吹く
水たまりの波紋を見ては
詩のようなものを探し
小さな花を育てながら
雨が上がれば虹をつかまえ
優しく風に乗せる
花が枯れたら
静かに土に返 ....
 今宵 都市の片隅で 人知れず行われる 儀式 口封じ
 甘いだろうか 苦いだろうか いずれにせよ 言葉は四角い 箱に入れられ 心の海の 奥底へ 沈められる 秘密は 知られないほど 強い 光を放つ
 ....
街はずれの空き地
うち捨てられた木箱に
天使が一人腰掛けている

その双つの翼は
いろいろなものの欠片で出来ている
ガラス片 陶片 金属片 石片 木片……
すべてかつては何かの一部だった ....
使えないネジにされた 荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
腕には花の痕
ぬるくなった前頭葉から真昼が滴り
効き目のないエアコンの風が
指先を 揺らしている
デコルテの青白い呼吸が 唇から漏れる
白熱灯の陰り 閉ざした瞼から
上手に笑う あなたが潜 ....
一月
凍った言葉が人々の交わし合うまなざしを鋭く発音した
二月
山はすべての音階に合わせて坂の勾配を調整した
三月
雨は大地の上で生まれ変わり、風は色の名前を覚えはじめた
四月 ....
夜を走るそれが僕の仕事
蝙蝠のように明るいうちは
逆さにぶらさがって微睡み冷たい夜を待つ

銀色のフルートを隠し持って
それがいちばん素敵に響く時刻をじっと待つ

心奪う旋律は忘れかけた ....
陽光も届かない湖底には
二十世紀を抱えたまま山里が沈み
とある一軒家には歳経た鯉が住み 
いろりを囲んで小魚たちに昔話を聞かせる

山峡の淵に潜んでいた竜は
湖底に散らばっている屋敷を見て ....
新米を握る母の手は
燃え始めたかえでのように色づき
かぐわしい湯気を蹴散らしながら
踊ってみせる
熱いうちに握らないと
美味しくないのよと
まつわりつく子に言いながら

端をほんのわず ....
ただのみきやさんの自由詩おすすめリスト(14137)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ランチタイム- 藤鈴呼自由詩1*14-10-2
挽歌- イナエ自由詩11*14-10-2
【_紆余曲折_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-10-2
もう動かない足が歩こうとする- 北大路京 ...自由詩214-10-2
紅葉みたいに恋舞うときに- りゅうの ...自由詩8*14-10-1
364日- 為平 澪自由詩8*14-10-1
アンチ現代詩- 左屋百色自由詩5*14-10-1
狭道- レシート自由詩114-10-1
あさ- ……とあ ...自由詩10*14-10-1
25年目のおっぱい- 梅昆布茶自由詩15*14-10-1
整然- 千波 一 ...自由詩514-10-1
革命記念日- 殿岡秀秋自由詩314-10-1
◎精神観測- 由木名緒 ...自由詩5*14-10-1
祖母の肖像- 藤原絵理 ...自由詩6*14-9-30
抽象的感応- opus自由詩114-9-30
座礁する音- 千波 一 ...自由詩314-9-30
悪夢・れ_- イナエ自由詩9*14-9-30
雪を見たいと蝉が鳴いている- 北大路京 ...自由詩614-9-30
- イナエ自由詩5*14-9-29
紡ぎうた- 千波 一 ...自由詩614-9-29
未詩・独白<.........終了したカテゴリ- 左屋百色自由詩5+*14-9-29
口封じ- やまうち ...自由詩314-9-29
九月の天使- 塔野夏子自由詩4*14-9-29
使えないネジにされた- 北大路京 ...自由詩314-9-28
夜道で猫に会う- Lucy自由詩19*14-9-28
日蝕- 為平 澪自由詩6*14-9-28
- 葉leaf自由詩114-9-28
朝マック- 梅昆布茶自由詩714-9-28
湖底幻想- イナエ自由詩11*14-9-28
秋の抽斗- そらの珊 ...自由詩1814-9-28

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