草のよこに
好きな
歌を並べる。

ロロロリル
ラル ──
今度誘われたら
断ろう、と思っていたらしい。
(あんまりじゃないか)
遠く崩れる雲を
見つめているよう ....
スライドする
月が笑う
夜の窓辺

憂鬱を孕んだ
胸が冷える鼻先

わたしはわたしの行方を
ポケットに押し込んだまま

吸い込まれる
終電の渦

たった1mgの錠剤で
繋ぎ ....
種類別名称 :お酒
商  品  名:水波一夏
原  材  料:米
内  容  量:500ml

格    言:酒は「粋」ではない。
注    意:お酒です。酔うらしいです。危険です。

 ....
私が犬だったら駆け抜けるでしょう

荒野でもなければ、廃れた街でもない

あなたの闇の中を・・・・


あなたは拒絶反応を起こし

その闇に投げ込まれた犬一匹をいかにして殺すか考える ....
新しいドライヤーだけれど
白くてやわらかい
両輪がふたつに割れる

夢に見たんだよ
耳の後ろの痛さを

口ばしる
側に
置いておいてくれる人の大切さで
判ろうとするのは
恥ずかし ....
分けもわからず

戦いの中で消える灯を眺めて

そこから沸き上がる

闘志の前に話し合いど意味をもたなかった

わからずやのペンギンは

空を自由に飛ぶなどといった

たわいの ....
雨が降り続く夜を
遮ってしまおうと
戸袋から雨戸を引き出しかけて
ふと 手を止める

視界の端で
何かが咲いていた

雨戸とガラス戸の隙間
わずか2cmの
薄っぺらな空間の足元 ....
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
夏祭りですくった金魚は
10年以上経った今でも元気で
水槽の中を気ままに揺らぎ
ときどき思い出したように
視線を合わせてくる

特に感情は見受けられない

小さな家の小さな水中で泳ぐお ....
じりじりとあがる気温に耐えかねて
とうとう藤はにげてしまった
山の中に
まだどうにか残っている
冷ややかな空気と
無口な水を引き連れて

 5月の山の青です
 より一層涼やかな青です
 ....
心地よい浮力を感じながら
どこまでも流され続けようと覚悟する
その心意気だけで日々を過ごし
世界を変えようとしている

隠れたセオリーを白日の元へ引きずり出す
幸せに繋がる/がらない/のか ....
電話のあなたの声がしゅるしゅるとしぼんでゆく
タイムリミットは15分

「ウルトラマンのカラータイマーみたいね」

3分の5倍あると思っても
沈んでいくあなたを掬いあげられないまま
電話 ....
ボーっとしてたらホフク前進で歩いてきたよ

絶望が

歩いていたら地雷のように出てきたよ

絶望が

ヤギのミルクの缶の底から出てきたよ

絶望が

僕はこうやっていつも

 ....
そらまめ そらまめ


ぎゅっと つまってる 大地のちから

ぎゅぎゅっと つまってる パパの汗

ぎゅうぎゅう つまってる ママの愛

ぎゅうっと  ....
その詩を書いて僕は死ぬ

浮遊して目的もなく
受け取り人指定もなく
切手も貼られていない

これといって特別ではなく
目新しいところもなく
自己弁護も含まない

一人で生きる感謝の ....
 第七の封印
  ――Седьмая печать ――


碧玉や赤めのうを思わせる背後の
かがやく虹の現れた天空に座した、在って在る者
或いは吾が父である、偉大なる神は
ぶっちゃ ....
投げかけてしまうのは
簡単なことだけど
それでおしまいじゃないって
みんな、知っている

自分の足で立つことが
どれだけ大切かなんて
色んな人が色んな言葉で
語ってきたこと

それ ....
私は

「アンドロイド」か「人」かという区別を

ぬめり気で感じとる
平穏な毎日の中で思い出す
都合のいいきみは
なんだかアニメのようにチカチカして
曲がり角で衝突するために 疾走してみるのだが
ぶつかるのは壁ばかり
たかがメインカメラをやられただけだと強がり ....
仮に我々は静止しているとして
それでも地球は回っているのだろうか

仮に地球が回っているとして
我々が静止しているのだとしたら
動いているのは夕食
カツオ本来の旨味をたっぷり含んだ味噌汁
 ....
 
