怒りがあふれる
抑えられない憤りに
躰が震え 拳をぶつける

怒りのエネルギーを
掻きむしり叩きつける

すべてが怒りだ
わなわなと震えている

抑圧してため込んだ
死の力が爆発 ....
猫がきれいにそっと
寝ころんでいたものだから
少し離れたところでかがんでそれを見る

その時は猫が
水を打つようなタイミングを知っている気がしたけど

しばらくしてタフリと尻尾を振ってか ....
僕は竹輪が大好物で
性格も 真ん中がからっぽで
夏場は風通しも良いが冬は寒い

いまだに大好きな彼女には文無しの飲んべえだと
思われているのだが残念ながら
ほとんど当たっているのでとても悲 ....
 夜のテラスに薔薇が咲く。
 花びら、それは鮮やかな血の滴り。
 消える事の無い悔恨だ。
 それは私らの繋がりにも似ている。

 夜空に瞬く星々はじっと見つめる目の玉だ。
 恐るべき幻 ....
母は恐怖のただ中で
私を身ごもり
恐怖と共に私を生み落とした

空には暗雲が立ち込め
灰色の風が吹きすさび
恐ろしさの中 
母の乳首をくわえていた

震えていた
恐怖のただ中で母に ....
アメリカ映画が好きだ

単純で
わかりやすくて
ハッピーエンド

見終わったときの
馬鹿馬鹿しさと
多幸感ときたら

無垢な子供を見たようで

その純粋さに
泣けてくるぐらい ....
暗闇のなか
玉ねぎを炒める香が
道向こうの団地から
風に乗ってやって来る
瞬間、
懐かしい顔顔顔 浮かんで
自然と涙が溢れ流れる
〈温ったかいな温ったかいな〉
僕は公園のベンチに座りな ....
白い蝶 光の眩暈
追って追われて
追われて逃げて
見えない糸が絡んだように
もつれてはなれ
はなれてもつれ
火照った空気に乗っかって
この夏の向こうへ


恋と憎しみは良く似ている ....
……キャッチ出来ない
近づき逃れ 逃れ接近
既にそれを背負わされ
足場は崩れ消滅した

青くぽっぽと熱を吐く、
大地の割れて真っ二つ
天は激しく咆哮し、
蒼くぼぉぼぉ燃え盛る
幻想を ....
習字が変だった
その習字を止めると
さらにへんで
ロバのドンキーや
ロバのロシナンテと
邂逅する

へん(恐怖)から逃避して
父にパチンコ屋に連れて行ってもらうと
鵜の国が近くの貯水 ....
けんせつげんばのかいてんおんで
じゅうくじはんぶんめがすんだ
こうそくどうろをあるきつかれて
でぐちへとどかない

ドラゴンのよだれ みつけに
のっぺらぼう ほういもう
ふろしきづつみ  ....
悲しくて 悲しくて
こころ しずむ朝

ひとみは弱り果て
太陽は光を失った

ただ詠う
こころのままに

あふれる涙を
掌ですくい
みつめる

真面目に生きてきた
それがわ ....
{引用=*名を呼ぶ}
名を呼ぶ
ここにいないあなたの
井戸へ放った小石のように
真中深く 微かに響き
瞑っても
抱き寄せることはできず 
こみ上げる揺らめきの 
糖衣はすぐに消えて
 ....
海は悲しく吠え 蝉しぐれが煩くて
わたしは耳をふさいでいた

庭の向日葵がやけに明るく咲き誇り
空に入道雲が暴れていた

夏の日に祖父は逝ってしまった
水平線に舟をこぎ出すように旅立って ....
不均衡の渦 巻き
 ひたすら待つ
平静を保ち
 選び取らず

 (眩む陽射しに
        呑み込まれ
  倒れたまま
       途方に暮れ)

黄白く青に 染まる己

 ....
ちいさな日々がつみかさなってもやはりちいさな日々に
蓄積や安定はたいせつなものだが固定されたくないともおもう

前進とは終焉にむかうことなのかもしれないけれど
ビージーズも人生はレースではない ....
はいっただけでわかる 異様な雰囲気で
何気なく置かれている チェンバロやチェロ 
バイオリンたち  生演奏も時々ある
 
うますぎるコーヒーがだされ
よすぎるオーディオの音がながれ
変人す ....
 黄昏時に降る蝉しぐれ。
 巡る思いは故郷に焼かれ、
 砕ける波には顔が現われ、
 存在すらも消えてゆく。

 幼子の手を引いて寺の参道をゆく。
 夢かうつつか幻か。
 奥手に望む海 ....
ひらひらと横切ってゆく蝶々
つかまえようとして
伸ばされた小さな手
初めての夏という季節の光
街路樹の葉が落とす濃い影
見えない風の気配
蝉のなきごえ

