林檎の甘酸っぱい匂い
鼻腔いっぱい広がる広がる 
一日中肉引き裂かれる激痛と闘い
夜に進んで解放され
冷水求め冷蔵庫開ければ
懐かしい匂い 君の匂い

君はいつも
なぜか仄かに林檎の匂 ....
ミルフィーユ仕立て高層マンション
晴れとも曇りともつかない冬ぞらに
めりこんだ白い実体は陽炎にゆれて
二十年前には無く二百年後にも無い


     むすう むすうのカゾクが
      ....
溶けたチーズと胡椒に浸る

トマトに生ハム和えたなら

ニンニクとアサリのハーモニー

ミートローフを溶かしてパスタにかける

イカ墨に深く沈む夜の空

美味いといった一言に舞い上 ....
晴れた日に
(  )を捨てる それは
たったひとりだけで行う儀式のように
もう一度愛してから、という未練は
明るい光が消してくれる

洗いたての
(  )を捨てる それが
慣れ親しんだ ....
コンニャクが
契れる指を
つなぎとめ
煮込んだ汁に
涙をながす

九十九里
イワシを摺りて
母笑う
今年の健康
つみれの団子

真夜中の
おでん屋台を
眺めては
牛筋をさ ....
泣かせて

泣かせて

今夜はどうにもならないのだから
そっとして欲しい

恋じゃないのよ
なんでもない
駄目なあたしが此処にいるだけで

明日はきっと晴れるから

だから透 ....
忙しい奴らには
立ち食い蕎麦がよく似合う
時計をにらみ勝負する時間
彼らは旺盛な生命力を携え
今日に与えられた仕事を消化する

疲れ果て
帰った先の言葉は
ただのお疲れさま…

妻 ....
明日は五時からの出勤で
起きた朝は寒いだろう

私は何時も上の空で
コンビニおにぎりや
おでんのコンニャクと牛筋をみつめるばかり

でも やはり

時々松家の朝定食が食べたくなって
 ....
木枯らしが吹くビルの下で
私は一人佇む。
北風が、
繊維の隙間をすり抜けて、
肌に差し込む。
私は皮膚という皮膚の
口を大きく開けて、
舌に降り注ぐ血のぬくもりを抱きしめる。

あ ....
夕去りて
静かに静かな
時を過ごすいま
妻と語らう
幸を味わう

夜も更けて
紫煙をくゆらす
ひと時に
過去を眺めて
明日を語らう

それぞれの
生きざま想い
歌ながめ
 ....
忙しいほど自分の価値をみつけられる

うつ病の原因は暇な管理職

拒食症なぜかおでんのコンニャク食べる

九重に守られ眠りつく

明日はまた生きているだろう

今夜もきっと夢をみる ....
人は生まれて死んでゆく
あたりまえといえば
なるほど あたりまえ

太陽が昇れば起きて
陽が沈めば眠りにつく
ただ、そこに記憶があるだけで

生死もあまり変わらないのだろうと思う

 ....
千丈の真白い蓬髪を髭を靡かせ
岩塔に立つ
眼差しは虚空を刺し
何かをさがす
碧い瞳は一点を捕らえ
杖を突き
衣を翼に変え
邪悪な濁りを追求する

捕らえた濁りを
雷とともに緑の珠に ....
ひとの心は果てしなく彷徨う
距離や時間を超えてゆく

痕跡にすぎないものに捉われ
憶測の触手をあすに伸ばしておののく

ときどき何かを削ぎ落しながら
変わってしまうことをおそれながらも
 ....
どてらカボチャが降って来る
滝のように降って来る
頭をぶるんぶるん振り回しても
私の脳は考えない感じない

どてらカボチャはオンオン鳴く
夜陰を軋ませ鳴き続ける
私は感じ考える
無人大 ....
風呂の換気扇のスイッチを付けて今日の日記を書く

ラーメン屋に行きカウンターでラーメンを食べる僕の横に
若い女性が二人座りました 混んでいたのです

本当に本当に久しぶりに女性の近くに寄った ....
そのあたたかい頬に触れると、
私のなかで握りしめた、
生まれたてのあたたかなものが、
少しずつ剥がれていくの。
その剥がれたもののなかにいるものは、
胎児のような私で、
私ははじめて触れる ....
横顔とは
君の横顔が見える、という事は
なんと切ないものなのだろう
その視線が此方に向く事はない
僕は君の横顔を見ているだけで
それ以上、何も出来ない


