人の気持ちって なんだか変動相場制
高いときもあるし
低いときもある
だって生身の人間ですから

同じ自分なのに
昨日は低く見られ
今日は高く評価される
他人の気持ちも変動相 ....
たぶんあのとき
奪って逃げなかったのが
答えだった
ぼくのなかの
ぼくたちの
晴れた日で
季節が傾いて花は咲いていた


たぶんあのとき
立ちすくんだことが
答えだった
わ ....
{画像=110715000430.jpg}


陽炎のゆれる炎の一日
草は夏の息をかみしめ
熱く重たい目蓋を降ろす
紅い夕日よ

それは陽炎のゆれる炎の一日の終わりの
時の流れの流 ....
梅干の転がる先の卵焼き

群青の布引いて気持ちだけ海

雨の日の青菜は少しだけ薄味

のり弁の日はいつもよりいいお茶で

蓋をするときのひそかな緊張感
火宅、忍土、穢土 

憂き世、苦界、六道界・・・

現し世を表す言葉の群れ
生きることはすなわち
耐え忍ぶこと



包丁を左手首に当てた時は
そんな言葉達も忘れていた
何も
 ....
影の濃くなる季節には男物のシャツを着て立っていた君

アスファルトさえ色づいて騒がしいから両の耳ふさぎたくなる

日に一個積む諦めの白々しくかがやく三百六十個目
息を押し殺して
手のひらでそっと囲んだら
金色の鱗粉を残して
忽然と消えた

紫色の残像は
一瞬だけ切なく薫った後
押し寄せる後悔の波に
さらわれていった

視界の端をくすぐる ....
いまでも死にたくなるけど
それにはそれなりの元気がいる
動脈を切るのも、錠剤を用意するのも、ロープをかける梁をみつけるのも
けっこうな重労働だ
死にたいひとは死ねばいいよ
応援しないけど ....
むかし
愛されたら世界が変わるとおもっていた

愛し合うのは
ひとつになることだとおもっていた

でもぜんぜんちがった
愛されるのは
自分は世界にひとりしかいないと思い知ることだっ ....
マシュマロは気味わるいよね
痛くないよ〜(ウフ)という体つきからもう駄目
「みんないっしょにましゅまろうよ!」
赤ましゅ、青ましゅ
黄ましゅでしゅ〜とか言いながら
なよってきてはシュワッチす ....
君に伝えたい事がある

君を失った私は
廃人だった

先月こんな私にも
遅い春が来ました

彼に君の笑顔が
大好きだと言われます

君が大好きだった
ハンバーグや
カレーを作って
あげました

等身大 ....
うしろめたいなら嫌ってね


すきやなんて絶対言わんといて



ちょっとの電話もいらんから



無理して合わしたりせんといて



12年間なんて埋めれっこな ....
視認性に欠ける水色は、ひたすら直進する境界線の色。どこかに背びれを伸ばすわたしに、そのどちらにも泳げない六番目のセンスがこみあげる。周期表(periodic table)の薄い領域。

いずれは呼 ....
授業の出席率は1/3。
担当教師はむっつりはげ。


前の席では男の子2人


横の席のメガネ君に話かけまくる。


見るからにネクラでマジメ
なメガネ君は困った顔で ....
                    110712



紫外線防御を完璧にしなくてはなりませんから
フルカバーのバイクに乗って
夏の海に行ってみよう
2サイクルでも構わない
4サイ ....
青い星の表面の、いちばん青いあたりに
ただよっているたまゆら、
暑さのせいでだいぶひしゃげて
じくじく、いじけた音を出してる

真昼の夢がさめやらぬまま、
うとうと動いてごろごろ働いて、
 ....
出棺を待つ君は安らかな表情で
首筋にあるべき索状痕は目立たぬよう化粧を施され
凄惨な最期を遂げたようには見えなかった

