機械どもの産声を聞いた
静電気の金切り声を聞いた
真空内部のわななき
コイルの唸り声
セロトニンのうねり
超伝導
磁性の旋律
粒子の加速音
思考は人間の内部的産物
そもそも  ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
夜の次には
朝が来ますように

春風が貴方のもとに
届きますように

空が晴れていますように

温もりが涙が笑顔が
貴方と共にありますように

そして何より


どくん ....
全てが終わった暁には
菅直人の脳天にガツンと一発くれてやろう

遠く離れた安全地帯から罵声を浴びせる事しか出来ない
あの無能な総理大臣の脳天にガツンと一発くれてやろう

不眠不休の枝野官房 ....
{画像=110315220914.jpg}


*


黒い身体をください。

身体に暗い闇を纏い、
心を閉ざし目を瞑るのです。
黄色い帯を体中に塗ってください。
真っ赤な星をそ ....
星であふれる空
肉眼でみつめすぎた
つぶれた心は
唾液で癒して
ぬるくてあたたかい
それは探していた光

  手を伸ばせば届いた
  いまは幻にさえ触れられない
  漂う粒子は
  ....
ぼくは誰からも
愛されていると感じたことが無い
付き合っていた人は何人かいる
好かれていたことはある
求められていたことはある
何人目かの君は 愛していると言ったけど
その意味 ....
海原をぎらつかせ 燃えている タンカー
空をぬるぬると鈍らせる 採掘場は炎の上
砂漠の皮膜を滑るように撫でるのは
水汲みの女 干乾びず 永い時間をかけて染み込む
水滴の艶 丸み なんて美しい女 ....
笹を切り ( 橋を渡る
)春過ぎて)風は方舟 )木漏れ日に(うねる瀑布の堰
それは、幾度か荒波を乗り越えてきた稜線
回顧する遠来の砂」
光、深く、奥へ、
奥へと足跡を辿れば
 ....
青空ってさ
手の届きそうもない遠くにあるから
青空と言うのかな




何ができるのか考えてみる
誰かが
とかじゃなくて

わたし自身でできることを考えてみる



 ....
それは梅の花が咲き誇る故郷の地で 粛々と静寂に包まれ冷厳なる現実として訪れた

桃の花が咲く頃にはいられないだろうと 誰もが知っていた いや わかっていたはずなのに


庭の至るとこ ....
それはもうどこまでもはてなく

雪の原なのか それとも 雲海なのか

もう わたしの目には、区別がなくて

光をもとめれば

中空にむかうほどに 罪をとう青天は

くるしいほどに  ....
咀嚼した
ことばを
吐き出せないでいた
ゆうべ
君に向かって
ガラス越しにキスをした
みたいに


あ、てんしょん


知らなかったよ
飽和した
夜に浮かんだ月ひとつ
な ....
 編者は泉鏡花文学賞受賞者で、童話や詩も書くマルチ作家の寮美千子さん。そして掲載されている詩の作者は当然ながら実名を避けて、標題にある通り少年刑務所の〈受刑者〉となっています。

 なぜ、この詩集 ....
{画像=110307010254.jpg}
{引用=アカハチ}
 ....
枕元をつつく 小さな唄は
屋根に注がれる 滴の仕業で
霞んでいく内側は
靄の色に染まっていた

劣情の欠片はハンマーで押しつぶし
青年の思い出は埃を払って棚へ

綺麗に整頓していれば
 ....
おい いくらだ

会社帰りのバス停で 偶然会った女友達と
ご飯を食べて帰ろうという話しになり

田舎から上京して道もよくわからなかったが
あまり混んでいない小さなお店で食事を楽しみ
会計 ....
ペルー産のルビー求めて外国産ピル飲んでビル街越してナバロンからアバロンヒル越してバビロンまでビローンとひとッ飛びするワイドな足どりワイドなニッカポッカ似合うワールドワイドな鳶っぷりポッカポカのポカリス .... 広東の狂ったホンカン腐ったポンカン投げつけられてカンカンに怒ってポン引きのオッサンに引鉄引いちまって後に引けなくなって焦ってるポリ公ったらポリバケツ漁って浅ましく明後日の朝飯ゲットしてる中華ゲットーの ....                   
             男は単純にうそをつく
             あなたは人にうそをつかないため
             自分にうそをついてしまう ....
※詩という創作活動はどのあたりから始まるのだろうか。

 詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換の会議室で「あなたの詩の書き方をステップをおって説明してください」とういうテーマの時がありま ....
濡れた光を放ち
不気味なぬめりをもつそれは
触感を刺激し
全身を収縮させる

彼女は悲鳴をあげ
パニックに陥る

痙攣の営利な波は一瞬にして伝わり
心臓を震わせた

音叉の片側
 ....
白い雲を丹念にめくってゆくと
そこには地球があるのでした
青いのでした
私の指先についている雲をひとなめすると
口の端から一筋の液体が(ヒトの想いといふものではないか)
こぼれおちた

 ....
どうかあの人の
本当の願いが成就して
幸せになりますように

どうか私の
本当の願いが成就して
幸せになりますように

山あり谷ありの人生だけど
私は既に勝っている
一歩一歩が私の ....
林檎の皮むきをしながら
ラジオに耳を預ける

流れるのは
老介護の身の上相談

※人が呆けるとは死の瞬間を
少しでも麻痺させてくれる。
だから、呆けることを
決して恐れることはない。 ....
愛された娘は
でていった
ちいさな鞄と
痛みを持って

途方もなく美しい世界に
挑むことをやめれば
いくらか楽にはなるだろう

愛された娘は
しっていた
なにもかもが
既に ....
 前号の「どんな本読んだ?」に、わたしは辻征夫の『貨物船句集』をとりあげ、詩のフィールド・ワークの領域拡大に寄与する俳句表現という捉え方で一文を書いた。しかし、辻征夫の試論という視点で書く時、その延長 .... マリアさま
800円で買った

塗りたての爪で触れると
つよくなれる

かれにもらった
ブラックダイヤは
マリアさまみたいには
魔法をかけてくれない

わたしよ
強くあれ
いつでも
うちにうりぼうがきた
祖父が猟師から安値で買ってきた

うりぼうはかわいくて
姉と私はこっそり
うり うり と呼んでは
かわいがっていた

うりぼうは決して私たちの
声に喜びはしなか ....
チャイナから阿片中毒のターンテーブリスト呼んじゃいなブリストル経由でやって来た眠れる獅子は四肢痺れたまま決して罌粟なんてヤってねぇヨっつって痙攣したまんま曼荼羅絵皿をスピンすっぴんだと顔面凶器のガ ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
経過_/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*11-3-17
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
願いゴト- 三奈自由詩1211-3-16
暁の出撃- 只野亜峰自由詩1*11-3-16
実証するもの_/_伝えたい想い- beebee自由詩711-3-15
君のいない国- 百瀬朝子自由詩6*11-3-15
笑い話_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-3-15
マーチ_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩4*11-3-15
史跡を巡る__‥Ⅱ- アラガイ ...自由詩6*11-3-15
たいせつなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-3-14
冷厳なる現実_【未完】- ポー自由詩3*11-3-11
光のなか- 月乃助自由詩11*11-3-10
アテンション_プリーズ- かんな自由詩4*11-3-8
【批評祭参加作品】空が青いから白をえらんだのです_奈良少年刑 ...- 石川敬大散文(批評 ...8*11-3-7
合作「冬虫夏草」- 楽恵自由詩17+*11-3-7
雨降り- 向 奨吾自由詩3*11-3-6
暗い道端で- 砂木自由詩7*11-3-6
ディス_イズ_ハシ詩_/_****'03- 小野 一 ...自由詩2*11-3-6
ディス_イズ_ポエム_/_****'03- 小野 一 ...自由詩2*11-3-6
うそをつけない_あなたに- 鵜飼千代 ...自由詩17*11-3-6
【批評祭参加作品】無意識と創造性- ……とあ ...散文(批評 ...711-3-6
肉塊はまだ生きていて生暖かく光っていた- hossy自由詩411-3-5
雲の裏側- 朧月自由詩511-3-5
生まれ出ずる喜び- 渡辺亘自由詩311-3-5
呆ける- subaru★自由詩2*11-3-5
any_suspicious_item(持ち主のわからないお ...- はるな自由詩211-3-5
【批評祭参加作品】遊びごころという本気_ー辻征夫試論ー- 石川敬大散文(批評 ...5*11-3-5
魔法- はるな携帯写真+ ...111-3-5
猪の仔- 朧月自由詩411-3-4
ごめんよ_ハニー_/_****'03- 小野 一 ...自由詩5*11-3-4

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