何でも出来るって事は何も持ってないって事なんだよ。
苦笑というか、呆れたように笑った流音の顔が脳裏にちらつく。


「あー・・新しいの買わなきゃな」

残り一本になったピアニッシモを口 ....
誰かに
傷つけられた
心の傷は
簡単に
癒えるものではない

同じような
状況に
あっている人を
傷つけたりしたらいけない

やさしくなろうよ
みんなで
ひとりの
辛さを
 ....
 町の誰もがそれを知ったとき、多分、それは、男の女への未練だろうと噂した。
 女とその娘がどこに行ったのか、町の誰も知らず、男に聞かれても皆ただ首を振るだけだった。
 男は、女が灯台のある島の赤い ....
インドでの最後の日
褐色の海に
トビウオが跳ねる。
海底油田の採掘船の間をすりぬけて。

少女たちが物乞いをしている。
海を背にして。
彼女たちは自営業者なのか、と私は考える。
それと ....
不安はカーテン越しに忍び寄り
心の弱さを暴露するからきらい
道々でこれからの進み行きを
一緒に考えてくれる人がほしい

答えははじめから決まっている
心は望む方向へしか向かわない
それで ....
君が汚れてなかったらいい
どうか 綺麗なままでいてくれたらいい

汚い、綺麗の境界線は分からないけど

君が透明のまま
穢れてなかったらいい
それだけを、願うよ
横長の陽射し
オレンジ
リビングに
果実むく手と濃淡つくる



蜜みたい
トランペットの音のびる
指ですくって
夕焼け、とろろ


朱をぼかし
うすもも塗って
金散らし ....
ちっぽけなもろいグラスにプライドがはいりきらない、ひびが入った

ちょっとした風もいちいち染み込んでフラペチーノに泣かされる夜

もうやめた もう憧れることやめた 君の隣のティニー・ガール
 ....
影踏み遊びには君の認証


この遊び歴史的人物巻き込んで


やはり一人遊びの死のサーカス


煎じつめればブログあり


権威のお墨付き 惰性脂肪症候群


特別扱いさ ....

十月も末になるとパソコンが
鼻をすするような音を立てながら起動するようになる
動作もどことなく鈍くて
悲しいつらい気持ち悪い
という類の言葉は迅速に変換されるのに
楽しい嬉しい気持ちい ....
日射しをドレープさせて窓辺にひだまりをつくる

緑いろがにじんでゆく

地球儀をくるくる回転させる

天井にプロペラ飛行機を思い描いてみる




青い本とウクレレを鞄につめて
 ....
その日、僕は仕事を置き去りにして
青山墓地に向かった。
そして、
その日、僕の何かが壊れた。

さよなら神様
神様は本当に死んでしまったのだ。

五歳の僕は
毎月現れる本屋から
月 ....
 
精神は肉体を蝕む

精神は理性を奪い去る

精神は狂気に成り変わる

精神は命までもを喰らう



絶対的な終わり



手を伸ばす事は弱さでは無い
 ....
「そっか。そうだね。見つかっちゃったんだ」
 サッカーの練習から帰ってきたHiromiは、Sayoの話を聞くとそれだけ口にしPenneの頭をなでていた。
 Sayoは大きな旅行用のバッグを持ってく ....
そこには白い夜が横たわっていた。



美しい肢体の上には黒い枯れ木が今にも折れそうに、

風に揺られていた。




私はその枝をポキリと折って、

彼女の口元 ....
叔父さんと凧揚げしたのもこの川 
台風一過の増水を父と見たのもこの川
あいつと夕陽を見たのもこの川
家出して夜を明かしたのもこの川
好きだった子の手作りを初めて食べたのもこの川

利根川の ....
深い木々の合間を縫う
足元は落ち葉
日は放射状に
するすると駆け抜ければ
布は余韻を保ち
風が戯れる

鳥が鳴いている
羽ばたく音が響き
風が落ち葉を舞いあげて
見上げれば
目眩 ....
残り少ない飴を手に取り

それを口の中に運んだ

昔々の魔法が使えた頃の日々は

それはそれは楽しそうだな

軽快なケルト音楽に合わせて

何処までも蒼い草原を杖片手に歩いた

 ....
いちばん近くて遠い存在として
見境のない誘惑をちゃんと咀嚼する
娯楽にカテゴライズされた挨拶たちと
唆すような評価に付きまとわれて
充実がもたらす疲労、あるいはその逆

座るべき椅子はいつ ....
僕には
人生の目的が分からない
人生をどう生きていいのか 分からない。
もう人生は冬の時期に入ろうとしている。

でも僕は 虹の彼方に
きっと幸せがアルト信じている。

IZことイズラ ....
だまされるな
偽ったものに
惑わされるな
偽った言葉に

聞きなれた
言葉でも
それは
確かか
どうかもわからない
正しいか
どうかも
わからない

目に見えるものに
映 ....
この体は無駄な理屈や知識を嫌い

同じ平行線上で交わされる しらじらしい言葉を奪い去る

愛すべきは 偶然とは無縁の世界

凝り固まり 身動きの取れなくなった頭に

理屈で ....
暗闇に蹲っている。


寒い、寒い此の場所で、

独り寂しく膝を抱えている。



目の前には、一筋の光。


温かい風が、その光から流れてくる。




 ....
「ひどい臭い、あなた、部屋で何やってんの。魚の缶詰でも作っているんじゃないでしょうね。ここは、食品工場じゃないんだからね」
 そこまで言って、Sayoが口を開き、そこから出される答えを待っている。そ ....
世界の王を殺す旅に出よう。
彼の玉座は誰も知らぬ。
蝿の大隊を導いて
馬鹿の王を殺す旅に出るのだ。
旅の支度を整えよう。
 全ての者に別れは済ませたか。
 捨てて行く物は決まったか。
  ....
一瞬の中に永遠があった
女の顔に夕闇があった

わたし
たちは
あえぎ、つぐむ。

怒りの中に悲しみ
嘘の中に真

光の中に闇があった
灰の中に黄金があった
王の中に奴隷がいた ....
優しかった

しずかで
少し はにかんだ声

あたしは なにを話したか
覚えていない

それほど
どきどきしてた

数分の出来事
でも あたしには永遠

帰ってしまう
あ ....
 空見上げ 意味無き色に ほだされるまま
  迷うと知りつつ 思慮を手放す

 飼い鳥に つつかれた手に 悔いながら
  やり直せても 繰り返すはず

 春の陽と 紛いはすれど 秋の風
 ....
蝶と呼ぶにはあまりにも大きな黒い羽を蝙蝠と見間違い
「哺乳類なら子をうめるのでしょうね。」
そう信じたいわたしは心臓から大腸までを綺麗に束ね、
唇で結わえて感覚的スイッチを押した。

 ....
「晴」


青空の尻尾が眉間を撫でると

開いた眉がくすぐったそうに泳いだ

昨日の薄皮が少しずつ剥がれて

今日の陽光にりるりるとはためいた




「耕」


 ....
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