呼びかければ目を覚ますのではとか
冗談が過ぎたかな
頭を掻きながら棺 ....
燃え{ルビ滾=たぎ}る汽車が
青白い草原の海を駆け抜ける

焼き切れぬ想いを馳せた
米粒ほどの露の身を乗せ
今日も間引くことなく 汽車が走る

私達では この手で{ルビ掬=すく}えなく
 ....
俺達の言葉は
射程を持たぬ(山本太郎「行方不明の言葉」から)

詩は
言葉の意味が
無限定に使われて過ぎている。

しかし、
僕は詩を書く。仕事の合間
苦しみ楽しみある時は

 ....
すき?って聞くから

すきだからすきってゆう





うしろめたい気持ちの中に

ぐるぐるぐるぐる

きっと言葉が弾になって






私の頭を直撃し ....
雨が降っている
君のことを想う

屋根を叩く雨粒
君は何を見てる

君への想いばかり
膨らんでいくから

分からない事は
そのままにして

君の上にも降る
雨を想っている
商店街も夜の十時を過ぎると、
シャッターががしゃんと下りていて、
さみしすぎるこころもよく感じられないまま、
彼女を自転車のうしろに乗せて、
ゆるいのぼりざかを、
声を合わせて、
よいしょ ....
茶色が包みはじめて
白い花びらが消えていく

蜜を求める蜂は 
終わった

折れた風に
立ち続ける 緑

枯れていく事が結実なら
すいあげられてしまおう
{引用=夏のおもいでっていうもんが
裸足で踏みしめる畳の網の目につまっていくもんなんやと思って
お風呂上がりにちゃんと足の裏を拭いたり
できるだけ汗をかかんように制汗剤振ったりしよるわけじゃない ....
 吾も老人声をかくクリスチャン彼女も老齢ニッコリして

 身障者妻の勧めに近づけば一人ぽつねん笑顔にうなずく

 エアロビクス妻と通う62歳なぜか愛らしき姿をおえり
自分とはぜんぜん似ていないものを あつめて暮らす 花とか夢とか 活動しない雲は
たいてい灰色をしている

海の上に
面倒くさそうな
固形物が
存在する

白い犬
がそれを見ている
黒い少年
がそれを見ている

そんな淀みの中の
なんでも ....
朝を彩って間もない星たちが
一枚また一枚と
淡い光を重ねる空へ
微笑みながらゆっくりと溶けてゆく

あの頃は楽しかったねと
懐かしい唄で
結んだ小指ほどいたら

まだ始まったばかりの ....
あのね
どうしたら 良いかって
ずっと 考えたんだ

頭だけは 何時も
近くに 有ったから

伸ばせる筈の
手だって

本当は こんな風に
好きな 文字を
打ち込んで
踊って ....
あの時
すれちがった知恵の輪
さすらいの風にふと
さよならって言おうとおもったけれどどうやらはじまりらしいね
ふとわらったよ
いつものように家の近くを散歩して
いつものようにため息をついて ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
変動相場制- subaru★自由詩13*11-7-15
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時の流れ- beebee自由詩18*11-7-15
弁当箱と- はるな川柳511-7-14
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もういないのに- はるな短歌111-7-14
迷いの森- nonya自由詩17*11-7-13
バージン2- はるな自由詩111-7-13
バージン- はるな自由詩611-7-13
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遅い春- ちゃんこ自由詩211-7-13
ロリコントローラー- サワメ自由詩211-7-13
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教室のなかみ- サワメ自由詩211-7-12
マリーンスポーツ- あおば自由詩2*11-7-12
即興- あまね自由詩911-7-11
饗宴のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2311-7-11
火の国へ- subaru★自由詩16*11-7-11
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1826- サワメ自由詩211-7-11
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自転車で日暮里駅まで- はだいろ自由詩511-7-10
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生活- はるな短歌611-7-10
コンクリィト製の堤防から見渡す故郷の印象- 塩崎みあ ...自由詩8*11-7-9
7月8日_夜明け- 村上 和自由詩311-7-9
あのね- 藤鈴呼自由詩4*11-7-9
メモリーズ- たそがれ ...自由詩411-7-9

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