とりあえず雨だからって感傷を君に抱かれる理由はない
前向きにペダルへかけた僕たちの出来事ごっこを覚えてますか?
好きのまま過去に残した人々を未練ではない夢にみている
P.S.に ....
その言葉を言える人
その言葉を言える場所
確かにいるよ
確かにあるよ
いつも心に
いつでも此処に
オー、ジョン・ライドン、お前の毛根にまだこびりついてる砂糖水の匂いに
ぞろぞろと群がってくる小汚いアリどもを笑えよ
まるでそこにしか歩くところがないみたいに
お前の後をついてくるそい ....
私の苦しみは酷く透明に尖っていて、きっとアンタも傷つけちゃうわ。
それにアンタにも私の苦しみは理解不能よ。
ヒールで踵返す、ワガママガール。
それでも宜しくお願いします。
と、お手上げ ....
サングリア
サングリア
サングリア
三対一の割合で男の空気は無いに等しい
隔てたテーブルがまるで川のようだ
反対岸の草陰から覗いているような
そんな気分になる
女達は曝け ....
そこそこに慌ただしい日をこなしたあとは
急ぎの用ではない
コマゴマを
脇へ全部追いやって
静かに坐ってまゆつくる
まゆからでてきたからといって
羽根あるものになるでなし
わたしは ....
私がまだシロツメクサの繁る果てしない部屋の中で
喉は泉のように潤い
すべてが書かれている事すら知らなかった頃
とても小さな幸運を探す可能性を秘めていた私の朝
名誉でも報酬でもない景色が窓枠の内 ....
子どものためにいるなど
誰が決めたのさ
長いローブを引きずるように、
白い髭を 凍てつく星空にゆらす
あなたは太った 赤ら顔の
エルフなんかじゃないはず
赤い毛皮の
違う そう、 ....
娘は先生を伴い玄関の前に立っていた
「おかあさん、申し訳ございません」
担任は、開口一番こう言った
娘のランドセルに油性マジックで
”死ね!土屋”と
でかでかと、いくつも書か ....
○
わたしはひそかにその人をガーベラさんと名づけている。
月曜日の昼、大体同じ時間にやってきて、大体同じ内容の花束を頼んでいく。ガーベラと赤みの差す花を葉蘭で包む花束を。
だからガーベラ ....
アクセント は
人生にも必要ね
毎日同じじゃ
生意を見失いそう
雪の降る街の景色を
音だけで感じている
悴んだ手が赤くなり
サクサクという音が
足元から立ち上って
靴底から垂直に体の
芯を冷気が掴んでは
私の細い心臓を震え
あがらせているの ....
指先で壊れものを触るように。
(実際やわらかく触らなければ壊れてしまう。)
(壊れてしまう。)
幸せを知らなければ。
君を知らなければ。
夢を知らなければ。
白い華を君に送ろう。
一輪だけ ....
成り成りして成り合わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぎて
行きめぐりの天の御柱
妹よりさきに
褒めそやし
美しき言葉
ミトノマグハヒ
が
....
息を吐くと
白い揺らめきが目の前に生まれ
灰色に少し混じる冬の匂いを
肺へ入れる。
心に溜め込んだ
あの日々の想いとか
全て白い揺らめきへ込めて
吐き出したなら
わたし ....
輝く人に、憧れて。
それでも私には、何も無くて。
何も無いまま、こんな所まで来てしまっていて。
これからの私に、何が出来るだろう。
ごちゃごちゃと、色んな想 ....
ある国に住んでいる悪魔が
ある教会の美しいステンドグラスとオルガンと聖母子像と黄金の鐘と
そこで毎日祈りを捧げている敬虔な神父を激しく憎んでいた
彼は日が暮れると宵の明星、魔王に誓いをたてた ....
君は静かな夜に詩を書いている。
しかし、
僕は詩を書く。仕事の合間
苦しみ楽しみある時は
僕は詩を書く。静かな朝に
深く悲しみある時は
僕は詩を書く。休みの午後に
心に深 ....
{引用=
まるでそれは、
やってくる 物質の
そんな重さや たしかさがある
―――――――【 night 】――――――――――――――
逃れようもなく
完璧に閉じられる
空 ....
ようするに孤独をかこつているだけなのかな、と
画面に向かって彼は思っていた
こんなにも沢山人がいるのに
隔絶されたように感じるとは
それから時間を使うのがとても下手になって
これをしよう ....