お母さんの胸に抱かれた
その ....
わたしは座っている。

冷たいパイプ椅子
背もたれなんかはある。



パイプ椅子の周りを
背もたれの周りを
わたしの周りを

ぐるぐる回りぐるぐる回る

 ....
華奢な花 ひらひらひらり 風に揺れ
薄っぺら これからふうと 膨らます
くるんとね 巻きひげ しれっと寄り添って
まだ開けない 緑の袋 ハッピーハッピー
内緒だよ 風船の家 ハートのお猿
競 ....
反旗を翻すと
狼にごみが付く
子連れ狼は去って行くが
最近眼鏡の洗浄液を
けちって居て
少し汚れた視界に映る
子連れ狼も反旗を翻す
子連れ狼の
二回の轟音
カラオケで少し目が潤んでい ....
蚊取り線香の匂いが好きだと
誰かが言った

すごく落ち着くんだって
わかる気がした

猫を抱いて
庭先で蚊取り線香を焚く
とても静かな夜

長い間忘れていたその匂いを
思い出そう ....
たったひとつの巨木が
萌黄の葉を緩やかに
揺らしていたとしても
これらは夏風の断片ですら
あるのかもしれない

たったひとりの少女が
涙の雫を静かに
流していたとしても
これらは希望 ....
連綿と うけつがれてきた舟箪笥は
表の扉を開けても 次々と扉や引き出しが現れ
忍者屋敷のように 底板こそに 隠れされた空間があったりする
舟が沈んでも 大切なものが収納され金庫として利用されてい ....
さざめいている
ざわめいている
どよめいている

私の頭のなかで
  何かが、

輝いている
光っている 
凍っている

巨大な明滅凝視、、

近づいている
波打っている
 ....
花が咲いているよ、うわあきれいだねえ、という音声を
私はのせて何メートルか、波うって、波はそこで消えて
しまうけど、私は消えない。ねえ見てあの親子、うわあ
醜いねえ、という音声は私の中を波になっ ....
ガイのパイを舐める
プレーンオムレツを食べた後だった
太陽がぎらついて
でも秋の虫も
既に夜には鳴いて居る
ガイのパイが漏って来るから
舐める
あ、土地だ
舐めに行こうと思う
舐めた ....
ねえ
世界で誰もが認めない恋愛がこの世にあったとして
それを止める術があるって
本当にあるのかしら

人の命を奪うことは
とても最悪な犯罪なのに
生まれてきた熱情を殺すことは
何の罪に ....
     あの彼女の感謝、    あの彼女の謙虚さ、
     あの彼の郷土愛、
     そうしたものが  ひけらかされているとき、
     あの人たちには
     ともだちがいるんだっ ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
正体- 星丘涙自由詩3*17-8-4
寝る猫- ◇レキ自由詩1*17-8-4
竹輪のうた- 梅昆布茶自由詩12*17-8-4
形象- ヒヤシン ...自由詩4*17-8-4
原点- 星丘涙自由詩3*17-8-4
ポップコーンバケツ- ガト自由詩2*17-8-3
なみだ- ひだかた ...自由詩7*17-8-2
去来蝶- ただのみ ...自由詩12*17-8-2
刻印- ひだかた ...自由詩217-8-1
へん(めんどりでは無くて)- 間村長自由詩417-7-31
ぞうげがり- なけま、 ...自由詩3*17-7-31
冬になれ- 星丘涙自由詩3*17-7-30
おかし詰め合わせ- ただのみ ...自由詩17*17-7-29
向日葵- 星丘涙自由詩4*17-7-29
転倒真夏(改訂)- ひだかた ...自由詩417-7-29
とっても小さな日々- 梅昆布茶自由詩1117-7-29
可否道その9---行ってはいけないクラシック喫茶店- st自由詩217-7-29
黄昏時- ヒヤシン ...自由詩4*17-7-29
青信号に変わるまでの時間に- そらの珊 ...自由詩17*17-7-28
まぁ..。60の音。- 幽霊自由詩217-7-27
焔俳句_2__風船葛(フウセンカズラ)10句- 鵜飼千代 ...俳句14*17-7-27
子連れ狼- 間村長自由詩12*17-7-27
花火- ガト自由詩10*17-7-26
真夏を過ぎてゆく悲しみの向こう- りゅうの ...自由詩417-7-25
- るるりら自由詩4*17-7-24
耳鳴り〇いじょう- ひだかた ...自由詩317-7-23
ありがとう- 斎藤秀雄自由詩117-7-23
舐めに行く- 間村長自由詩417-7-22
人魚- さき自由詩217-7-17
レクッカラ- 斎藤秀雄自由詩117-7-17

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