空色が失われた夕暮れ
プラタナスの老樹は幾重もの
たわんだ ながい枝
微風が、
せわしなく滑り抜ける

教会につづく坂の並木は、
夕日に染められ

刈り込まれたばかりの
青い芝生の ....
{引用=

まっしろに結晶化した蜂蜜を ひなたでとかすきみをあいした


           初めて君と会ったのは
           空の碧い夏だった

           君は微笑みながら
           僕の元に駆けて来て
            ....
春風は あの子のスカート ひらりとめくる 甘酸っぱい僕の日々



かっこつけてクールを装い 隠してるんです ポケットの中身を



たまには不真面目を演じてみたい 僕にそんな勇気があ ....
眉しかめ あなたはベッドを ずり上る 肩に手廻し 僕を沈めた 退屈な三つのピリオド
(現在、過去、未来)


空虚なモチーフ

 脆弱な論理、

  贅肉な表現

傲慢な符丁

無意味な玩具

高笑い
(ちょっと浮いている)
弥勒の雨の降り初め
緑青の音階が透きとおった
川はもう
市街地に集合して海に戻りたがっている。
手のひらに(砂の塩)
29℃の残り香が開け放たれた窓を過ぎ、
鉄の雨が降った
クリーム色を ....
耳を傾けるひとがいる/石川敬大さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=207146

【耳を傾けるひとがいる】石川敬大 にポイントを入れた方々への公開質 ....
生まれた時から
ずっと抱えたままだった
空しいキャンバス
君の絵具と
迷ってばかりの絵筆で
永遠に愛する
なんて
私の白々とした
嘘さえ
染め上げて



私は娼婦か
それ ....
-G・Tへ捧ぐ -



子孫よ 
白い鍵盤が赤く汚され 
衛生兵が興奮剤に溺れる時
歴史ある一族の名のもとに お前たちは 滅びる


旋律が止む
静寂
銃声
 ....
何度も何度も思い出すごとに
それは刻みこまれる
頭の中の隅々まで沁み込んでいく
忘れなよ 過去のことだろう と
誰かが警告を鳴らす
大切なものを取り零してしまうよ

深く深く刻み込まれた ....
つつましき妻の花壇に蛙棲みゲコゲコゲコと呼びかくるなり

あれがいいこれがよしとて選びたる花々はどっと咲きいでにけり

良き日なりわが家には平和あれども哀し人の世トラブルに満つ

片田舎坂 ....
無色の眼光に崩壊した空は いまだ自転の歯車を回し続ける 
微かに揺れている 渦巻いた日蝕の環に 写影機は 操られている
非具象絵画が 乱雑な閃光に 連写される
既に太陽と月は 暦を稼 ....
今夜もまた 不意になった想いがひとつ
出店の焼きとうもろこしと一緒に胃の中に消えた
溶けたでんぷんは腸を渡り吸収され
明日を生きる活力となって
新たな恋に動かせてくれるだろうか
みんなで始め ....
目の前に海があった。
白く塗られた桟橋を、水着の上に服を着た人たちが歩いていく。
コーヒーカップは私の皮膚を透過せずに、指先でとどまっている。
すれちがいも融合もせずに、触れあえることを不思議だ ....
ねえねえねえってば

私がパソコンの画面指差してるのに
あの人は我関せずとばかりに出かけてしまった

公園の桜でも眺めに行ったのかな

パソコンの画面に目を戻せば何だか騒がしい
う〜ん ....
目で探りながら
手で解ったふりをする
口で汚しておいて
肩で諦め切れない

そんな浅はかで気紛れな
自分の中の振り子を
ひとときだけ止めて
佇んでみたけれど

森の深い呼吸が
耳の後ろをくすぐるから ....
白と赤紫ブルー花咲きて妻の花壇は賑わいており

ギッシングふとふと読みて人生の目標みつけり

曇り空ベートーベン・ピアノ曲部屋中に響いておりけり
『神戸』

何も伝えていなかった。
だって、彼女は喜ばないかも知れないし、ここの所は電話を掛けてもメールを送っても応答がない。

走りなれた国道2号線。
昨夜の雨が洗った空気。
春色の空 ....
天井でメッサーシュミットがぐるぐる回っている
弟の塗装はいつも雑だ、片側の窓がカーキで潰れている
ヒトラーは演壇で熱弁をふるっており
ドイツ語はさっぱりなので、盛んに繰り返されるClitoris ....
黒目を搾って炭化した果汁の渋味を垂らして
滝のように濡れてゆく白い部屋を睨み
眼光の輝度を上げて透視力を発揮しろ
眼球の白に血走る毛細血管を密集させて開拓してゆく
暗室に舞い降る ....
僕の体を悲しく流される
歩きかけた 老人の生かされた 音に
闇の光らされた宝石は 僕の心の外を歩こうとした 心の中の
無い 僕の何にもない 彼方を旅立つ
深海の言葉を唱えている

