君の断片を見つけた
どうしてもっと早く
見つけてあげられなかったの
それは今日までの断片
始まりと終わりの約束
ああ
気付いても遅い嘘
死が羨ましかったなんて
嘘でしょう
....
熱出て美術教室休んで自己嫌悪で死にそう。
熱はあまり気にならない。
白刀豆茶って何に良いんだろうか。サンプルを飲んだら豆を焦がしたお茶の味がして気になる。
なたまめちゃ。
....
{引用=
はじらうようにふる雨粒をうすむらさきの傘がやわら
かにうけとめているこの余白は、とおいおもいでの川
をくだるかなしい船、あるいはきりそろえられたまえ
がみ、陽のくれるほうがくをむ ....
詩の批評らしき散文は、現代詩フォーラムは当然のこととして、あらゆる詩の投稿サイトでは当然のこととして、返信という形や独立の散文という形で投稿されております。
詩の批評的なものはほんの一言の感想か ....
にんげんひとり
にんげんひとり
よかったね
おそろいだね
おとこがひとり
おんながひとり
かなしいね
ふぞろいだね
....
背中の波が剥がれて泣いて
海が誰かを呼んでいる
あなたのことを考えてみる
体を循環する器官のひとつひとつを
ていねいに洗う
みずの流れに臆病になると
腰にひびが入るんです
ゆるや ....
きのう、よく晴れて、
成田山新勝寺まで、
数え43歳の厄払いに、
職場で、3月まで、派遣で隣に座ってた、
37歳の女性と、
日暮里から、京成線に乗って出かけた。
途中をすっ飛ばすと ....
「時」は戸惑っているのに
「空」は踊り狂っている
「音」は気持ちがいいのに
「声」は気根が欠けている
そこは閑静と言うより
寂寥と言うほうがふさわしい街通り
一台の車が・ ....
おりてくる歌がある
そっと
糸が垂れるようにして
卵を割ってるときなどに
ひねりだす歌がある
ぎゅっと
譜面に手をつっこんで
赤子を堕 ....
裏山で雪に潰され 折れた枝を集める
曲がった杉の木に足をかけて
土と雪を這い上がり 山道に出ようとすると
蝉の抜け殻が
木の根元 小枝にまじってあった
雪溶け水の下る
山道 ....
{画像=080406010521.jpg}
光りと闇
陰と陽は対局でもあり
xyのよう ....
東京
何でもあるが
大したものは無い
唯、女に綺麗を許してくれる
好きにさせてくれるのだ
そこが大阪とも福岡とも違う
半ば人の幻想で造られている東京は
だから墓地によく似た姿をしてい ....
そのひとが
最後のひとで
ないことを
きみはそろそろ
認めるべき
すでに川は
平坦な静けさの原野にひとを集めて橋をつくり
横たわる大蛇の骸であったから
サンタクルス
ナザレ海岸の大西洋の落日を眼鏡に映して
修羅のあゆみはヨーロッ ....
とうとう、
再来年発行されるという、
10万円札に印刷される肖像は、
ジャッキー・チェンに決まったらしい。
ぼくはむずむずと興奮してしまったので、
体育館の友達のところへ駆けて行って、
酔 ....
〈好き〉ってなんだろうね
*
わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな
〈好き〉ってね
愛しているとは違うし
意外と精神的なものだったりして
Like ....
アナル、いわゆる肛門の奥には
秘密のスイッチがあって
それを押すと
あの町に行ける
真っ赤な部屋を抜けると
あの町、独特のモノクロの世界
娼婦の塔
高架を走る思い出
そして、涙に濡 ....
{画像=110417072954.jpg}
(一)
大きな風は流れ
黄色い砂を運び
赤い砂を運び
緑の大地へ至る
(二)
街に砂が ....
赤い血で
レッドフラグを
ひるがえし
志すまま
旅ゆく君と
*{ルビ翻=ひるがえ}す…急に向きを変えて、
他・(反対)の面を現す
近所の商店街で買った、
手羽先を食べながら、
ゴールデンウィークの最初の3日間で、
遊んだ女について語る。
ジョン・ウェズリー・ハーディングを聞きながら。
初日。
って、もうおとついに ....
なんだかなあ
が、
白い布にしみて
たやすく
夜
かなわんなあ
って、
放りなげたこと
ひるがえって
雨
....
あのさ。
なんもなんないよ
首つったって
リスト切ったってなんも
あのさ。
敬ってみなよ
盗人を
そこらのホームレスを
....
澄んだ水にウチは住めぬ
これだけは言っとくよ
by ウチ
まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た
縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた
うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た
首を長 ....
君がいないと イライラする
一緒にいると ハラハラする
君がいないと 心配が絶えない
一緒にいると 心労が絶えない
君がいないと ソワソワする
一緒にいると ムカムカする
君が ....
〈ダージリン〉なんだか枕元から気恥ずかしさがよみがえってきます 。
あなたの袖を引っ張ってみたり
言い訳をしてみたり
はがゆさと弄らしさが顔を出してきて
ためらうフリル
そんな休み ....
その人には顔がなかった
ゆっくりと動く喉仏
見なくても分かる 嗤っている
高い位置から嗤っている
私の苦手な目をして
私の苦手な言葉を紡いでいる
その人には顔がなかった
....
{引用=
海面からみあげるとこんもりとした森が公園である
ブランコと藤棚のフジ
それからベンチ
蛇行しながら遊歩道の鎌首をもたげる
ぼんやりした外灯がともる
雨ざらしの石段をの ....
高校生活のころ
湿気高い、と書く癖で
わたしの詩だと読みあてた人は
乾というキザなネームが合わなくておかしいと笑う
貴方には才能があります
がんばってください
一晩中ふるえてか ....
夏の甲子園。
全国高等学校野球選手権大会 決勝戦。
北大路高校 対 羅生門学園。
エース三千院が好投しております。
9回裏。
羅生門学園の攻撃 二死ランナー無しで
バッターは3 ....
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