キョウもなお いきてゆくのか
イジキタナクも いきてゆくのか
外では ゴオゴオと風がなり
それをあびることなく
ポツねんと 部屋のなかに おる

はかなくも 厭世などというものは
セイネ ....
{引用=
かくかくしかじかで
魚の骨が喉に刺さっているからどうにかならないかなって食卓を挟んで彼が言う。
かくかくしかじかで
多分どうにもならないんじゃないかなって私は箸を口に運びながら、そん ....
森町のかおるさんが新しい彗星をみつけました。2010・11・4のこと。

おとめ座あたり

ポカリ

Natureにほこりがかぶってから何年ぶりかしら

ポカリ

寝ながら流れ星が見えるように窓を ....
うつろな視界の外側で小鳥の囀る気配
ひとしきり肩の上を行ったり来たり
動こうとせぬ私の様子をいぶかしく感じたのか
右の頬を軽く啄み樹海の奥へと飛び去った

時の感覚を失う
それがこんなにも ....
受信
下書き
送信済み
ゴミ箱
送信
迷惑メール


今の若い世代と付合っていると
私との会話はだいたい
メールボックスのように
振り分けられる

例えば、息子
私の言った ....
日曜日は特別



君と一緒にいれるから

君のいれたコーヒーを飲めるから

君とアニメ映画のDVDを観れるから

君の買ってきてくれた花が綺麗だから

君の手作りランチを食べ ....
なまぬるい風に
ウエルニッケ野原はがらんどう
すずめを いちわ
ちからまかせに
にぎり もだえる
臨月まぢかの手(うで)をひろった

縄をまわし
大地に丸太をいくつもしいて
石油コン ....
幸せ


孤児院住まいの見習いウエイトレスは
真っ赤な口紅のついたコップを載せた
ステンレスの盆を厨房の隅にそっと置くと
裏口から同じくらいにそっと出た
ダイアモンドとマスカラのお客はま ....
叫びながらカラスの群れが飛んできた
初雪も消えて見えなくなった秋の空
会社に向かう朝の空気が緊迫する

運転しながら ちらりと眼を向ける
トンビが小さな鳥を追いかけている
死に物狂いに逃げ ....
未来
人造人間が リゼルグ酸ジエチルアミドを
舌下に吸収した時
解かれていなかった 魂の 謎の幾つかが
明らかになるだろう


部屋中の塵が惑星になって
光りながら ゆっくりと往来する ....
             101107


ほぅ
ほぅ ほっほっほぅー ほっ!
漏らさず隠さず支える覚悟の
中身が漏れた尖閣の映像
ほっほっほっとエンジンを吹かす時
頭上にたくさんの ....
崖の上を覆う
赤い紅葉の
庇の下に
渓谷の底
竜が滑る。

鱗状の水飛沫(みずしぶき)
突然竜頭が
川底からなお落ち込む

崖の上には
紅葉楓の緞帳が
視線の上を覆っている
 ....
  .
今度こそは醒めると思ったが醒めなかった
酔っているとは思わないがきみと居た時間
の記憶が残っているあいだは昔のように生きて
いられることが分かった空気がなくなる前のように――
  . ....
努力をした
歯を食いしばった
だから
生まれてこれた

努力をした
歯を食いしばった
だから
一等賞をとった

努力をした
歯を食いしばった
だから
試 ....
 父さんはニ層式洗濯機の中で
 ぐるぐる洗われている
 家族みんなに
 臭いって言われるから

 姉さんは乾燥機の中で
 父さんと同じように
 だけどひっそりと回っている
 好きな ....
 〇悲しい、天竺まで赴いて買い求めた冷蔵庫が以前使っていたものとまったく同じだったときみたいに悲しい。

 〇頭の上にある見えない天蓋が少しずつ落ちてきていることについて知らぬふりをつづけるの ....
畑のまん中に
猫が座っていた
「おまえなにやってんだ」と
声をかけたら
聞こえないふりをした

じっと見ていたら
しっぽがピンとなって
顔がまじめだった
「おまえなにやってんだ」と
 ....
重ねると傷になるからね
特に完熟

「桃太郎」は品種名
「トマト 妻せつ子」はブランド名

品種による
大玉、ミディ、ミニは、あるけれど
それだけではない、育て方で
品種の普通より小 ....
秋になったら家を出る
軍手とシャベルを持って遠く遠く
九月いっぱいは歩き続ける
十月は釣りなどして過ごす
十一月が木々を染め出したら
場所を決めて、あとは待つ
落葉を敷きつめてその上に座る ....
鋭角に奔る超高層の上空/オレンジに浮かぶ雲をジェット気流が切り裂いた。
このところ帰宅してもパノラマで立体画面を見るのが怖くなる
昨日も、定期健診と偽って診察に行ったB級高齢者が、百人近く飯 ....
手つなぎしはじた

