泳ぎだす
 香にオーブンから ときはなたれ
      あたたかな うれしさに
  まるで熱のある魚のように、
いいえ ちがう ちがう、
   喜び
    だからこそ
 うかれ キ ....
枯葉のカサカサ鳴る音を聴き、傘の雫を払いながら、古くから家にある毛布を思い出していたんだけど、もう何度も引越しを重ねてしまったので、そんな毛布があるはずもないのに不思議なこと、と思って照れた。多分雨の .... 9月だってば
9月になったんだってば

それで何かが変わるってわけじゃないけど
夏の記憶には「さよなら」したし
もう後悔なんてしないと決めたのだから

秋だってば
秋になったんだってば ....
         月夜に現れたみずうみに 僕は裸になって
飛び込んだ。別に入水自殺をしようってわけじゃない。これは
ひとつの儀式のようなもので、言うなれば自然との同化、共有
されるファイルを独り ....
大空に向かって
だが曇天で
少しだけの希望を
轟音と煙と
ブースターの炎とともに
一瞬 見せて
消えていった

そのあとも
地上での歓声
喜びの涙
肩を抱き合う成功者たち
 ....
おなかが空いてパニックになった
夕陽が不気味に背中を追ってくる
こういうときなんだ誰からも
愛されていないとわかるのは

こどものときからそうだったんだ
証人は僕しかいないけれど
自分は ....
泡粒の数だけ思い出があり
からからからと音がする


競走はいつでもいちばん最後
ひとあし遅れて着いた小さな菓子屋で
真っ先に選ぶのは瓶入りのラムネ


にじみだす汗を乱暴にぬぐい
 ....
―― 小半時

木端に
雨足はやまず 足音を
荒げたまま

やっと 思い立ち
{ルビ鐺=こじり}で突く と 動く
まだ 息があるのか、
{ルビ後世=ごせ}からもどってきたのか、
裸 ....
The Fallen Idol.(4)

選挙は終わった。結果は予想どうりであった。今日は朝から、民主党に対する要望を列挙してみた。
私なりのスローガンを並べてみた。
1、 老人問題(老人に ....
目覚めも
歯磨きも
身支度も

いってきます、も
いただきます、も
今日は雨だな、も

幸せにできる方法があるんだ
だから、ここに、来てごらん
群青色の空の下であなたは自転車を押していく
わたしの歩幅を気にしながらゆっくりと歩いてくれる
オリオン座の見えるころに出会ったのに
まだ一度も喧嘩らしい喧嘩をしたことがない
わたしがとても傷つ ....
眩しい朝日に目を覚まして
窓を開けると
冷たく澄んだ空気が
まだ開けきらない
僕の目を
優しく撫でていきました

外の町は
少し霧に覆われていて
近くの山は
かかる霧に朝日が反射し ....
きみの言葉
岸辺の水草
抱き合った夜のまるい小石
わたしの言葉
艶やかな泥
探り合った分だけ{ルビ嵩=かさ}んだ枯れ草

ひとつずつ拾い集めて
一年間を歩いていく
ほら、
晴れだと ....
夏の 目の高さに芝があって
そこに 白爪草が 咲いていたって
むすめが おぼつかなく 歩きはじめたって
あたしが それを わらって見ていたって

あたしは やっぱり
なくしてる

 ....
確率変動が起こるのであれば

それわそれわ滑稽なことですね

楽に死ねると思わない方がいい

死ぬことに楽など通用しない

安楽死を望んでもそれは不可能

何故なら安らかに楽しく死 ....
たとえば

スクランブル交差点の

スクランブルしていないところで

深呼吸をする。


そういうことかもしれない。
心にあふれる かなしみには
おもさが あるらしい

だって 涙はきまって 
したに したへと 
おちていくもの

それに、 
どこかでだれかの涙を 
受ける器は 小さくって
た ....
軽快なピアノの音にのって
人の優しさが風に舞う
海辺の部屋は明るい光と
鼻をくすぐる潮の匂い
遠く望める水平線に
白いヨットといかついコンテナ
そのまま外海に流れるのか
二艘とも海の彼方 ....
言葉を忘れた
声に 振り向いた
心から阻むようにして
警備員は 横を通りすぎる 立っていた