その ....
坂道を 転がるように 終わってく 今日にさよなら 今日にさよなら



夕暮れの 葉桜並ぶ 散歩道 帰る時間だと からすが鳴く



さびれたバス停の時刻表には 過去の時間が流れていま ....
処女の下着を脱がすみたいに
やさしく一枚一枚皮膚を剥いでいっては
シミの痕 ホクロの母斑
何も残らない生鮮な肉体を
あなたの前にさらけださせて
あふれだす粘液
真っ赤な舌でコロコロと舐めま ....
ああ、だからニンゲンは
あらそいをやめないのだ。
とそう気づいたのは思春期のころでした。

なにゆえに
陰であるのか。
と、なやんでいたのです
サインコサインタンゼントの合間に。
夏で ....
イカロスを真似た子
雪の夜の中 羽ばたいた


ガスマスクを着けた執刀医
薄緑の七つのライトで
その子を見つけて
火炎放射器で 射ち落とす


左腕と右肘 右半身から火をあげて ....
黒光りする盧舎那仏は
大仏殿のひんやりした空気の中に
佇む自分を見下ろしている。
盧舎那仏に見られている
自分だけではなく
その場に佇むすべての者に
注がれる大仏の眼差しは
見る者からは ....
緑野にタンポポが一面に咲き妻と喜ぶ春のひと日に

春風がそよそよと吹く畦道を伝道奉仕に妻と行きけり

陽は翳り大イヌフグリ点々と春風の吹く川のほとりを

風に揺れ柳芽吹ける川沿いの野に鳥な ....
どういう仕組みか知らないが
ペットボトルに羽虫がいた
難儀な自殺と考えた
助けようとも感じたが
入り口は小さいし
はさみで切るのも億劫だ

干からびたボトルを放置していた
という点
 ....
震える言葉を摘み取ってみる
掌の中でフルフルと揺れて溶けて
流れることも滴ることもなく揮発する

赤い液体を吸い込んでしまった
痺れる感覚は思い込みなのか条件反射か
そんなこと、どっちでも ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Street_people- 月乃助自由詩10*10-4-9
はにー- あぐり短歌6*10-4-8
あの日の空は- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-4-8
- ミツバチ短歌6*10-4-8
hesitation- ハイドパ ...短歌4*10-4-8
無理して現代詩- ……とあ ...自由詩5+*10-4-8
うりずん- 楽恵自由詩10*10-4-8
『ばっかじゃねーのー』はネイノーさんの口癖。- プル式散文(批評 ...5+*10-4-8
女の肖像- さき自由詩710-4-7
ほろび_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*10-4-7
気化- 三上あず自由詩1*10-4-6
平凡な一日- 生田 稔短歌410-4-6
流些の刻_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-6
今夜もまた不意になった想いがひとつ- メチター ...自由詩2*10-4-6
MJ- mizunomadoka自由詩610-4-6
家なきひと- 恋月 ぴ ...自由詩23+*10-4-5
佇む- nonya携帯写真+ ...7*10-4-5
曇り日の朝- 生田 稔短歌310-4-5
『神戸』エッセイ6500字- アマメ庵散文(批評 ...310-4-5
幽霊- salco自由詩4*10-4-5
宇宙遊泳_/_****'01- 小野 一 ...携帯写真+ ...7*10-4-5
無題- 番田 自由詩310-4-5
帰る時間- ミツバチ短歌9*10-4-4
渇き- メチター ...自由詩3*10-4-4
イン- 蠍星自由詩6*10-4-4
ケロイド/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*10-4-4
盧舎那仏- ……とあ ...自由詩8*10-4-4
春風が吹く- 生田 稔短歌310-4-4
がらんどう- 佐々木妖 ...自由詩9*10-4-4
震える言葉を摘み取ってみる- kauz ...自由詩7*10-4-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350