今日もどこかで
生命が産まれている
 
今日もどこかで
希望が生まれている
 
今日もどこかで
笑顔が生まれている
 
今日もどこかで
新緑が生まれている
 
今日もどこ ....
広い草原からは

笛の音が響き

音をかぜにのせては

明日に流した

深海では一寸の光も入って来ずに

光という存在をまだ確認したことがない

余りにも酷すぎるものたちで溢れ ....
会社やめてぇーなー が染み付いたコピー機

あなたに会いたくて が染み付いた枕カバー

急げ が染み付いたサドル

知りたい が染み付いたマウスパッド

やりたいことがない が染み付い ....
ゴミを捨てたいけれどゴミを出せる日が決まっているなんて
ヒトの暮らしも楽ではないな
だから
ぽたぽた落としてしまうのね 溜め込めなくて

女の子には月に一度、血液まで捨てる義務があって
永 ....
生きてるあいだ
出来るだけわらって
思って 泣いて 知りたい


あとどれくらい?




どれくらい?

飛行機雲にぶらさがって
世界を全部見下ろしたら
じぶんの知らない ....
姉さんは言う

「自由があったら私は飛んでるもの
 自由があったら私はもっとかわいいもの」

兄さんは言う

「それじゃあ姉さん、足枷はどうなんだい
 縄や枷は心に自由を与えてくれるよ ....
駅東端の改札を抜け昔ながらの踏切を渡ると
南口商店街の低い軒先を飛び交うツバメ達に出逢った

桜は散ったばかりだと思ってたのに
あっという間に日傘手放せない季節となってしまったんだよね

 ....
踊りあかすは

月のミラーボールの下で

なんだかんだと言い訳や

愚痴が増えてきたけど

一晩踊りゃそんなの

場外ホームランだよ

だけど早くしないと朝日が登る

時間 ....
 著者は第16回詩と思想新人賞を受賞した橋爪さち子氏である。
すでに二冊の詩集を出されていて、もうベテランの域に入っていると言ってもいい詩人が新人賞を受賞したのは、
そこに新鮮な感動と発見があるか ....
寄せる波に向かって
心の潮「A/アー/(ラ)」の音を放つ


わたしと海はパラレル


返す波からは原始の抑揚
「G/ゲ-/(ソ)」の音がかえってくる

海は ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピクニック- 吉岡孝次自由詩309-5-17
『蒼の日』- あおい満 ...自由詩16*09-5-17
ひとなつの町の酒屋さんに行ったら、お酒の後ろの白いラベルにこ ...- ひとなつ自由詩3*09-5-17
貴方は拒絶反応を起こし、その闇に投げ込まれた犬一匹をいかにし ...- ひとなつ自由詩5*09-5-17
スティング- 梶谷あや ...自由詩1009-5-17
ペンギンは空を飛びたいようです- こめ自由詩509-5-17
2cmの宇宙- nonya自由詩15*09-5-16
不透明な世界- 緋月 衣 ...自由詩17*09-5-16
金魚- あ。自由詩16*09-5-16
初夏の逃げ道- 亜樹自由詩309-5-15
心地よい浮力を感じながら- kauz ...自由詩8*09-5-15
脳内麻薬- 渡 ひろ ...自由詩21*09-5-15
ごくありきたりな詩- ひとなつ自由詩1*09-5-15
そらまめ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...17*09-5-15
その詩を書いて僕は死ぬ- 瀬崎 虎 ...自由詩7*09-5-15
第七の封印- atsuchan69自由詩11*09-5-15
繰り返す、のは- あ。自由詩7*09-5-14
どうせストライクしか投げてこないバッティングセンターで、「選 ...- ひとなつ自由詩2*09-5-14
パーソナルカラー- 佐々木妖 ...自由詩5*09-5-14
セイウンスカイ- 佐々木妖 ...自由詩2*09-5-14
今日もどこかで- 次元☆★自由詩309-5-14
抜け殻を迎え撃つ- こめ自由詩609-5-14
海底杉並区2009- 猫道自由詩9*09-5-14
時間泥棒- 佐藤真夏自由詩309-5-13
はしる- はちはち ...自由詩4*09-5-12
自由は無いの?兄さん、姉さん- ひとなつ自由詩5*09-5-12
夢つばめ- 恋月 ぴ ...自由詩25*09-5-12
ダンスホール- こめ自由詩409-5-12
詩集『乾杯』橋爪さち子- 渡 ひろ ...散文(批評 ...6*09-5-11
渚のドレミ_アゲハの音_木星のカケラ- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...19*09-5-11

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