イヤホンをつけずに耳を外していった
帰り道を歩いていく きいている
数羽のカモメを 閉じてい ....
ナニカは知らない、
燃える秋の山々はもくもくと煙立ち
はるか上空から
ふりそそぐ焼夷弾によって
木や草も畑も焼けた

森は焔につつまれ
必死に逃げる動物たちを
獰猛な火の手が執拗に追っ ....
ものがたる 星から ふってくる
はねのおと
ほろんだ鳥族の 夢が はかなく
僕の部屋の 窓辺に
ながれ つく

星をねがう
走鳥類のまつえいが
ねむる
広げた灰色の つばさが
 ....
コンスタントにつくり続けることは、難しい。それはよく分かっているのだけれど、でもコンスタントにつくり続けることは、望ましい、と思う。それが出来て、はじめて、という。

詩人といって、名刺を刷ったり ....
自民党政権では何もできないと声高々に言い張り
マスコミがそれに便乗して与党批判を煽る
マスコミに煽られた国民が簡単に票を投じる

自民党政権の政策をことごとく妨害し
ほれ見ろ自民党はやっぱり ....
選挙カーはすれ違う僕を威嚇するかのように

年増うぐいすの声をぶつけてきたので

思わず

避けてしまった




遠ざかるにつれて
ドップラー効果の適用で
声が低く転調されていった


 「 ....
レシピが載ってる小さな冊子は
もうすっかり秋でした
外はまだ夏を残しているというのに
お店には
もう秋刀魚が並んでいて
レシピには
栗にキノコ
鮭に鯖が踊り
美味しいお米と
デザート ....
電車は満員の 周りは

レスラー達の汗臭い 男の息づかい

すぐに俺にうでがのびる

きんたまをつかむ その逞しい手に

声をあげようとするのに

首をしめあげられて 声もたてられ ....
雨は突然滝のように落ちるものになりはてた
そんな規則を作った奴は誰でもいいが雷が恐い

大量の水が空から落ちる風景を見ていると
興奮するこれで稲光さえなければ

洗い立ての洗濯物がまた濡れ ....
      虚空に舞う 電子の粒 雪の隠喩
      回線の波に惑う 名付けられぬ影
      一瞬 手が触れた気もするけれど
      初めから なかったことにするよ

接続されてこ ....
「惑」


GPSも届かない生暖かい闇の中で

使い古した答えを隠し持ったまま

手探りで小洒落た出口を探している

近視で早合点でメタボな僕の気泡




「星」
 ....
我が思うのは

迷宮の地獄の解読図のもとめかた

今日は誰を明日は誰を

そう考えて毎日を過ごす

理由はどうあれシッポをふんじゃったのは罪深き貴方

時は視ていた

その踊る ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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見つめ直す- かとうゆ ...自由詩3*09-8-30
「星のふり」- 月乃助自由詩7*09-8-30
黄昏のラグタイム- ……とあ ...自由詩12*09-8-30
輝きの声- 番田 自由詩309-8-30
ナニカ_☆- atsuchan69自由詩15*09-8-30
Ostrich/駝鳥の願い- 月乃助自由詩8*09-8-30
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ショパンの為に一票差で泣け- オリーヴ携帯写真+ ...1109-8-29
- ミツバチ自由詩4*09-8-29
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スコール/アースクエイク- kauz ...自由詩5*09-8-28
a_brief_encounter...- 瀬崎 虎 ...自由詩6*09-8-28
四行詩四態_<4>- nonya自由詩7*09-8-27
シッポをふんじゃったのは罪深き貴方- こめ自由詩909-8-27

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