たわけた空

ジャン・ポール・ベルモンドのくちびる

かじった林檎からおやゆび

ぬるり

かわいたかわ

勝手にしやがる
婦人服リサイクルの店「るうぷ」は
九年目で十年を待たずして
閉店せざる得ないことになった

彼女の夢の一つが消える

二台あった軽自動車も
彼女の車は手放すことになった

税務署から ....
君のことを
煙草1本分だけ考える
はずだったのに

君のことを
煙草3本分考えてた

煙草の煙は
君への

想いのように
柔らかく漂ったり

ため息のように
切なく漂ったり ....
細くても勁(つよ)い芯に
四枚の葉が大きく広がっている
四つ葉のクローバーの形は調和と安定の象徴
故か
かつて飛行機のすべてにプロペラがついていたころ
最終的に四枚羽が理想とされ
それ以外 ....
かつて、私の泣き声の
代わりに歌ってくれた小さな川
その横を闊歩する

今の私の泣き声は
私の子宮にうずまいているから
軽やかに
川縁を散歩することが
できる
水の流れる音
さらさ ....
2004/03/04(Thu) 19:50 投与物質無し

詩とアフォリズムとの架け橋 その過程であること

今回に於いては ただ実験自体であること 
その未完へ向けての 矢の飛行であること ....
陽が射してきた
ジメジメした心の片隅に

気色悪いカマドウマを
光の矢で刺し殺せ

奴は生きる気持ちを
食い荒らすから

陽の光
君の言葉
手の温もり

暗く湿った心の片隅
 ....
初挑戦レモンアイシング粉砂糖 小さなボールに粉雪積もる 親子で罵りあいの口げんかした後は脳みそがカラのまま膨張したみたいで
このまま大見得を切って飛び出してやりたいと思うのだけれど
空を見上げれば虚しくて
大地はちっともわたしの味方をしては ....
  .
きょうは自転車には乗っていない
耳をぴんと立てて伸し歩く尻尾が揺れる
学生ブレザーを着た猫と肩を並べていると
人間の格好をしているのが恥ずかしい
  .
猫だけのことはあって歩いて ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヒカリサス- 月音自由詩810-11-9
割愛- 佐藤真夏自由詩7*10-11-9
ポカリ- 阿ト理恵自由詩3*10-11-9
安らぐひと- 恋月 ぴ ...自由詩22+*10-11-8
メールボックス- ナカツカ ...自由詩11*10-11-8
日曜日- うずら豆自由詩2*10-11-8
がらんどう- 乾 加津 ...自由詩10*10-11-8
十一月の童話- salco自由詩16*10-11-7
ナギ- 砂木自由詩7*10-11-7
粉雪_/_****'03- 小野 一 ...自由詩5*10-11-7
頭上注意!- あおば自由詩5*10-11-7
竜化の滝ー塩原渓谷- ……とあ ...自由詩8*10-11-7
赤い惑星- Giton自由詩2*10-11-7
努力- yumekyo自由詩5+*10-11-7
ちぐはぐな家庭- 豊島ケイ ...自由詩28+*10-11-6
諧謔集- 豊島ケイ ...自由詩8+*10-11-6
風景- 蒼木りん自由詩210-11-5
トマトのはなし(改訂)- 鵜飼千代 ...自由詩15*10-11-4
冬支度- salco自由詩17*10-11-4
21世紀戦争_____‥CHILD編- アラガイ ...自由詩2*10-11-4
ぬるり- 阿ト理恵自由詩2*10-11-4
我家に米が無いこと- 板谷みき ...自由詩2*10-11-4
煙草1本分- ミサイル ...自由詩710-11-4
四つ葉のクローバー- yumekyo自由詩2*10-11-3
川縁にて- ナカツカ ...自由詩9*10-11-3
臨床詩作法_/_****'04- 小野 一 ...自由詩3*10-11-3
光あれ- うずら豆自由詩3*10-11-3
粉砂糖と茶漉し- 逢坂桜短歌2*10-11-3
因果- アラガイ ...自由詩7*10-11-2
練り歩く猫- Giton自由詩2*10-11-2

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