けろっとしたかおして
ぶなんな こたえばかりさがしてる
でこぼこも じょこびょこも なんにもないじゃない
そんな おめん うしなってしまえば
いいのに しろすぎたつるんとした おめん
あいつ ....
日本人は
源氏物語を禽獣の所業とは言わない
日本人は
赤穂浪士をテロリストとは言わない
日本人にも思想というのは
一応 存在はするのだけども
思想が規範となることは
原 ....
この糸の先に繋がるのは、君?
それとも
貴方?
手繰り寄せても、見えないの
愛しのひと
教えて? かみさま。
温められた皿が食卓に置かれている
「私を彩って。そして汚して…。」と
上気した白さで語りかけてくる
アンティパストでは物足りないと言いたげな光沢で
ゆるやかなフォルムの輪郭を際立たせている
....
ぼくは いつも何よりも 彼女のことが たいせつで
ぼくは 彼女を愛してた
ぼくは 彼女を愛してた
彼女の望む幸せが 叶えば良いと 叶えば良いと...
....
咽がカラカラよ
潤う体とあがる呼吸に
甘く香る枕が湿ってく
ください、くださいと
髪が揺れる
笑う貴方に
私はそっと泣く
震える携帯電話
一瞬目線を向けただけ
無 ....
長かった闇のトンネルも
出口はあるようだ
微かな光が目の前に一点
何度途中で
「闇の中で死んでも構わない」
と諦めかけただろう
やっと
やっと。
さあ今 ....
月にいちど血の塊を産む
生まれなかった卵と一緒にトイレに流す
私の体は痛む
痛みは臍の下から生まれて体中に(つま先までつま先まで)
それは生まれなかった卵の為に
じんじん じんじんと
....
山の中の切り株
風で倒れた木は切られ
まるで抜けた歯のよに
風が通るよ
私はそこに座り
下を見下ろしていた
彼が落ちて行ったのは
この場所からだった
偶然という言葉で
かたず ....
{引用=
1
水が
押し寄せている。
2
外は、寒いからね、
3
蓋のない瓶の中に
私と
君と
泡と、埃と
唾を
浮かべて
4
恥らいを捨てたあ ....
もうだいぶ
寒くないだろうか
と
青空に
その返事は
要らない
背中を丸めるのも
ふりかえるのもいつも
僕のほうで
そこが
暖かいことも知っている
南へ ....
ひとみを閉じていればいい
こころを閉じていればいい
電車が通過する前の
空気と地面の振動が ....
ぼくらは
いちども
愛してるよ
好きだよ
と
言い合ったり
していない
多分
私の片思いだから
ぼくらは
いちど
またねという
さよならをした
だ ....
朝4時
寝ている人がいる
働いている人がいる
そして眠れなかった人がいる
眠れぬ夜を過ごし迎える朝
辛いものだ
疲れた体に意識だけ冴え渡り
うっかりすると魔物に捕らえられる
....
窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が
和音となって響き渡る
部屋中に響き渡る
そのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
その中に両腕を突き上げ
仲 ....
冬の私はミルフィーユ
甘くて優しい食べ心地
やわらかヴェールをしっとり重ねて
あなたが来るのじっくりを待つ
めくる時間がとろけるクリーム
一枚一枚味わいながら
焦れったいのを我慢して
....
何が欲しいの
何がいやなの
何がなんなの
君は未来から来たんだろ
ネコガタロボッツ。
見飽きた道具はださんときぃ
....
願い事を
思いつかないまま星をみる
流れても
流れなくても
いい今日の星を
私には
できないことを思い知る
泣いてないから
受け止める
そっと
どこかの国のだれ ....
もうこれで充分だとでも
言うのだろうか
まだだ。まだなのだ。
米が無いことを嘆き呟けば
芋や南瓜が60kgも届いたじゃないか
ふた月を米無しで過ごすことに
愚痴を溢せば
30 ....
赤ん坊が泣き止んだ空
まだぐずついて
もう泣かないでと
小鳥は電線をえらんで
ひとつの音階へ
くちぶえが水たまりを転がって
笑い声に溶けていく
きっかけは一目惚れって
好きなだけじゃダ ....
息も乱れ、瓦礫の町を彷徨えば
徒(あど)なく見あげる空は燃えさかり、
逃奔する馬、羊、火を吹くF‐35ライトニング?
目視の肩撃ち式スティンガーに撃墜された、
――あれは有翼の機械獣。
や ....
頭のなかは
君との
卑猥なこと
だらけで
回想
妄想
幻想
繰り返し
あのとき
あそこをこうして
弄んだり
上に乗って
腰をくねらせたり
しまりがよければ
快感突き抜け ....
「天国へ行ったんだよ」
空気が凍てついた
父は泣き
母は泣き
私も泣いた
小さな体で16年がんばった
私は子猫の時チャチャと名付けた
みんなでチャチャと呼ぶと
家が明るくなると思っ ....
蛍光灯をふたつ
そっと消し
薄明かりの部屋 ひとりホットティー
天井の照明器具に
小さな電球のある{ルビ所以=ゆえん}を知る
化粧鏡に反射するオレンジ色した豆電球
その鏡が ....
早いもので
もう
師走ですなあ
スキンヘッドに眉剃った
袈裟着た師が
猛ダッシュで
次々と
どぶに落ちますわなあ
ところで、わたくし
二十歳で童貞を失ってというもの
女川を流れ ....
なごやかな席で
「あのときは大変だったねえ」 と
しみじみと 目を細めて振り返る くるしみは
あなたがあなたゆえに 与えられたものであって
それは言い換えれば権利に等しいものだ
故 ....
静岡のらいぬがゆく
(2010・12・02mixi)
蜂蜜色に染まった
窓を失った私に
クリスマスの
オーナメントの一つ一つが
あかんべをしている
。。。気がしている
街で流れる
ジングルベルの
ハーモニーは
楽しげで
獰猛な捨て ....
箸に陰部(ほと)を貫かれ
哀れそのまま亡くなった
倭迹迹日百襲姫尊命※
(やまとととひももそひめのみこと)
三輪山大物主神の妻
大和の護神は
出雲の神
大国主の和魂(にぎたま)で
....
規定
十年後の自分への詩、または散文、手紙である事
誹謗中傷をしない事
参加概要または参加と分かる記載をする事。
※アピールしたい時は、十年後の自分へ、の文言をいれる事 ....
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