シンプルな夜明けだ
明白な空の色
みつめる視線

とりあえず旅に出よう
あまり太りたくない脳細胞。

わかりやすい風景の片隅
細身のわたし
きれのいい動き

飛ぼう 宙に。

 ....
猫といつしよにすはつて
落ち葉がものすごいいきおひで
木にもどつていくのをみてゐました

世界がどんどんまき戻されて
文明がはじまるまえの
澄みわたつたあをぞらにもどりまし ....
虫の音が聞こえてくる
身も心もおちつく。

闇におちるように
なにもかも預ける。

夢は覚めてゆく・・・

「気持ちがいい
ひといき入れようか」

「お茶をいれてくれ
おちつい ....
詩情さえ
なくしていいと思っていた
このコンクリートの延長線に
あなたはいない
ひとりをなくした
世界のようなひとりを
なのに今夜は
少し明るい
月見草が咲いていて
私は詩を書い ....
響きが立つ
 色が立つ
  輪郭が立つ
   知覚が立つ
広がる意識 何処までも

壁が近い
浮き上がり
近い壁
くっきりと
像を結ぶ
わたしは喜びに満たされ
壁の響きを聴く
 ....
風呂のジャーが爆発する
扉が爆発して
物置が爆発する
戦場だった南側
ガジュマルを観賞した後だった
手帖を読んで居ると
宇宙の田圃でエンジンが鳴る
宇宙から見る那覇市が美しい
笑まい、 ....
わたしが
単に私で在る
時、
わたしは世界の一点
世界を占有せんと世界に挑み
わたしは限られた一点に住み込み
限られた一点から世界を眺める
(どけ、そこは俺様の場所だ!)

わたしが ....
落日 悲しみ 

盲目 真っ暗闇

充血した満月 不穏に包まれる
白い頬 浮かび上がる
それは獣の呟き
孤独 
嫌われ者が背中を丸め眠る
閃光
現実から覚め ....
なみたつバイオリズム
無数の引っ掻き傷が欲しがっている

ドン・キホーテも笑っている
喜劇の様な悲劇を演じては
燃え尽きそうな小さな乏しい石の塊

過去の幻影に囚われ
欲求が満たされぬ ....
削ぎ落とす
底の底に行き着いた今
削ぎ落とす
要らない脂肪
要らない欲望
要らない思い

もぐら叩きだ
底の底で
削ぎ落とす、また削ぎ落とす

私が在る処の私で在るために
私が ....
壊れていく
粉々に飛び散り
破壊されるプライド
拾い集め掌に載せ憐れむ
ここまでか
俺の求道もここまで
これっきりか
困惑と戸惑い
諦めと終わりの影が
追いかけてくる
負け犬だ
 ....
ピアノの旋律果てしなく
残響が耳に残る
盤上の謎が解き明かされるとき
果てしのないカオスが氷解
たて糸とよこ糸が交わり
タペストリーを織りなす
人はどこへ向かうのか
帰りのない道
隙間だらけのノイズに
剥き出されていく
骨も皮も肉も内蔵も
全て剥き出され
神経だけになる
鏡の神経だ
隙間だらけのノイズに
内も外も映し出し
シェイクさせる
鏡の神経だ

魂の ....
始まりがあり
終わりがある
それは必然

くりかえし
くりかえす日々

花びらは
やさしく揺れ
首を傾げ
やがて散りゆく

しろく
しろい雪降り積もり
恐れ惑う

始ま ....
混沌として揺らぐ相変わらずの朝を
秋の気配含む涼風吹き抜け
見上げれば青い青い天空広がる

宇宙の時流は淀みなく静かに進み
混沌の中に律動を見い出した私は
この己産まれた九の月に
思い新 ....
この部屋には何も聞こえてこない
何も聞こえてこない
物音ひとつ聞こえてこない

静寂に包まれた朝
庭の向日葵は干からびている
こっそりと命の種を宿したまま
死に果てぼろぼろに

静寂 ....
苦悩と苦痛しかない
生と死のまどろみにある貴方を
ぼくは分かるような気がする
身体中がびんびんになって
靄のなかにいるようだ
かあちゃん たすけてー!
呟く時代にあえて叫ぶ
つきまとう重 ....
理事に選出された
ボーデンはアイスばかり食べて
何もやらない
集いに誘っても
フレーフレーとチアガールの真似ばかりで
ドウ(お菓子)に成って仕舞った