豆ダヌキが僕ん家に来た。
豆ダヌキは僕が一番会ってみたかった妖怪だ。
ひょうきんな顔で食べ物をねだった。
今日は風が強いから、
流石の自慢の外套を被っていても豆ダヌキは寒そうにしている ....
騙された方がきっと馬鹿なのだろう
色褪せてゆく写真をいつまでも握り締め
捨てる機会を伺っていた
自発的な行動が出来ないまま
差し伸べられた救いの手にすがり付くも
それは青白く冷たいレ ....
寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
そんな気だるい日は
カーテン越しの
光を浴びて
寄りかかる
ソファーは悲しくて
奏でるはポロネーズ
今の気分は
ショパンの「別れ」
目 ....
森美術館で行われている『医学と芸術展』に行きました。
http://www.mori.art.museum/contents/medicine/index.html
展示されていたのは東洋医術 ....
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った
今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた
一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ....
霜月の末
義母が逝きました
筋肉が次第に衰えていく病で
手足も口も思うにまかせないままの死でした
目だけがよく動いて
さびしさとうれしさを伝えていましたが
妻は静かに泣きました
義妹 ....
揮発性の高いエチカ
不文律が陽を遮ると
最後には人柄で勝負
僕がもっとも不得意とすることじゃないか
曇りガラス越しにカラス
硬い羽を打ちつけて
絶望する暇があれば希望せよという
僕の ....
{画像=110126124855.jpg}
小さな南の島の
星砂の浜に
小さな青海亀が生まれました
波の泡のように柔らかな水色の甲羅を背負った
たくさんの子海亀たち
まあるいお月さ ....
東京の原っぱが消えたと書かれても
子供のころにはもう
原っぱは無かったのだ
のび太やドラえもんやジャイアンが
遊んでいた空き地も
ファンタジーでしかなくて
リアルじゃなかったんだ
....
{引用=
靴の、物語り
【 冬の靴の同意語が、なんだって?
仲間はいるのかって? 】
― 冬の寒さを、雨のぬかるみをさえぎる
保護してくれるものをさがすの、
心をかざった ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト
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日付
ロボットの森
-
きらく
短歌
3
09-12-18
ただいま
-
秋助
自由詩
1*
09-12-18
Punk_is_Dead
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
09-12-18
お手上げボーイとワガママガール。
-
菊池ナン ...
自由詩
2*
09-12-18
川で洗濯する女達
-
瑠王
自由詩
6*
09-12-18
まゆつく
-
笠原 ち ...
自由詩
14*
09-12-18
本当の名前
-
瑠王
自由詩
5*
09-12-18
セント・ニコラス
-
月乃助
自由詩
4*
09-12-18
ランドセル
-
森の猫
自由詩
6*
09-12-18
ガーベラさん
-
瀬崎 虎 ...
散文(批評 ...
7
09-12-18
平凡な日々
-
次元☆★
自由詩
1
09-12-18
数え切れぬほどの幸せな家庭が暖かい屋内で晩餐をとっている時間 ...
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
6
09-12-17
その手に君の揺らぎを。
-
菊池ナン ...
携帯写真+ ...
2
09-12-17
こじきー水蛭子ー
-
……とあ ...
自由詩
8*
09-12-17
望みは儚いもので。
-
Izm
自由詩
4
09-12-17
探想。
-
aokage
自由詩
5*
09-12-16
悪魔にラヴソングを
-
楽恵
自由詩
4*
09-12-16
孤独な道楽ー_Dylan_Marlais_Thomas_へ_ ...
-
……とあ ...
自由詩
6*
09-12-16
Holy_night
-
月乃助
自由詩
8*
09-12-16
彼と彼女のこと
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
3
09-12-16
豆狸。
-
菊池ナン ...
自由詩
4*
09-12-16
見かけ倒し
-
中原 那 ...
自由詩
12
09-12-15
ポロネーズ
-
ミツバチ
自由詩
10*
09-12-15
生きていることを問い直させてくれる美術展_医学と芸術展@森美 ...
-
イダヅカ ...
散文(批評 ...
3
09-12-15
犬印のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
18*
09-12-15
霜月の末
-
オイタル
自由詩
5*
09-12-14
不徳のいたすところです
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
5
09-12-13
アオウミガメの百年
-
楽恵
自由詩
10*
09-12-12
原っぱなんて無かった
-
kauz ...
自由詩
12*
09-12-12
Toe_shoes
-
月乃助
自由詩
8*
09-12-12
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