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雲のよく見えるところまで
歩いて
写真を撮ります
残された言葉を
写真に撮ります
笑顔や うつむいた顔も
まぎれこみます
今 撮らないと
もう 2度 ....
布団を上げると
やもりが一匹
ぺったんこになってました
どこも腐ってなくて
見事に水気が無くなって
臭いもありません
ミイラという言葉より
押し花という言葉が
頭に浮かびまし ....
そうですね
風は ただの風です
誰の声も
運んできたりしません
ここにあるのは
なにもかも
ただの全て です
ひかりも 雨も 空も
単なる不在を
....
せいかつ なのですから
やっぱり ねこがいなくちゃ と
おもいます
ふわふわで
にゃあとなく ねこです
しらんぷりしてるくせに
なんか いっしょにいる ねこです
....
夕暮れの 長い長い影と一緒に
今日も 黄昏の魔法使いが
帰って行きます
山高帽子の上に
星を 2つ 3つ 浮かばせて
こつり こつりと
ステッキの音を 響か ....
ここには、ひとりしかいられない
だから、ここには、ひとりしかいない
ここには、いちどしか、こられない
ここでは、ここ以外見えない
あそこも、そこも、ない
ここしかない
....
なつがくる なつがはじまる
あどけなくあおいそらに くっきりとくもがうかんで
あおいそら ほんとうにあおいあおいそら
なにもかもが いちばんちからいっぱいになって
ひかりが な ....
ここが ここだ
はるかな天上は無く 奈落の底もない
ここで 生きているのだ
ここで 死んで
ここで 他の何かの 一部になるのだ
身体も 心も
ここで くる ....