愛しているよとささやいて
私の心
を盗むあなた
断りも無しにと腹立たしさを覚えたとしても
ある意味期待していたのは確かことで
四十六時中、あなたのことだけを考えていた自分に気付く
....
それは突発的で
我に返っては後悔する
何時ものそれと同じように
私は私の髪を切った
鏡を合わせて見た後ろ髪は
それはそれはたいそう不細工で
「恥ずかしくて外 歩けないな」が満ち ....
好きすぎる
が頭から離れない。
うさんくさい極まりない。
一緒に住もうとか、
ずっと好きでいてもいいかとか
卑怯を嫌う貴方が一番卑怯です。
....
守るも愛も
エゴイズム。
勝手な推測、
蔓延る想像。
わたしは大人が嫌いなのだ。
むしろわたしは恐怖している。
毎日毎日おびえているよ。
エゴイズム。エゴ ....
テーラワーダ仏教の長老
アルボムッレ師の優しいことばを
アジアンカンフージェネレイションのアルバム。(崩壊)を聴きながら読む
生きるとは無常
怒りは人間の原罪
ブッダは救済者ではない
....
無限の時から逃れるために
大型店から 時計を買う
腕につけたら タイム・サービス
すべりこむ キャッシュ ワン・コイン
仮眠しかとれないんだよ
にっこり 煮込んだ 憎しみ
すすりあ ....
寒さが緩むと
凍りついていた月光が溶け出して
暗い穴の中にも
虫たちの道を通って
滴り
滴って
ヒグマは
浅い眠りの中で
霞がかった
春の野山を
夢に見る
....
さぁ 胸をはって
鼻のあなを
おもいっきり開いて
しんこきゅう しんこきゅう
スーハー スーハー
しんせんな空気を
胸のなかに吸いこんで
心のモヤモヤをはきだす
しんこきゅう ....
ピューと
赤いストローから
飛びだす
しゃぼん玉たち
ふわふわと
ただよいながら
ごっつんこして
はじけた
木の枝にぶつかって
はじけた
カラスにつつかれた
ピューと ....
おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ
おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ
池に放りこむなっ
....
何が彼女をそうさせたの
何が彼女を駆り立てたの
何が彼女を塗り替えたの
何が彼女を陥れたの
She was beautiful
たまらなく惜しい
She was beautiful
....
時間のオブジェなんぞ飾った
キザなダイニングテーブルで
おれたちの議論といえば
百万回も繰り返された
チェスの攻防だ
おまえの遺体の第一発見者となった
夢を見たことを黙っていたのは
....
勝者と敗者の間に
三角定規で線を引く
本物と偽物の間に
フリーハンドで線を引く
好きと嫌いの間に
眉間で線を引く
面白いと面白くないの間に
口角で線を引く
瞬きする ....
便利やで。このひと。
うれしいと泣く。
哀しいと笑う。
恋もできる。
歌も唄う。
故障は少ない。軽くて丈夫。
充電式やから停電に強い。
環境に順応。
ええ仕事する。みんな欲 ....
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心の触手を伸ばして
感性を解き放ち
触手を伸ばし給え
心を拡げよう
静かに静かに拡げよう
両手を拡げて感じよ ....
好奇心
意味不明
好きだよ
愛してる
ねぇねぇ
しにたい
ぐーるぐーる
回るまわる思考回路ショートしちゃう?
ほらでもね、自分でもわ ....
「水際」
水際、を考える。
ボーダーラインを越したり、引いたり。
波打ち際の刹那。
それは躊躇するもどかしさにも似て。
繰り返し訪れる人生の選択にもなぞらえる。
....
眠りの舟は行き先を天に託す
私は知らぬ間に
川のほとりに
抜け殻を置いて
サラサラと流れる小川を
一人 小舟を漕ぎ始めた
春風に押されて
もの欲しげに
小舟を見下ろす
タンポ ....
さしすせそ
が
歯に沁みる朝
凍ったままの思考を
ポケットに突っ込んで
背中を丸めて歩き出す
たちつてと
が
舌で弾けない昼
すっからかんの頭に
ラーメンをすすり込 ....
やあ
何も愛してないぜ
俺は今 何も愛していない 何も
鎖にぶら下がった流しの栓みたいに 底なしの穴の上で 所在無げ
黒いゴムの顎先から 滴が垂れる ゆっくりと
涙型に結ばれた水滴が ス ....
熱帯雨林の奥深くで
一本の樹が音もなく倒れる
遠い北の冬の海で
雨は海面を音もなく叩きつづける
彼が深夜 唐突に眼を開けるのは
そのどちらかの音を聴いた時だ
その瞬間 眼は闇の漆黒しか ....
小さな世界の中で
自己満足という
落とし穴に嵌り込んでいた
仄暗い穴の中では
自分の声しか聴こえてこないから
これが世界のすべてだと
信じてきっていた
たぶん
わたしは小さな蛙 ....
まばゆい太陽が目を劈く
私は私でいられなくなる
頭がおかしくなったのか
消えそうなくるしさは
消えそうで消えないまま
すばらしきやさしさは
たちまち真っ黒になる ....
砂浜に埋めてきたものは
なんでしょう
恋を謳った 小さな貝殻
光なくして落ちた 星の骸
流れ着いた 白い骨
異国の文字が書かれた さびぬれた空き缶
最後に埋められるものは
なんで ....
凍えた掌あたためる
あなたのてぶくろに
なりたいのです
ミトンもよいけど五本指
指先ひとつひとつを
包むよう
ほどけた心を毛糸にし
もいちど編めば
よみがえる
凍えた掌あ ....
大洋のなかにぽつんと孤島がある
永い間孤立していた島は海鳥に自分の気持ちを託して遠くの島に遣わした
海鳥は赤い実を啄んで帰って来た
ただそれだけでメッセージは伝わらない
島は自分を掘ることを思 ....
宇宙に音は無いという
完全な円は無いという
止まない雨は無いという
晴れない闇は無いという
今まで聞いてきた薀蓄や格言を
暇に任せて思い返していたら
不意に、頭が緑の劇物になり
猛烈 ....
広場の真ん中にあるトルソー
それが自由
孤独なんて問題外
ぜったいてきな孤立だもの
関係性の中でしか意味を捕獲できないなんて
ねえ詩人は神に近いんだぜ
....
こころのなかに
海が浮かぶ
深く蒼い紺碧の海
ひとつの闇から
光を見出だそうとするとき
かならず海が浮 ....
自分が世界でもっとも惨めな
女のひとりに思われる
日
理由はって?
捨てた子に捨てられて
犠牲を払って拾った男は
h,,,,,でs,,,,,,でD,,,,,でf,,,,,
こいつ ....
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