膚の下の肺の中を
 ....
小さな袋に大きな希望

「育ってくれてありがとう」と心の中でつぶやきながら

姪っ子にお年玉を手渡した
重たいドアを押して外に出ると
階段を数段上ったところで
思わず立ち止まる

百貨店の屋上は
すっかり様変わりしていた

複雑な段差を組み合わせた
明るい色調のウッドデッキ
オリー ....
空と海の混沌に
突き刺さる黒い陸の先端
に白い少女が立っている

淡い彩りが現れ
生まれた風が海を押す
押されて海は岬に駆けのぼり
少女に白い言葉を飛沫く

潮鳴りにひそむ遠い記憶の ....
幾億粒の{ルビ眼=まなこ}が煌めく
夜の底

磁気に繋がり
流れを描き
脆く途切れ
こぼれる様を
見ているようで
見ていない
視線の針が交差する
決して出会うことはなく
跳ね返る ....
(ダレカダレカ解放シテクレ、
コノアツクルシイホドノ抱擁カラ)

私は時々、
私を抱きしめている、
この腕を暑苦しく思う。
私を抱きしめている私の腕を。
この腕には沢山の鍵が掛けられてい ....
温かく肩を抱くモツ煮込み

コンニャクに香る柚の味噌

カワハギの肝和えフグに勝りぬ

キツネうどん大阪に帰りたい

天六の怪しき商店街

千日前のどぶ泥の怪しい珈琲
中掃除いや小掃除しかできず今年こそはと日の出に誓う アラフォーになっても纏い続けてる体育祭のクラスTシャツ モモンガを好きだと言った君の部屋ムササビらしきヌイグルミあり ぼくは妻と子を捨て
近くの森の広場へ行った
山積みの廃棄物の一点に
赤く点滅するボタンスイッチが誘う

押してしまえばこの世が終わる
震えた指が誘われ
想い出が身体を駆け巡る

どう ....
花 開く
冬の君の白い肌
紅に染まった頬愛し

愛は束の間 燃え上がり
二度目はないと 雪の降る
           160106

どういうわけか唯一神のイスラム教の
シーア派とスンニ派は仲が悪いことがある
圧倒的少数派のシーア派は何処の誰にでも
仕合わせをもたらすような普遍性を追求 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10500)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最愛の人- たけし自由詩716-1-9
ウェヌス遠景- ただのみ ...自由詩18*16-1-9
パスタ- チーズオ ...俳句216-1-9
弔い日和- そらの珊 ...自由詩1616-1-9
おでん- チーズオ ...短歌116-1-9
ゴールデン街にて- チーズオ ...自由詩316-1-9
冗談じゃねえ!- チーズオ ...自由詩216-1-9
朝めし- チーズオ ...自由詩3*16-1-9
崖の上- あおい満 ...自由詩716-1-9
夜空- レタス短歌316-1-8
徒然- レタス俳句116-1-8
そして…- レタス自由詩7*16-1-8
李仙- レタス自由詩3*16-1-8
越境- 梅昆布茶自由詩2216-1-8
ノォノォ脳ガクシャ- たけし自由詩4*16-1-8
風呂の前の日記- 陽向∮自由詩5*16-1-8
- あおい満 ...自由詩416-1-7
横顔- 凍月自由詩8*16-1-7
小さな袋の中にある- しょだま ...自由詩316-1-7
煙突と月見うどん- nonya自由詩21*16-1-7
暁光- イナエ自由詩19*16-1-7
流星雨- Lucy自由詩23*16-1-6
小指- あおい満 ...自由詩616-1-6
大阪- レタス俳句216-1-6
中掃除いや小掃除しかできず今年こそはと日の出に誓う- 北大路京 ...短歌416-1-6
アラフォーになっても纏い続けてる体育祭のクラスTシャツ- 北大路京 ...短歌316-1-6
モモンガを好きだと言った君の部屋ムササビらしきヌイグルミあり- 北大路京 ...短歌616-1-6
輪廻の中で- レタス自由詩216-1-6
恋愛雪- たけし自由詩6*16-1-6
はじまりのはじまり- あおば自由詩5*16-1-6

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