君の直感を信じている


世界でいちばん鋭い君の直感が
僕のアンテナをひっぱり続けている


だから赤色のタワーは日ごと夜ごと
どんどん成長し空に向かって伸び続けている


 ....
ただ、呼吸だけをしていれば
それが唯一の救いになっていたのだろうか

砂漠に捨てられた緋色を
ドライフラワーと呼ぶことはつまらないおふざけ
ひび割れた部分を優しく撫でてみて
前頭葉で水の滴 ....
緩やかな上り坂を自転車で走ること十五分
月極駐輪場から歩いて五分
駅に着いたときにはいつだって息が上がっている


通学に使用していた路面電車は
この辺りの住民にとって大切な移動手段
そ ....
悲しくても
涙は流さない
ショートしてしまうのです   
すべてのプログラムがイン・プットされているなら
それでよいはず
機能を十分に果たせるように
あたしがいる、冷たい手をしたその指先に ....
ねこバスをおりて走れば森の道
裸足でならす五月の姉妹

ねこ紳士希望を連れて空を蹴る
胸に抱くは夢見る少女

もののけが太古に生きる彼の地での
奪う命と生きてく力

迷い込む秘密 ....
僕の銀色の船は、雨の海を北上し、
目的地の虹の入り江にたどり着いたところだ


虹の入り江は、とても綺麗に湾曲している入り江だ。


ここは本当に美しい月の名所で
地球にいた頃から ....
黒ずんだ木の床にそっと頬をよせる
インクと機械油の匂いが染みついた床は
使いこまれた年月を
なめらかな感触でつたえてくる


古い印刷工場をリノベーションしたと
誰かが言ってたっけ
そ ....
ぜんぽうのとおいさか
口を動かす ぜんぽうのとおいさかをみつめながら 何か言おうとしてこすれ合う
くちびるをさわる 遠い風が ふたつのゆびが 互いにこすれ合う
わたしはさかのちゅうふくにたって  ....
お兄ちゃんは
アッキー
妹は
あっちゅ

ふたりとも
「あ」から
はじまる

あっちゅの
舌たらずを
利発で達者な
女の子にかまわれて

いつのまにか
ついていたあだ名
 ....
とん
と背中を押された

ためらっていた足が
転ばないよう
身体を支えるように一歩


また一歩



歩き始めた赤ん坊のように

ぎこちなく踏み出した足と心


こ ....
{引用=
君は遅れてやってきたんだね
背中に大きな月を背負って
いい匂いがするな
樫の匂いだ
子供のころから
これを嗅ぎたかったな
鋭い爪で
僕の肌を刺したら
波みたいに後悔しよ ....
あついあなたを貪った
わたしはもっとつめたくなった
月はいつだって
最適な摘み取り方を教えてくれる

誰かの白を滴らせるあなた
もう見当たらない
わたしの赤はどこですか
破瓜の夜はどこ ....
闇の舞台であなたは舞った

透ける肌に七色の花粉を翻し
長く白いしなやかな腕を
仰ぐ幻空にゆらりと延ばす

敷き詰められた色とりどりの蝶
妖しく燃える香りに目眩
金色の髪の緩い ....
 
 
 
  彼が
 
  どんなに
 
  鈍感でも
 
 
  業を
 
  煮やして
 
  諦めてはいけません
 
 
 
  彼が
 
  どんなに ....
{引用=
おまえの気まぐれさは 朝霧のようなもの
昼がくれば晴れて 夜がくれば澄み渡る

古代ローマの少年王ほど 傲慢ではないが
猫なんて 可愛いらしい無邪気さでもない

濡れた衣服を  ....
 おんながいるみた
いだ ぼくは上着の
前をたぐり寄せる
無意識に かたく編
まれた足場を滑って
いた ここは工場で
なく夕焼けで いつ
も半透明の粒々がく
っついている 姉は
い ....
 「人魂」


オイラが死んだときさ
あれ
よく墓場に出るって
あれだけどさ
300Wで光っていたいもんだね



 「ファックス」

置かして
そこ
擱かして
そ ....
内から歩いた昌平橋は
橋の欄干鉄骨造
頑固に昭和を語っているが
通る者皆急ぎ足

君に会いたい訳でなく
季節外れの花粉症
マスクの中から見る川面
鯉が悠々縄張り確認

外から歩いた ....
今日は珍しく
早起きをして学校に来た

直接渡すのが嫌な私は
好きな人のロッカーに
そっと
皆より多めの
自分でもありえないくらい
かわいくラッピングした
チョコケーキを入れた
 ....
{引用=
日曜日、カーテンのない部屋。
一瞬の連続で作られた、ぼくらの時間は煌めくから、それらを宙に浮かべて、星と呼んだ。
薄く滲んだそれに名前をつけて、線で結ぶ。水平線の彼方に落ちゆく星に、願 ....
その手を離さないで

今の僕は放たれて
たちまち空に
吸い込まれてゆく風船で

空の奥のそのまた奥
何もない空間を漂って

あなたの知らない街に
あなたの知らない姿で

降りて ....
家にこもっていることが多くなり
気分転換に飛行場まで車を走らせた

ちょっと離れた駐車場に車を停めた
飛行場へ続く道を歩くと
木の枝にからの鳥の巣を見つけた

広場に着くと
ちょう ....
思考の中の四次元空間
風と雨の中に
滲んだ映像の竜が
思考の中心から紡ぎ出される。

雲間に光る胴体は
蛇のようにくねり青色で
雨に塗れた鱗は
鈍い光を一枚一枚が放ち
珠玉を掴む前足 ....
{引用=

海をぬけると…
ここは、違う国
この世界に一つだけ、二人だけの

バレンタイン・デー
今年はどうしますか、
きみの気持ちは かわっていませんか、
それならば、飛び切りの
 ....
空洞に

愛嬌の虹をかけて

熱い思いの真摯を流し込む


火傷しながら 冷え冷えと凍りつく場所に

幼い目のポーは 白い息吐き

男の顔して 

見られてる 
{引用=
ごらんよ、僕たちの家が燃えている
帰る場所を失くした孤児は、何処へ向かうのだろうね



顔をあげて 僕の最後の一滴まで飲み干して
ゆるやかに 死に絶えてゆく世界で
胎児の ....
私を降ろしたあの汽車は
星の路へと駆け上がる

手には破られた乗車券
夢を追うことに疲れたんだ
信じていた言葉の羅列も
いつしか色を失くしてしまった

思い出すのは、仲間の笑顔 ....
 
別に誰だって良いの
あなたじゃなくたってね
 
わたしを
必要としてくれるなら
誰でも良い
 
それだけで
生きてると思えるから
 
ねえ
誰でも良いから
 
わたしを ....
横断歩道の黒白正しく踏み分けていくように押す部屋番号「206」


無機質なふりして並ぶ玄関のドアは夜まで熱が抜けない


ココナツの洒落た香りが悔しくて窓に3ミリ隙間を作る

 ....
 
 
 
  突然
 
 
  愛する人と別れ
 
 
  明日が見えなくなったら
 
 
 
 
  空港へ走れ
 
 
 
 
  ホームの駅員に会え
  ....
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