その時リベリアンガールが
駆け寄 ....
銀河の彼方からモールス信号
ぼくはコーヒーを飲みながら受け取る
先人の知恵を享受しながらも
なまけ者のぼくが地球に存在する
ウィスキーが「神の水」だったら
飲むことにするだろうになぁ
狂人 ....
花がしづかに揺れてゐる。

その横に小さな言葉がおちてゐる。

姉さんがそれをひろつて、お皿にのせた。


子供たちは外であそんでゐる。

まぶしいほど白いお皿に ....
彼方から雨が降ってくる。その雨たちを束ねて
鋏で切って海を千切りたい。鎖につながれたこ
の心は固まったまま四角の水槽を往来している。
夢を見ることも赦されずに、花咲く季節も見れ
ないまま私は歳 ....
誰かが私の涙を見て笑っている。
それは優しさではなく、あたた
たかなオブラートで包んだ刃だ。
私にはどうしてこんなにもわか
るのだろう。それは私の母たち
が愛のない身体に流してきた雨
と同 ....
見えないナイフを抱えて走る。
私は胸のなかに盲目のナイフ
を抱えている。何も見えない
くせにたくさんの人を傷つけ
て泣きながら笑っている私の
ナイフ。月明かりの匂いだけ
はわかるようで顔を ....
おやすなさい

きっと見ようね。
ずっと居ようね。

夢に堕ちても
あなたをみよう

夢の中2人きり。


降り積もった
ましろのケサランパサラン
ふわっと、
さらっと。
 ....
廃線になった駅のベンチに行ってください
コスモスが揺れているのがみえますか
だれもこない駅の伝言板に
「おかえりなさい」とだけ 書いておきました

ベンチの下に 海の紙でできた封筒を隠し ....
苦しくて苦しくて
もうここにはいられないと思った時
見あげた空に、火の鳥が飛んでいた


あの鳥は私に見せたのです
すべてをまばゆい光で 照らし
この世こそが 天国だということを ....
広場で
手紙を書いていた
小さく
手紙を書いていた
ベガの赤い電熱球の震える隅で
コバヤシくんが大きく伸びをして
顔を寄せて
それはラブレターかな
と言った
ペン先の硬い文字で 少し ....
わたしの詩は、わたし自身
偽ることはできない

魚なのに鳥の詩は書くことはできないし
苦悩に暮れているのに
歓喜の詩は書けない

逃げることも
隠れることもできない
本当が体現される ....
幸せになって
たいせつなお友だち

惜しみなくきれいなおいしい
飴をくちづけたい
そんなものまだ
わたしのなかに壊れきらず
のこっているならば

幸せとはなんだろうね
つらつらして ....
なにかが流れでて
わたしが生まれ
太古のひかり
夜のそこから
力を貰い
未来のひかり
わたしから流れでる

捧げられ 捧げる 全ては捧げもの
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きらくな旅- 星丘涙自由詩4*17-9-8
もどつていく- 石村自由詩16*17-9-8
おやすみ- 星丘涙自由詩4*17-9-7
今夜は少し明るい- フユナ自由詩13+*17-9-6
開く宇宙- ひだかた ...自由詩517-9-5
宇宙船の爆発を防げなかった- 間村長自由詩6*17-9-5
魂の風〇変容- ひだかた ...自由詩717-9-4
盲人- 星丘涙自由詩8*17-9-4
引っ掻いて生きる- 星丘涙自由詩4*17-9-4
削ぎ落とす- ひだかた ...自由詩3*17-9-4
俺の青春- 星丘涙自由詩3*17-9-3
旋律- みっちー自由詩217-9-3
ロックンロール(改訂)- ひだかた ...自由詩3*17-9-3
常套句- 星丘涙自由詩2*17-9-3
出帆- ひだかた ...自由詩417-9-2
晩夏の旅人- 星丘涙自由詩4*17-9-2
恋文のワルツ- みっちー自由詩117-9-1
スト- 間村長自由詩617-8-31
モールス信号- みっちー自由詩317-8-31
草色- 石村自由詩19*17-8-31
生まれる日- あおい満 ...自由詩317-8-30
- あおい満 ...自由詩117-8-30
盲目ナイフ- あおい満 ...自由詩117-8-30
ましろ。きっと、ずっと。- 水戸 う ...自由詩11*17-8-29
おかえりなさい- るるりら自由詩13*17-8-28
『私は私の神様になる』- 座一自由詩6*17-8-27
広場で手紙を- オイタル自由詩517-8-26
わたしの詩は、わたし- 星丘涙自由詩5*17-8-25
- 田中修子自由詩12*17-8-25
流出- ひだかた ...自由詩517-8-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351