きみが帰ってこないあの日から
砂時計の砂はさかさまにこぼれて、こぼれて、
しだいに、ちいさな子供になってしまう、夜
遠くで、つぶやくきみの言葉が、わたしの名前だといい


そんなふうにして ....
化粧水をたっぷりふくませたコットンを3枚ご用意下さい

それを

おでこ 右ほほ 左ほほ

に 1枚づつ

丁寧に重ねて

15分ほど

お待ち下さい

ほほを触ってみて
 ....
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。

今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。



−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
オメエ、死ぬのかい
――だったらよう、
せめて逝く前に鮨食おうぜ
肝っ玉据えて、俺と鮨食えよ

粋な麻暖簾くぐってさ
どうぞ勝手に席へ就いちまいな
捌いたネタと酢飯の匂い、
舎利の温( ....
キーボードの手を止めて
受話器を上げる

懐かしい声が僕に呼びかける
同じ社宅に住んでいた近所の小母さん

親父にきた年賀状の返礼に
僕が出した寒中見舞いを見て
驚いて電話をしてきたら ....
あまりにも油断し過ぎてしまった。すっかりカラッポです。
そして寝不足過ぎて気持ちわるい。
盛り上がっていたような気もするけれど、盛り上がったからと言って全てが善しと言うワケでもないのだ。
ボ ....
私は不能者になりました。できると思っていたことができなくなり、もはやこれ以上どうすればよいのか分かりません。隠し通して生きることもできません。少しずつ私の生活に侵食してくる恐れや不安が今有ります。抗う .... 貝殻が自殺に見える冬の番組 あのひとから乞われた訳じゃない
成り行きでと言えばそんな感じだった
奥さんよりも私を選んでくれた
そんな幼い優越感が無かったといえば嘘になる

幸せだった頃に家族で訪れた事があると話していた ....
ボトルの曲線
タイトの曲線
かつんかつんのOLさん
かかとすりへりうむでへんな声
ださないで
浮かんでて

フルーツ消しゴム噛んでばらばら
吐き出しても残ってる
どうしてこんなことし ....
空の涙は

私の手のひらで

悲しみを預けながら

そっと

冷えた空気に混じりあう


音もなく消える

その悲しさを

何に伝えたらよかったの
突き出された尻に尻をつける。鏡を覗くと、二つの体はY字を形づくっている。太い腿と細い腿。毛に覆われた脛と白い肌が剥き出しになった脛。顔をこちらに向け、訴えるような熱い目をしている。淫靡ではなく、真剣な .... 薬を嚥んで、
正気を保つ。

深い想いは消えゆき、
果たしてこれが
自分の本来の姿と
いえるのだろうか。

イメージはしぼみ、
闇・幻は消え失せ、
そして現実がありのまま
ここに ....
似顔絵を{ルビ描=か}く。

似つかないが、
見とれている。

短い髭を{ルビ描=か}き加える。
眉を太くする。

飽きもせず、
見とれている。

黒目を左側に寄せて、
何かを ....
泣き方を忘れてしまったみたいなんだ
思い出そうとしても上手くいかないんだ

泣き方を忘れてしまったみたいなんだ
思い出そうとすると逆に笑ってしまうんだ

誰に言われたわけじゃないのに
我 ....
幻想的な世界は

常に頭の中で回っている

いつしか幻に見せられて

気づいたらもうそこは知らない

隙間から見つめられている世界

回る地球は常に球体

まだあま ....
■潜在意識のプロトコルを宇宙に合わせろ・・・

■われわれは受信した
 朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ・・・
 まだはじまってもいないぞ終わりは
 街は真っ黒に焼けたがれきであり
  ....
<余分三邪鬼>




脂肪


最後に君と食べたネギ塩カルビ
泣きながら飲み干した生ビール(大)
美味しくも哀しい想い出の数々が
僕の内臓にぴったり寄り添って離れない
鏡を見 ....
未明まで続いた雨音も止み
澄み切った青い空と
太陽の光をめいっぱい浴びた白い雲が
冬の旋風を彩る
長い髪を靡かせて
壊れた指輪を修理するため
貴金属店を訪れる
歪んだ形
取れた宝石
 ....
坂を登ると、
公園に入る道へとつながる。

闇をつんざく白熱灯。
アスファルトが寒々しい。

コンビニで買った
カッターナイフを携えている。

あの{ルビ男=ひと}たちに、
恋して ....
君が作ってくれた
マーボードーフと
ごはん。
どちらもふっくらしていてね。

口の中で立体的にからみあう。

辛くてね。
でもごはんの粒も
舌に感じるよ。

今日も終わったね。
 ....
まるで作り物のような空を眺めてた。
あの月だってもしかしたらあのビルの屋上から誰かが照らしているのかも知れないな。
人の流れは相変わらずで、それを眺めながらアイツが笑ってた。
地獄の手前まで ....
ミモザの下でキミを待つ、キミを待つ。

雨は銀灰
傘を打つ音、なる、なる、なる。

ちりちり りりり  燃える線香花火。
さわさわ さわわ  ざわめく拍手。
ぽんぽろ ぽろろん  ....
半蔵門って何処だ
紫の帯の地下鉄が開通したとき
まず思ったのはそのことだった

銀座/丸の内/日比谷/東西/千代田/有楽町

方角を示す東西以外の路線名は
東京近郊で産まれ育った僕でも
 ....
いつもの朝の中いつも同じ時間に起きていつもどうりに学校に行く
何故俺はそんな決まり切った世界で生きている
どうせ大人になってもこんなのと同じせかい
一生変わることない景色を見てやがて老いて死に行 ....
湯上がり。
君のお尻から出る湯気。
ふと触りたくなる。

足を投げ出している。
ももには黒く固い毛が
ふさふさ。

足裏の模様。
幾層も{ルビだ円=ヽヽ}を描いていて、
何だか不思 ....
ひたいにてをおき
とおくにできたコーヒーのしみをみつめる

はんぷくするピアノのせんりつに
きれきざませた{ルビときどき=ヽヽヽヽ}をおもう

ちれぢれになって{ルビしへん=ヽヽヽ}には
 ....
零れる。
水道管からぽつんと一{ルビ滴=しずく}水滴が落ちる。
零したのは、自分なのか、重力なのか。
些細なことか、事の一大事なのか。
じっと竦む。
死んだ魚の目が滲み、鱗と同化する。
水 ....
命をわけたシャボンが
あまねく広がる田の空を
おもむろに這いのぼる

シャボン、シャボン
あなたを見上げて
遠く咆哮を響かせます
置いていくなと、低く
低く唸るのです

大地を ....
ねぇ、かあさん。わたしの初めての言葉って何?

「赤ちゃんのときの?
ぎゅって握った手を差し出して『うまー』って言ってにこにこって
笑うから、母さん、本当にうれしかった。」

うま?な ....
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